正月(三日正月)

国・地域: 日本
正月三が日の最終日にあたる伝統行事。家族で集まり、雑煮や御節料理を楽しみながら新年の無事を祝います。
正月は日本の伝統的な年始行事で、1月1日から3日にかけて様々な祝い方があります。 三日正月はその最終日にあたり、日常生活への復帰を前に家族や親戚が集います。 雑煮や御節料理を囲み、年神に感謝し健康と幸運を祈願します。 地方によっては書き初めや初湯、初詣などの行事も行われます。 江戸時代から続く風習で、現代でも多くの家庭で受け継がれています。
正月 日本

箱根駅伝復路

国・地域: 日本
復路は箱根・芦ノ湖から東京・大手町までの区間。6区から10区を襷でつなぎ、総合優勝を目指します。
箱根駅伝は毎年1月2日・3日に行われる大学対抗駅伝競走です。 復路は1月3日に箱根・芦ノ湖をスタートし、東京・大手町の読売新聞社前をゴールとします。 全10区間、約107.5kmを襷で繋ぎ、日本有数の長距離駅伝として人気を集めます。 6区から10区までの復路区間ではシード権争いなど白熱した展開が繰り広げられます。 テレビ中継や沿道の応援も盛んで、正月の風物詩とされています。
箱根駅伝 日本

NHKニューイヤーオペラコンサート

国・地域: 日本
NHKホールで開催される新年恒例のオペラコンサート。国内外の歌手とオーケストラが華麗な舞台を繰り広げます。
NHKニューイヤーオペラコンサートは毎年1月3日にNHKホールで開催される音楽イベントです。 大型オーケストラと世界的なオペラ歌手が出演し、オペラアリアや重唱を披露します。 新年の幕開けを祝う華やかなプログラム構成が特徴で、家族連れにも人気です。 ライブ中継や再放送がNHKで行われ、国内外から注目を集めます。 緻密な舞台演出と一流の音楽が新春の贅沢なひとときを演出します。
NHKニューイヤーオペラコンサート 日本

ライスボウル(1984年- )

国・地域: 日本

アメリカンフットボールの日本一決定戦。

Xリーグ王者と学生王者が激突する日本一決定戦。年始に行われるアメフトの頂上決戦です。
ライスボウルは1984年に始まった日本のアメリカンフットボール年間チャンピオン決定戦です。 Xリーグ王者と学生王者(甲子園ボウル勝者)が対戦し、日本一を決定します。 毎年1月3日に東京ドームなど大型会場で開催され、多くの観客を集めます。 全国放送中継や各地のファンイベントなど、年始のスポーツイベントとして定着しています。 試合前後にはマーチングバンド演奏やチアリーディングのパフォーマンスも行われます。
ライスボウル 1984年 日本 アメリカンフットボール

ひとみの日

国・地域: 日本

眼鏡・コンタクトレンズの業界が制定。「ひ(1)とみ(3)」の語呂合せ。

眼鏡・コンタクトレンズ業界が制定した記念日。目の健康と視力保護を呼びかけます。
「ひとみの日」は1月3日の語呂合わせ(ひ=1、とみ=3)から眼鏡・コンタクトレンズ業界が制定しました。 目の健康維持や定期的な視力検査の重要性を訴える啓発活動を行います。 各地の眼鏡店や医療機関で視力測定イベントや目の相談会が開催されます。 障害のある人への支援や視覚障害に関する啓発運動も展開されます。 SNSやキャンペーンを通じて目に優しい生活習慣を広める取り組みが行われています。
ひとみ 日本

駆け落ちの日

国・地域: 日本

1938年(昭和13年)1月3日、女優岡田嘉子と、演出家杉本良吉が、当時日本の領土であった樺太の国境を越えてソ連へ亡命。亡命後、2人は国境侵犯の容疑で取り調べを受け、杉本は拷問の結果、陸軍参謀本部から破壊活動のため派遣されたスパイという虚偽の自白を強制され、処刑された。

1938年に女優岡田嘉子と演出家杉本良吉が亡命を試みた歴史的事件を記念する日です。
1938年1月3日、女優岡田嘉子と演出家杉本良吉は当時日本領であった樺太へ駆け落ちしました。 2人はソ連へ亡命を試みるが、国境侵犯の容疑で取り調べを受けます。 杉本は拷問の末、軍部からスパイ容疑を強制され、処刑される悲劇的な結末となりました。 岡田はその後帰国せず、生涯をソ連で過ごしたと伝えられています。 事件は当時の政治状況や芸術家の葛藤を象徴する歴史的事象として知られています。
日本 1938年 岡田嘉子 杉本良吉 樺太 ソ連

元始祭

国・地域: 日本

宮中祭祀のひとつ。明治維新後に定められた皇室祭祀の一つで、1月3日に天皇が宮中三殿(賢所、皇霊殿、神殿)において親祭し、皇位の始源を祝う。起源は1870年(明治3)1月3日、神祇官八神殿に八神、天神地祇、歴代皇霊を鎮祭したのに始まる。

宮中三殿で行われる皇室の新年祭祀。皇位の始源を祝う公式儀式です。
元始祭は明治3年(1870年)1月3日に神祇官八神殿で始まり、皇室の新年祭祀として定着しました。 天皇が賢所、皇霊殿、神殿の宮中三殿において親祭し、皇位の始源を祝賀します。 皇室行事として非公開で執り行われるため、一般参拝はできません。 国家神道の儀礼の一環として、近代以降の宮中祭祀体系に組み込まれています。 祭典では玉串奉奠や祝詞奏上などの伝統的な神事が行われます。
元始祭 日本 宮中祭祀 明治維新 皇室祭祀 宮中三殿 神祇官 八神殿

