02月17日の命日 - 芸術家・音楽家

1732年

ルイ・マルシャン

(1669 - 1732)

作曲家

ルイ14世時代のフランスで活躍したバロック期の作曲家・オルガニスト。

ルイ・マルシャン（1669年生–1732年2月17日没）は、フランスのバロック期作曲家・オルガニストです。王立礼拝堂のオルガニストとして宮廷音楽を担当し、多くのオルガン作品や小品を作曲しました。華麗な装飾音と対位法を駆使した作風で知られ、当時の貴族社会に愛されました。音楽理論や演奏技法にも造詣が深く、後進の指導にも尽力しました。

1732年ルイ・マルシャン作曲家 1669年

1875年

内田九一

(1844 - 1875)

写真家

幕末・明治期の写真家。西洋写真技術を取り入れ、日本の写真術普及に貢献した。

内田九一（1844年生–1875年2月17日没）は、幕末から明治期の日本の写真家です。長崎で写真術を学び、江戸や横浜で写真館を開いて肖像写真を撮影しました。政府の公式記録や文人墨客の肖像などを手がけ、日本写真の黎明期を支えました。短い生涯で培った技術と芸術性は、後進の写真家に大きな影響を与えました。

1875年内田九一写真家 1844年

1939年

ヴィリー・ヘス

(1859 - 1939)

ヴァイオリニスト

スイス出身の名ヴァイオリニストで、教育者としても多くの音楽家を育てた。

1859年にスイスのバーゼル近郊で生まれたヴィリー・ヘスは、幼少期からヴァイオリンを学びました。ベルリン音楽院で研鑽を積み、ヨーロッパ各地でソリストとして公演。ヴァイオリン教育にも力を注ぎ、多くの後進を育成しました。録音技術の黎明期に数々のレコーディングを残し、その音色は今なお評価されています。 1939年に没しました。

1939年ヴィリー・ヘスヴァイオリニスト 1859年

1962年

ブルーノ・ワルター

(1876 - 1962)

指揮者

マーラーに師事し、ヨーロッパとアメリカで活躍した20世紀を代表する指揮者。

1876年にドイツ・ベルリンで生まれたブルーノ・ワルターは、グスタフ・マーラーに師事した後、指揮者として頭角を現しました。ヨーロッパ各地のオーケストラを率い、マーラーやベートーヴェンの名演奏で高い評価を獲得。ナチス政権下の迫害を受けて1933年にアメリカへ移住し、メトロポリタン歌劇場やNBC交響楽団を指揮。数多くの録音を残し、20世紀を代表する指揮者の一人として知られています。 1962年にニューヨークで逝去しました。

1962年ブルーノ・ワルター指揮者 1876年

1966年

ハンス・ホフマン

(1880 - 1966)

画家、教育者

画家教育者

ドイツ生まれの抽象表現主義画家および教育者。大胆な色彩と筆致で知られ、アメリカの美術教育に影響を与えました。

1880年にドイツで生まれ、若くしてパリで芸術を学びました。 1930年代に渡米し、ニューヨークやカリフォルニアで教壇に立ちました。生徒にはジャクソン・ポロックやリー・クラズナーらが含まれ、第二次世界大戦後の抽象表現主義を支えました。自身の作品は色面構成とリズミカルな筆致が特徴で、現代美術に大きな影響を残しています。 1966年に没し、現在も多くの美術館で回顧展が開催されています。

ハンス・ホフマン画家 1880年

1970年

アルフレッド・ニューマン

(1900 - 1970)

映画音楽作曲家

アメリカの映画音楽作曲家。オスカー候補に何度も上がり、数々の名作映画に刻印を残しました。

1900年にニューヨークで生まれ、若くして作曲家としての才能を開花させました。ハリウッド黄金時代に活躍し、180本以上の映画音楽を手掛けました。『嵐が丘』や『西部開拓史』など、壮大なオーケストレーションが特徴的なスコアで知られます。オスカーには9回ノミネートされ、1回受賞。ニューマン家は映画音楽界の名門として現在も語り継がれています。 1970年の死去後も、その音楽は多くの映画やテレビ番組で引用されています。

アルフレッド・ニューマン映画音楽 1900年

1982年

セロニアス・モンク

(1917 - 1982)

ジャズピアニスト

独創的なスタイルで知られるアメリカのジャズピアニスト・作曲家。モダンジャズに多大な影響を与えました。

1917年にノースカロライナ州で生まれ、後にニューヨークで活動を開始。独特のタッチと斬新な和声感覚を持つ演奏は、多くのミュージシャンに衝撃を与えました。『ラウンド・ミッドナイト』や『ブルーモンク』などの名曲を生み出し、ジャズのスタンダードとなりました。 1950年代以降、バド・パウエルやマイルス・デイヴィスらと共演し、ビバップの発展に寄与。 1982年に他界後も、その革新的な音楽性は世界中のジャズ愛好家に愛され続けています。

セロニアス・モンクジャズ 1917年

1997年

市丸

(1906 - 1997)

昭和期の芸者歌手

昭和期を代表する芸者出身の歌手。囁くような独特の歌声で人気を博した。

1906年に東京で生まれ、少女時代に芸者となり、1930年代から人気を集める。伝統芸能の要素を取り入れた歌唱法で『別れのブルース』や『船頭可愛や』などのヒット曲を生み出し、レコードの普及期に新しい歌謡の地平を切り開いた。戦後は専属歌手としてラジオや映画にも出演し、幅広い層に影響を与えた。後進の育成にも努め、1997年に逝去。

市丸昭和芸者歌手 1906年

2004年

世良譲

(1932 - 2004)

ジャズピアニスト

日本のジャズ黎明期を支えたピアニスト。卓越したテクニックと感性で知られる。

1932年に東京で生まれ、戦後まもなくジャズに魅せられて演奏を始める。クラブやライブハウスで腕を磨き、トリオやビッグバンドのピアニストとして国内外で演奏活動を展開。1940～50年代の日本ジャズシーンにおける先駆者の一人とされ、数多くの録音作品を残す。音楽教育にも力を入れ、多くの後進ミュージシャンの指導に携わった。2004年に逝去。

2004年世良譲ジャズピアニスト 1932年

2009年

今井壽惠

(1931 - 2009)

写真家

独自の視点で人物や風景を切り取る作品が特徴の写真家。

1931年に東京都で生まれる。モノクロームを基調とした力強い構図で知られる。国内外で個展を開催し、写真集を数多く刊行。特に都市の街角や人々の日常をテーマにした作品が高い評価を得る。教職にも携わり、後進の育成にも貢献した。 2009年に逝去。

2009年今井壽惠写真家 1931年

2012年

奥中惇夫

(1930 - 2012)

映画監督

映像表現にこだわった日本の映画監督。

1930年に生まれ、映画監督としてキャリアを開始。人間ドラマや社会派作品を手掛け、独自の演出スタイルを確立した。映像美や心理描写に重点を置いた作品が高く評価された。新進監督の育成や業界振興にも関わり、映像文化の発展に寄与した。 2012年2月17日に逝去した。

2012年奥中惇夫 1930年

2013年

池田東陽

(1974 - 2013)

アニメプロデューサー

テレビアニメの企画・制作を手掛けたアニメプロデューサー。

1974年に生まれ、アニメ制作に興味を抱く。プロデューサーとしてテレビシリーズや劇場版アニメの企画を担当。制作進行や資金管理など、作品完成までの統括業務を担った。クリエイターや声優との連携を図り、質の高い作品作りに貢献。 2013年2月17日に逝去し、若くして業界に惜しまれた。

池田東陽 1974年