1654年

ピエトロ・アントニオ・フィオッコ

(1654 - 1714)

作曲家

作曲家
バロック期に活躍したイタリアの作曲家。主に教会音楽や器楽曲を残した。
1654年にイタリアで生まれ、バロック様式を代表する作曲家の一人として知られる。 主に教会音楽や室内楽作品を中心に作曲し、格式高い音楽を多数残した。 ヨーロッパ各地の宮廷や教会で音楽監督を務めたと伝えられる。 繊細な旋律と厳かな和声を特徴とし、後進の作曲家にも影響を与えた。 1714年に没し、60年の生涯を閉じた。
1654年 ピエトロ・アントニオ・フィオッコ 作曲家 1714年
1809年

フェリックス・メンデルスゾーン

(1809 - 1847)

作曲家

作曲家
ドイツの作曲家・指揮者。ロマン派音楽を代表する天才児。
1809年にハンブルクで生まれる。 幼少期から作曲と演奏の才能を示し、『真夏の夜の夢』序曲で世に知られる。 交響曲、室内楽、宗教曲など多彩なジャンルで作品を残した。 演奏会を主催し、指揮者としても活躍、当時の音楽界に影響を与えた。 1847年に38歳で早世したが、その才能は後世に受け継がれている。
1809年 フェリックス・メンデルスゾーン 1847年
1889年

カール・テオドア・ドライヤー

(1889 - 1968)

映画監督

映画監督
デンマークの映画監督。サイレント映画からサウンド映画へ移行する時代に活躍し、精神性の高い作風で知られる。
1889年、コペンハーゲン近郊に生まれたドライヤーは、1912年に短編映画で監督デビューしました。1928年の『裁かるゝジャンヌ』ではジョアン・オブ・アークの情熱を描き、国際的評価を確立します。その後も『激情』『ヴァンパイア』などで形式美と宗教的テーマを追求。第二次世界大戦後は『言葉』『オルデム』など、音声と言葉の可能性に挑戦しました。1968年にコペンハーゲンで逝去し、映画史に燦然と輝く巨匠として知られています。
1889年 カール・テオドア・ドライヤー 映画監督 1968年
1894年

ノーマン・ロックウェル

(1894 - 1978)

画家

画家
アメリカの画家・イラストレーター。『サタデー・イブニング・ポスト』の表紙絵で庶民の生活を温かく描いた。
1894年、ニューヨーク州に生まれたロックウェルは、新聞社の挿絵画家としてキャリアをスタートしました。1916年から約50年間にわたり『サタデー・イブニング・ポスト』の表紙画を手掛け、アメリカの日常や家族愛、ユーモアを温かみあるタッチで表現します。第二次大戦中は兵士の士気を高めるポスターを制作し、国民的画家として支持を得ました。代表作に『自由の鳥』『四つの自由』などがあり、1978年に亡くなるまで多くの人々に親しまれました。
1894年 ノーマン・ロックウェル 画家
1898年

アルヴァ・アールト

(1898 - 1976)

建築家、デザイナー

建築家 デザイナー
フィンランドの建築家・デザイナー。自然素材と有機的フォルムを融合させた近代建築の巨匠。
1898年にフィンランド東部で生まれたアールトは、ヘルシンキ工科大学で建築を学びました。木材や自然光を巧みに取り入れ、優雅で人間中心の建築を提案。ヴィープリ図書館やマイヤランタ邸など代表作を通じて、国際的にモダニズム建築の潮流を牽引しました。家具や照明器具のデザインにも才能を発揮し、総合的な空間構成を追求。1976年の死後も、「人間のための建築」を体現した先駆者として高く評価されています。
1898年 アルヴァ・アールト 建築家 デザイナー 1976年
1904年

ルイージ・ダッラピッコラ

(1904 - 1975)

作曲家

作曲家
イタリアの作曲家。十二音技法を取り入れた重厚な近代音楽を創出した。
1904年にトスカーナ地方に生まれたダッラピッコラは、ミラノやベルリンで音楽を学びます。1930年代以降、ウェーベルンらの十二音技法を吸収しつつ、イタリアらしい叙情性を融合。代表作『夜想曲』『哀悼の歌』などで声楽と管弦楽の新しい可能性を切り拓きました。戦後はローマ音楽院で教鞭を執り、多くの門下生を育成。1975年に逝去し、現代イタリア音楽の発展に大きな足跡を残しました。
ルイージ・ダッラピッコラ 1975年
1909年

