02月08日の命日 - 政治家・指導者

元慶5年1月6日

慧子内親王

皇族

平安時代中期の皇族で、天皇家の血統を引く内親王。宗教儀礼や宮廷文化に深く関わりました。

元慶5年1月6日（現行暦881年2月8日）に薨去。天皇の近親者として宮廷内で教育や文化活動を担う立場にあった。仏教に帰依し、出家して寺院で仏道修行を行ったと伝えられる。宮中では詩歌や舞楽の催しにも参加し、宮廷文化の振興に寄与した。晩年は皇女としての格式を保ちながら、静かに宗教生活を送った。詳細な生涯は史料が限られるものの、平安京の宮廷史に名を残す一人。

881年元慶 1月6日慧子内親王皇族

1204年

アレクシオス4世アンゲロス

(1182 - 1204)

東ローマ皇帝

第118代東ローマ皇帝（在位1203–1204）。帝位奪取を試みたが、短命に終わった悲劇的な君主。

1182年に生まれ、アンゲロス家の皇族として育つ。第四回十字軍の支援を受け、兄の帝位を奪って共同皇帝として即位した。西欧諸侯への軍事補助を約束し、財政負担が膨大化。市民や元老院との対立が激化し、権力基盤は脆弱だった。 1204年初頭のクーデターで廃位され、まもなく暗殺された。短い在位ながら東ローマ帝国と十字軍の関係に大きな影響を与えた。

1204年アレクシオス4世アンゲロス東ローマ皇帝 1182年

1265年

フレグ

(1218 - 1265)

イルハン朝創始者

モンゴル帝国の将軍で、イルハン朝を創始した人物。中東遠征を主導し、広大な勢力を築きました。

1218年頃に生まれ、チンギス・ハーンの孫として育つ。 1255年にフレグ率いる軍が中東遠征を開始し、アッバース朝を制圧。 1258年のバグダード陥落を指揮し、イスラム世界に衝撃を与えた。アルメニア王国やホラーサーン地方も支配下に置き、イルハン朝を樹立。イルハン朝はモンゴル帝国の分領政権として中東で繁栄を遂げた。彼の遠征はシルクロードの安全確保と東西交易の活性化にも寄与した。

1265年フレグイルハン朝 1218年

1296年

プシェミスウ2世

(1257 - 1296)

ポーランド王

ポーランド王（在位1295–1296）。領土統合を目指した中世ポーランドの君主。

1257年にポーランド貴族の家系に生まれる。 1295年にポーランド王に即位し、国内の分裂領土統一を試みた。グランツキェのカトリック教会との関係を重視し、外交を展開。短い在位期間ながら、統一に向けた政治的基盤を築いた。 1296年、暗殺事件に巻き込まれ若くして非業の死を遂げた。没後も国家統一の先駆者として評価される。

1296年プシェミスウ2世ポーランド王 1257年

1676年

アレクセイ

(1629 - 1676)

モスクワ大公

ロマノフ朝のモスクワ大公（在位1645–1676）。中央集権化と文化発展を進めた君主。

1629年にミハイル・ロマノフの次男として生まれる。 1645年に大公に即位し、専制的な国家体制を確立した。中央行政機構を強化し、教会との協力関係を深化させた。神政政治を推進し、ロシア正教の影響力を拡大した。外国文化を取り入れ、バロック様式の建築や出版事業を奨励。 1676年に没し、ロマノフ朝の基礎を築いた偉大な支配者として知られる。

1676年アレクセイモスクワ大公 1629年

1696年

イヴァン5世

(1666 - 1696)

モスクワ大公

ロシアの共同統治者として知られるモスクワ大公。弟ペトル1世と共に摂政の下で統治しました。

1666年にアレクセイ大公とフェオドロヤ王女の次男として誕生。父の死後、弟ペトル1世と共に両儀制の共同統治者となる。実権は甥の摂政ソフィアに握られ、政治的影響力は限定的だった。盲目と伝えられ、健康上の制約が統治に影響したともいわれる。 1696年に没し、ペトル大帝による専制政治が本格化するきっかけとなった。歴史では影の薄い君主ながら、ロシア政治史の重要な転換期を象徴する存在。