『吉兆さんと番内』

国・地域: 日本

毎年この日に島根県出雲市で行われる行事。吉兆は、歳徳神の大のぼりを立て、シャギリ太鼓を叩きながら町内各所で大社神謡をうたう。番内は、鬼の面をつけた年男が青竹を叩きながら町内を練り歩き厄を払う。

島根県出雲市で行われる伝統行事。歳徳神を迎え、鬼の面をかけた年男が厄を払います。
吉兆さんと番内は出雲大社周辺の町内で1月3日に開催される民俗行事です。 吉兆さんは歳徳神の大のぼりを立て、シャギリ太鼓と神謡で町を練り歩きます。 番内は鬼の面をつけた年男が青竹を打ちながら厄除けを行います。 大社神謡や田楽踊りなどの伝統芸能も披露され、五穀豊穣や無病息災を祈願します。 多くの見物客が沿道から声援を送り、地元の新年の風物詩となっています。
日本 島根県 出雲市

砥鹿神社『田遊祭』

国・地域: 日本

田遊びは、田楽と並ぶ稲作儀礼に絡む民俗芸能で、三河地方は有数の伝承地のひとつ。愛知県豊川市の砥鹿神社では「田遊祭(たあそびさい)」と呼ばれている。毎年この日の午後、里宮拝殿前で、代官、田主、田人、巫女に扮した氏子ら計13名が、春の田打行事から始まる一連の所作を演じ、五穀豊穣を祈願する。

愛知県豊川市砥鹿神社で行われる伝統的な田遊びの稲作儀礼。五穀豊穣を祈願します。
砥鹿神社の田遊祭は三河地方有数の稲作儀礼に基づく民俗芸能です。 毎年1月3日の午後、氏子13名が代官や田主、巫女などに扮して所作を演じます。 田打ちや代かきなど春の農作業の一連を模擬的に再現し、神前で奉納します。 五穀豊穣と地域の安寧を祈念し、地域住民や観光客も見学に訪れます。 田楽や雅楽の調べが響く中、伝統の技と舞が継承されています。
砥鹿神社 日本 愛知県 豊川市

財賀寺『お田植祭』

国・地域: 日本

愛知県豊川市の財賀寺で行われる神事。稲作の過程を模擬的に演じて豊作を祈る。農夫が白牛を使って田起こし、田打ち、代かきをし、祭の司が太鼓の上に種籾をまいて、願文を読み上げる。続いて、農夫が苗取り、田植をし、祭の司が白牛を酒の泉で清めて終わる。

財賀寺で行われる神事。白牛を用いた田起こしから田植えまで模擬的に行い、豊作を祈願します。
お田植祭は豊川市財賀寺で毎年1月3日に開催される稲作神事です。 農夫役が白牛を用いて田起こし、田打ち、代かきを行い、春の作業を再現します。 祭司が種籾をまき、願文を奏上して豊作祈願を執り行います。 続いて苗取りと田植えが行われ、最後に白牛を酒の泉で清める儀式で締めくくられます。 地域の伝統文化として受け継がれ、参拝者も参加できる年始行事です。
財賀寺 日本 愛知県 豊川市

鳳来寺田楽

国・地域: 日本

愛知県新城市の鳳来寺で毎年この日に豊作を祈願して行われる民俗芸能。鳳来寺の開祖・利修仙人の命で、山中に棲んでいた鬼の首をはねて守護神としてまつり、寺の僧が供養のため村人とともに踊ったのが田楽の始まりと伝わっている。農民生活と修験や、薬師如来の信仰が結びついて室町時代に現在のような形態になったと伝わっている。

室町時代から伝わる、愛知県新城市鳳来寺の田楽祭。利修仙人が鬼の首を守護神として祀った伝承を起源とし、五穀豊穣を祈る民俗芸能です。
愛知県新城市の鳳来寺で毎年1月3日に行われる伝統的な田楽。 開祖・利修仙人が鬼の首をはね、守護神として祀った故事に由来します。 農民生活と修験道、薬師如来信仰が結びつき、室町時代に現在の形となりました。 僧侶と村人が踊りを奉納し、収穫や家内安全を祈願します。 装束や楽器演奏など、当時の様式を色濃く残す貴重な民俗芸能です。
日本 愛知県 新城市 鳳来寺 薬師如来 室町時代

熱池八幡社『てんてこ祭』

国・地域: 日本

愛知県西尾市の熱池八幡社で、毎年この日に五穀豊穣を祈念し行なわれるお祭。全身赤装束の6人の厄男が神社に向けて行列し、うち3人は大根で作った男性のシンボルを下げ、「てんてこ、てんてこ」と太鼓のお囃子にあわせ腰を振りながら町内を練り歩く。祭りの行列が神社境内へ到着すると、厄男が竹箒で藁灰を撒き散らす。この灰をかぶると厄除けになるといわれている。

愛知県西尾市の熱池八幡社で毎年1月3日に行われる五穀豊穣祈願の祭り。全身赤装束の厄男が大根製のシンボルを携え、太鼓囃子に合わせて町内を練り歩きます。
愛知県西尾市の熱池八幡社で1月3日に開催される伝統行事。 五穀豊穣を祈願し、全身赤装束の6人の厄男が行列を組みます。 3人は大根で作った男性器のシンボルを下げ、「てんてこ」の掛け声と太鼓に合わせて腰を振ります。 厄男が神社境内に到着すると、竹箒で藁灰を撒き散らし、厄除けの習わしを行います。 藁灰を浴びると厄が払われると信じられており、地域住民の熱気に包まれます。
日本 愛知県 西尾市