宮島義勇

(1909 - 1998)

撮影監督

撮影監督
戦後の日本映画の映像美を支えた撮影監督。光と影のコントラストを巧みに操り、独自の映像表現を追求した。
1909年生まれ。撮影監督として東宝や大映などで活躍。 数多くの作品で光の演出に優れた技術を発揮し、映画のビジュアル面に大きな影響を与えた。 独自のライティングと構図で知られ、後進の映像作家にも影響を残す。 1998年に逝去。日本映画の黄金期を支えた映像作家。
1909年 宮島義勇 撮影監督 1998年
1911年

ジャン・アラン

(1911 - 1940)

オルガニスト、作曲家

オルガニスト 作曲家
フランスのオルガニスト・作曲家。若くして夭折したが、独創的なオルガン作品で高く評価される。
1911年、パリに生まれる。 パリ音楽院でオルガンと作曲を学び、ドビュッシーの影響を受けた独自の作風を確立。 代表作には『リタニ』や『ル・ジャルダン・シュスペンデュ』などがある。 第二次世界大戦に従軍し、ノルマンディー上陸作戦で戦死して1940年に28歳で逝去。 短い生涯ながら、その創造性は後世のオルガン音楽に大きな足跡を残す。
1911年 ジャン・アラン オルガニスト 1940年
1924年

石本美由紀

(1924 - 2009)

作詞家

作詞家
日本の作詞家。多くのヒット曲の歌詞を手がけ、日本のポップスや演歌の世界を彩った。
1924年生まれ。1950年代より作詞家として活動を開始。 映画主題歌や演歌、ポップスなど幅広いジャンルで詞を提供。 歌詞には日常の情景や人間模様が繊細に描かれ、多くの歌手に愛される。 2009年に逝去。日本の音楽シーンに文字通り“言葉の色彩”を添えた存在。
石本美由紀 作詞家 2009年
1928年

鴨居玲

(1928 - 1985)

洋画家

洋画家
日本の洋画家。独特の色彩と社会的モチーフを融合した作品で知られる。
1928年生まれ。早くから絵画に才能を示し、戦後の洋画壇で注目を集めた。人物をモチーフにした大作や肖像画を多く手がけ、その冷徹な視線は社会批評と深く結びつく。フランスをはじめヨーロッパ各地での留学経験があり、国際的な視野を作品に反映した。作品に漂う不安感や孤独感は独自の美学として高く評価されている。1985年に急逝し、没後も国内外で展覧会が開催され続けている。
1928年 鴨居玲 洋画家 1985年
1931年

雨宮敬子

(1931 - 2019)

彫刻家

彫刻家
日本の彫刻家。抽象的な造形と素材感を追求した作品で知られる。
1931年に生まれ、国内外の美術大学で彫刻技法を学んだ。金属や石、木材など多様な素材を用い、独自の抽象造形を展開した。彫刻展やパブリックアートへの参加を通じて、現代彫刻の可能性を広げた。制作においては素材の特性を最大限に生かすことを重視し、繊細さと力強さを両立させた。2019年に逝去し、後進の彫刻家にも多大な影響を与えた。
雨宮敬子 彫刻家 2019年
1935年

ジョニー・"ギター"・ワトソン

(1935 - 1996)

ブルースギタリスト

ブルースギタリスト
アメリカのブルース・ギタリスト。エレクトリックブルースの先駆者として高く評価される。
ジョニー・"ギター"・ワトソンは1935年にテキサス州ヒューストンで生まれた。 ブルースを基盤にしながらファンキーなリズムやジャズの要素を取り入れた独自のギタープレイが特徴。 1952年のデビュー以降、数多くのヒット曲を発表し、後進のギタリストに大きな影響を与えた。 ステージパフォーマンスでも華麗な身のこなしを見せ、そのニックネームに恥じない存在感を放った。 1996年にカリフォルニア州で急逝するまで、常に革新的な音楽活動を続けた。
1935年 ジョニー・"ギター"・ワトソン ブルース ギタリスト 1996年