02月03日の誕生日 - 科学者・研究者

寛文9年1月3日

荷田春満

(1669 - 1736)

国学者

江戸時代中期の国学者。日本古典の注釈や和歌研究で知られる。

1669年、現在の滋賀県で生まれる。若くして国学を学び、古今和歌集や万葉集の研究を深めた。著書『和玉抄』『万葉代匠記』などで日本古典文学の注釈に大きな業績を残した。当時主流だった儒学・漢学に対し、日本固有の文化を重視する国学を提唱した。 1736年に没し、多くの門人を育てた。

1669年寛文 1月3日荷田春満国学者 1736年

1790年

ギデオン・マンテル

(1790 - 1852)

医師、古生物学者

医師古生物学者

イギリスの医師で古生物学者。イグアノドン研究の先駆者。

1790年にイングランドで生まれる。医師として診療に携わる傍ら、化石収集と研究に没頭した。 1820年代にイグアノドンの化石を発見・報告し、名称を提唱した。古生物学の基礎を築く業績を残し、恐竜研究の先駆者とされる。 1852年に没し、その業績は後続の研究に大きな影響を与えた。

1790年ギデオン・マンテル医師古生物学者 1852年

1859年

ヒューゴー・ユンカース

(1859 - 1935)

ユンカース社創設者

ドイツの技術者で航空機メーカー「ユンカース社」を創設し、金属製旅客機や航空技術の発展に貢献した。

ヒューゴー・ユンカースは1859年にドイツ北西部で生まれ、機械工学を学んだ技術者である。第一次世界大戦時には世界初の全金属製飛行機「J1」を開発し、航空機設計に革新をもたらした。戦後はユンカース社を通じて民間航空機や軍用機の製造を拡大し、航空産業を牽引した。しかしナチス政権下で経営権を奪われ、晩年はその影響から退いた。 1935年にベルリンで没し、近代航空工学の先駆者として評価されている。

1859年ヒューゴー・ユンカースユンカース 1935年

1893年

ガストン・ジュリア

(1893 - 1978)

数学者

フランスの数学者。複素力学系の解析で先駆的な業績を上げ、ジュリア集合の名で知られる。

1893年、モンペリエに生まれたジュリアは、パリ大学で数学を学びました。1918年に発表した論文で複素平面上の反復関数を解析し、後にジュリア集合と呼ばれる美しいフラクタルを導入します。第一次世界大戦では重傷を負い療養生活を送りながら研究を続け、その後も関数論や微分方程式の分野で業績を重ねました。1978年にパリで逝去し、現代数学の視覚的研究に道を拓いた先駆者として評価されています。

1893年ガストン・ジュリア数学者 1978年

1904年

目加田誠

(1904 - 1994)

中国文学者

日本の中国文学研究者。翻訳・評論を通じて中国近現代文学の普及に尽力した。

1904年に東京に生まれた目加田誠は、東京大学文学部で中国文学を専攻しました。戦後は京都大学で教鞭を執り、多数の翻訳書や研究論文を発表。魯迅や老舎ら近現代作家の紹介に尽力し、日本における中国文学研究の基礎を築きます。文学史や比較文化の視点から現地資料を精査し、一般向け講演や著作も多く手掛けました。1994年に逝去するまで、多彩な業績で後進の指導にも貢献しました。

1904年目加田誠中国文学者 1994年

1908年

永井隆

(1908 - 1951)

医学者、随筆家

医学者随筆家

長崎医科大学の医師で、原爆被爆後の体験を『長崎の鐘』にまとめた随筆家。

1908年、兵庫県に生まれる。京都帝国大学医学部を卒業後、長崎医科大学で助教授を務める。 1945年の原爆被爆で放射線障害を負いながらも、被爆者の治療と孤児の救護に尽力。その体験を基に執筆した随筆『長崎の鐘』は国内外で高い評価を受ける。生涯を通じて平和と人間愛を訴え続け、1951年に43歳で逝去。原爆の悲惨さと人間の強さを伝える象徴的な存在。

1908年永井隆医学者随筆家 1951年

1921年

ラルフ・アルファー

(1921 - 2007)

物理学者

アメリカの理論物理学者。ビッグバン理論における核合成や宇宙背景放射の予測で先駆的貢献を果たした。

1921年、ニューヨークに生まれる。ジョージ・ガモフの指導の下で博士号を取得し、アルファ・ベータ・ガンマ論文でビッグバン核合成理論を提唱。宇宙背景放射の存在を予測し、後の観測に大きく貢献。カリフォルニア大学やその他の研究機関で教鞭をとり、数々の研究業績を残す。 2007年に86歳で逝去。宇宙論の理解を飛躍的に進展させた偉大な科学者。

1921年ラルフ・アルファー物理学者 2007年

1924年

エドワード・P・トムスン

(1924 - 1993)

歴史家、社会主義思想家

歴史家社会主義思想家

イギリスの歴史家・社会主義思想家。『イングランド労働者階級の形成』で社会史の新たな地平を切り開く。

1924年、イングランドに生まれる。第二次世界大戦中はロイヤル・ネイビーに従軍し、戦後ケンブリッジ大学で歴史を専攻。社会階層や労働者の視点を重視した社会史研究を推進し、『イングランド労働者階級の形成』を著す。核兵器廃絶運動や平和活動にも積極的に参加。 1993年に69歳で逝去。歴史研究と社会運動の両面で影響力を持った思想家。

1924年エドワード・P・トムスン歴史家社会主義思想家 1993年

1927年

井口洋夫

(1927 - 2014)

化学者

日本の化学者。化学反応のメカニズム解明や新材料開発に取り組んだ。

1927年に生まれ、化学反応のメカニズム解明と新材料開発の研究に従事した。大学や研究所で長年にわたり研究と教育を行い、多くの研究者を指導した。国内外の学会で研究成果を発表し、化学分野の発展に貢献した。実験技術の改善や教育方法の確立にも取り組み、教育者としても高い評価を得た。2014年に逝去し、その業績は現在も研究コミュニティで参照されている。

1927年井口洋夫化学者 2014年

1933年

濱田隆士

(1933 - 2011)

古生物学者

日本の古生物学者。恐竜や古生物の研究で国際的に活躍した。

1933年に生まれ、古生物学の基礎研究に従事した。恐竜や古代哺乳類の化石を分析し、進化史の解明に貢献した。大学教授として教育・研究に携わり、多くの学生を指導した。フィールドワークにも積極的に参加し、国内外で数多くの発掘プロジェクトを主導した。2011年に逝去し、業績は学術誌や学会で高く評価され続けている。

1933年濱田隆士古生物学者 2011年

1946年

三宅幸夫

(1946 - 2017)

音楽学者

日本の音楽学者。西洋音楽史の研究で知られ、大学で長年教鞭を執った。

三宅幸夫は1946年2月3日生まれ。東京芸術大学大学院で音楽学を専攻し、特にバロック音楽の解釈と演奏実践に関する研究で高い評価を得た。学術論文や著書を通じて日本における西洋音楽史研究の発展に寄与した。教育者として多数の研究者や演奏家を育成し、後進の指導に尽力。2017年に逝去し、その業績は現在も音楽学界で参照されている。

1946年三宅幸夫 2017年

1956年

福江純

天文学者

1956年福江純天文学者