02月05日の誕生日 - 作家・文学者

天正7年1月10日

鈴木正三

(1579 - 1655)

禅僧、仮名草子作家

禅僧仮名草子作家

江戸時代初期の禅僧で、仮名草子を著した作家。

鈴木正三（1579年1月10日〈天正7年1月10日〉 - 1655年）は、江戸時代初期の禅僧。出家前は武士として徳川氏に仕えたが、のちに曹洞宗の僧となり布教を行った。仮名草子を通じて仏教の教えを平易に説き、多くの門弟を育成した。質素と清貧を重視し、その生活と思想は後世に受け継がれた。信仰と芸術を結びつけた著述活動で知られる。

1579年天正 1月10日鈴木正三仮名草子 1655年

1626年

セヴィニエ夫人

(1626 - 1696)

著作家

17世紀フランスの貴族女性で、手紙文学を確立した作家。

セヴィニエ夫人（1626年 - 1696年）は、フランス・ブルボン朝期の貴族女性。マルキーズ・ド・セヴィニエの名で知られ、娘への手紙を通じて当時の宮廷生活や文化を描写した。約4000通に及ぶ手紙は優れた文学作品と評価され、後世に大きな影響を与えた。その筆致は機知に富み、男女の交遊や社交界の内幕が生き生きと伝わる。手紙文学というジャンルを確立し、後世の作家にも影響を及ぼした。

1626年セヴィニエ夫人著作家 1696年

1836年

ニコライ・ドブロリューボフ

(1836 - 1861)

文芸評論家、社会批判家

文芸評論家社会批判家

ロシアの文芸評論家・社会批判家。

ロシアで生まれ、若くして文芸評論の才を発揮。ドストエフスキーやゴーゴリを論じ、現実主義文学を擁護。政治社会の不正を鋭く批判し、若き知識人に大きな影響を与えた。 27歳の若さで夭折したが、批評的文章は後世まで評価される。

ニコライ・ドブロリューボフ 1861年

1848年

ジョリス＝カルル・ユイスマンス

(1848 - 1907)

小説家

19世紀末のフランスを代表する小説家。退廃美と宗教的探求をテーマにした作品で知られる。

1848年パリ近郊生まれ。自然主義から退廃派へと作風を変遷させた。代表作『ある廃墟』(1884年)で象徴主義的美学を提示。晩年はカトリックに回心し、『聖テレーズ』(1898年)など宗教的色彩の強い作品を発表。森鴎外ら日本の知識人にも影響を与えた。

1848年ジョリス＝カルル・ユイスマンス小説家 1907年

1898年

尾崎士郎

(1898 - 1964)

小説家

日本の小説家。庶民の生活を描いたリアリズム作品で知られ、代表作に「人生劇場」がある。

1898年に鹿児島県で生まれた尾崎士郎は、大阪で育ち、文筆活動を始めた。 1925年に発表した長編小説「人生劇場」は、戦前の東京を舞台にした人間ドラマを描きベストセラーとなった。そのほか「東京生活者」や「気分」などの作品でも、庶民の喜怒哀楽をリアルに表現した。独特の文体と社会観察眼で多くの読者を魅了し、文壇で高い評価を受けた。戦後も執筆活動を続け、評論や随筆も手がけた。 1964年に没するまで、近代日本文学に大きな足跡を残した。

1898年尾崎士郎小説家 1964年

1903年

前川佐美雄

(1903 - 1990)

歌人

1903年前川佐美雄歌人 1990年

1907年

葛原妙子

(1907 - 1985)

歌人

葛原妙子は短歌を詠み、多くの秀歌を残した日本の歌人です。

葛原妙子（1907年-1985年）は日本の女性歌人。短歌を中心に詩作活動を行い、繊細な感性で日常の美を詠みました。歌集の刊行や歌会への参加などを通じて、歌壇に存在感を示しました。後進の歌人の指導にも携わり、短歌の普及と発展に貢献。 1985年に没するまで、精力的に作品を発表し続けました。

1907年葛原妙子 1985年

1911年

中村光夫

(1911 - 1988)

文芸評論家

中村光夫は戦後文学を中心に評論活動を行った文芸評論家です。

中村光夫（1911年-1988年）は日本の文芸評論家。戦後の文学作品を精緻に分析し、評論を多数発表。小説や詩、演劇など多岐にわたるジャンルを対象に執筆。大学で教鞭をとり、後進の文学者育成にも貢献。 1988年に没するまで、文芸評論の第一人者として活動しました。

中村光夫文芸評論家 1988年

1914年

ウィリアム・S・バロウズ

(1914 - 1997)

作家

アメリカの小説家。ビート・ジェネレーションを代表する革新的な作風で知られる。

1914年にミズーリ州セントルイスで生まれ、コロンビア大学を卒業後に渡航。1959年の小説『裸のランチ』で国際的に注目を浴び、自由奔放な文体と薬物体験を赤裸々に描写した。代表作には『ジャンク』『ソフト・マシーン』などがある。アレン・ギンズバーグやジャック・ケルアックと共にビート・ジェネレーションの中核を担い、後世の文学やカルチャーに大きな影響を与えた。ヨーロッパへ拠点を移して創作を続け、1997年に亡くなった。

1914年ウィリアム・S・バロウズ作家 1997年

1920年

小野寺公二

(1920 - 1998)

小説家

日本の小説家。

1920年小野寺公二小説家 1998年

1924年

ゼルマ・メーアバウム＝アイジンガー

(1924 - 1942)

詩人

ユダヤ系のドイツ語詩人。

1924年にチェルニウツ（現在のウクライナ）で生まれ、思春期に詩作に秀でる。ナチス・ドイツの占領下で詩集の出版はかなわなかったが、57編の詩を残した。1942年にトランスニストリアの収容所で夭折し、戦後にその詩集が発見され高く評価された。

1924年ゼルマ・メーアバウム＝アイジンガー 1942年

1927年

結城昌治

(1927 - 1996)

小説家

結城昌治は日本の小説家。戦後の文壇に登場し、ミステリー作品を多く手掛けた。巧みなトリックと緻密なプロットで読者を魅了した。

1927年に生まれる。 1950年代に小説家としてデビュー。主に推理小説を中心に執筆。短編・長編問わず多数の作品を発表。緻密な構成と意外な結末が特徴。 1996年に亡くなった。

1927年結城昌治 1996年