02月07日の誕生日 - 科学者・研究者

1801年

ウィレム・デ・ハーン

(1801 - 1855)

動物学者

オランダの動物学者で無脊椎動物の分類学に貢献した。甲殻類や昆虫の新種記載で知られる。ライデン大学で教鞭を執った。

1801年にオランダで生まれる。コレラや結核の影響を受けながらも動物標本を精力的に研究。特に甲殻類、昆虫、クモ類の分類に多くの新種を記載。『無脊椎動物図鑑』など多数の論文を発表。東インド会社の標本を取り扱い、アジアの生物多様性をヨーロッパに紹介。 1855年に没し、自然史学の発展に寄与した。

1801年ウィレム・デ・ハーン動物学者 1855年

1837年

ジェームズ・マレー

(1837 - 1915)

言語学者

スコットランド出身の言語学者で、オックスフォード英語辞典の初代編集者。長年にわたり辞書編纂に情熱を注いだ。言葉の歴史的研究に先駆的な貢献をした。

1837年にエジンバラで生まれる。ケンブリッジ大学で古英語を研究。 1879年からオックスフォード英語辞典 (OED) の初代編集主任を務める。数千人の協力者とともに語彙集めや執筆に従事。辞書完成には長年を要し、1915年に没する直前まで編集を続行。近代英語研究と辞書学の発展に多大な影響を与えた。

1837年ジェームズ・マレー言語学者 1915年

1870年

アルフレッド・アドラー

(1870 - 1937)

心理学者

オーストリアの医師・心理学者で、個人心理学の創始者。劣等感の概念を提唱し、自己啓発にも影響を与えた。

アルフレッド・アドラーは1870年にオーストリアで生まれた心理学者・精神科医。フロイトの教えを出発点としながら独自の個人心理学（Individual Psychology）を確立した。彼は劣等感（inferiority complex）の概念を提唱し、人間の行動や社会的関係の理解に大きく貢献した。ウィーンで診療所を開設し、患者の社会的貢献や共同体感覚を重視した治療を行った。その後、米国をはじめ世界各地で講演・指導を行い、教育・ビジネス分野にも広く影響を与えた。 1937年に没し、現在も心理学や自己啓発の分野で高い評価を受けている。

1870年アルフレッド・アドラー心理学者 1937年

明治3年12月18日

志賀潔

(1871 - 1957)

細菌学者

日本の細菌学者。痢菌（志賀菌）を発見し、赤痢の原因解明に貢献した。

志賀潔は1871年に現在の福井県で生まれた細菌学者。東京帝国大学（現東京大学）で学び、ドイツ留学中に細菌学を専攻した。 1897年、赤痢菌（Shigella dysenteriae）を単離・発見し、その後「志賀菌」と呼称された。日本に帰国後は東京帝大医科大学教授として教育・研究に尽力し、衛生学や公衆衛生の発展にも寄与した。晩年には日本学士院会員に選出され、1957年に86歳で逝去した。

1871年明治 12月18日志賀潔細菌学者 1957年

1877年

ゴッドフレイ・ハロルド・ハーディ

(1877 - 1947)

数学者

イギリスの数学者で、純粋数学の発展に貢献。特に解析論や数論の分野で著名。

ゴッドフレイ・ハロルド・ハーディ（1877-1947）はイギリスの数学者。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに所属し、生涯を通じて純粋数学を研究した。解析論、数論、組合せ論など幅広い分野で業績を挙げ、標準的教科書『純粋数学の基礎』を共著で執筆した。また、インドの天才数学者シュリニヴァーサ・ラマヌジャンの才能を発掘し、研究を援助したことでも知られる。彼の数学的美学と厳密さに対する情熱は後世の研究者に大きな影響を与えた。 1947年に亡くなった後も、彼の著作や業績は数学界で高く評価され続けている。

1877年ゴッドフレイ・ハロルド・ハーディ数学者 1947年

1884年

鳩山秀夫

(1884 - 1946)

法学者

日本の法学者。

1884年鳩山秀夫法学者 1946年

1889年

ハリー・ナイキスト

(1889 - 1976)

物理学者

アメリカの物理学者・電子工学者で、情報理論におけるナイキスト定理を提唱。

ハリー・ナイキスト（1889-1976）はアメリカの物理学者・電子工学者。ベル研究所での研究で、信号処理や通信工学の基礎を築いた。彼は標本化定理（ナイキスト定理）を提唱し、デジタル通信や音声符号化技術の発展に大きく貢献した。また、熱雑音（ナイキスト雑音）の研究でも知られ、電子回路におけるノイズの理論的基礎を提供した。彼の業績は情報理論の発展に不可欠であり、現代のデジタル技術の礎となっている。 1976年に没した後も、その理論は世界中の研究者に参照され続けている。

1889年ハリー・ナイキスト物理学者 1976年

1905年

ウルフ・スファンテ・フォン・オイラー

(1905 - 1983)

生理学者

スウェーデンの生理学者・薬理学者。ノーベル生理学・医学賞を受賞し、神経伝達物質の研究で業績を残した。

ウルフ・スファンテ・フォン・オイラーはスウェーデンの生理学者・薬理学者で、1970年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。神経伝達物質ノルアドレナリンの同定に成功し、神経生理学の発展に大きく貢献しました。ストックホルム大学で長年にわたり研究と教育を行い、後進の育成にも努めました。彼の研究は精神・神経疾患の理解や治療薬開発へ応用されました。

1905年ウルフ・スファンテ・フォン・オイラー生理学者 1983年

1905年

波多野完治

(1905 - 2001)

心理学者

波多野完治心理学者 2001年

1906年

オリェーク・アントーノフ

(1906 - 1984)

航空機設計者

ウクライナ出身の航空機設計者。アントノフ設計局を創設し、多数の輸送機を設計した。

オリェーク・アントーノフ（Oleg Antonov）はソ連・ウクライナ出身の航空機設計者です。 1946年にアントノフ設計局（Antonov）を設立し、An-2やAn-22、An-124などの輸送機を開発しました。彼の設計は頑丈で高性能な輸送機として世界中で使用され、戦略・民間両面で大きな影響を与えました。冷戦期におけるソ連の航空輸送力強化に貢献し、数々の記録を樹立しました。

オリェーク・アントーノフ航空機 1984年

1914年

朝吹三吉

(1914 - 2001)

フランス文学者、翻訳家、慶應義塾大学名誉教授

フランス文学者翻訳家慶應義塾大学名誉教授

フランス文学の研究者・翻訳家。慶應義塾大学名誉教授として多くの学生を育成した。

1914年2月7日に生まれ、東京帝国大学仏文学科を卒業。在学中からフランス文学に傾倒し、留学経験を持つ。帰国後、慶應義塾大学に着任し教授として後進を育成。プルーストやモーパッサンなどの翻訳で高い評価を得る。フランス文化の普及と学術研究に尽力し多数の著書を執筆。 2001年に逝去。

1914年朝吹三吉 2001年

1931年

ピエール・シャンボン

生物学者

フランスの生物学者。核内受容体研究の第一人者として知られる。

ピエール・シャンボンは1931年フランス生まれの分子生物学者。核内受容体スーパーファミリーを発見し、転写制御のメカニズム解明に大きく貢献した。パリ第5大学やストラスブール大学で教鞭を執り、多くの研究機関で指導的立場を務めた。数々の国際会議で講演し、世界中の研究者に影響を与え続けている。

1931年ピエール・シャンボン生物学者