1696年イヴァン5世 1666年

1725年

ピョートル1世

(1671 - 1725)

ロシア帝国のツァーリ

近代ロシア帝国を築いた大帝、ピョートル1世。西欧化政策を推進し、帝国の基盤を固めました。

1671年にモスクワでロマノフ朝の皇子として生まれる。 1682年に共同ツァーリとなり、1696年には単独統治を開始。西欧視察を経て、海軍創設やビュート計画など多岐にわたる改革を実施。大規模な軍事改革や行政機構の中央集権化を推進した。 1703年にサンクトペテルブルクを建設し、首都移転を完遂。 1725年に没し、その統治はロシアを欧州列強に押し上げた。

1725年ピョートル1世ロシア帝国ツァーリ 1671年

文化10年1月8日

鷹司輔平

(1739 - 1813)

江戸時代中期の公卿

江戸時代中期の公卿。朝廷の儀式や政務に従事した貴族。

1739年に公卿の家系に生まれる。秀才として知られ、早くから朝廷に仕える。参議などの要職を歴任し、朝廷儀式や政務を担当した。 1813年(文化10年)1月8日に75歳で死去した。長年にわたり公家社会を支え、朝廷運営に貢献した。

1813年文化 1月8日鷹司輔平江戸時代公卿 1739年

1912年

松平勝成

(1832 - 1912)

第13・15代伊予松山藩主

江戸時代末期の大名、伊予松山藩主。改革に努めた藩主として知られる。

1832年に松平家の分家に生まれる。第13代伊予松山藩主として藩政改革を推進し、財政再建や教育振興に尽力した。幕末期には国防強化や西洋技術導入にも関心を示した。明治維新後は東京に移住し、新政府に協力した。 1912年に80歳で死去し、近代化を見守った最後の大名とされる。

1912年松平勝成伊予松山藩主 1832年

1921年

ピョートル・クロポトキン

(1842 - 1921)

革命家

ロシア出身の無政府主義思想家・革命家。

ピョートル・クロポトキン（1842年生まれ）は、ロシア帝国の貴族出身でありながら無政府主義（アナキズム）を提唱した思想家・革命家です。彼は『相互扶助論』などの著作で協力を基礎とする社会のあり方を論じ、マルクス主義を批判しました。ヨーロッパ各地で講演や執筆活動を行い、革命運動に影響を与えました。地理学者としても学術的業績を残し、多方面で活躍しました。1921年2月8日に逝去しました。

1921年ピョートル・クロポトキン 1842年

1922年

樺山資紀

(1837 - 1922)

薩摩藩士、政治家

薩摩藩士政治家

薩摩藩士から明治政府の政治家に転身した人物。

樺山資紀（1837年生まれ）は、薩摩藩の藩士として幕末期に活動し、明治維新後は政府高官として要職を歴任した政治家です。近代日本の行政制度の整備や中央集権体制の構築に関与しました。地方行政や財政改革にも取り組み、国家統治の基盤づくりに貢献しました。藩閥政治の一翼を担い、明治期の政策立案に大きな影響を与えました。1922年2月8日に逝去しました。

樺山資紀薩摩藩士政治家 1837年

1929年

マリア・クリスティナ

(1858 - 1929)

スペイン王アルフォンソ12世の妃

スペイン王アルフォンソ12世の妃であり摂政を務めた女性。

マリア・クリスティナ（1858年生まれ）は、スペイン王アルフォンソ12世の妃として王室を支え、夫没後は息子アルフォンソ13世の摂政として統治を担った人物です。摂政在任中、政治や外交に関与し、王政の安定化に尽力しました。教育や福祉の振興にも関心を示し、宮廷文化の発展にも寄与しました。1885年から1902年まで摂政として長期間にわたり実権を掌握し、スペイン近代史に重要な役割を果たしました。1929年2月8日に亡くなりました。

1929年マリア・クリスティナスペイン王アルフォンソ12世 1858年