02月22日の誕生日 - 科学者・研究者

1785年

ジャン＝シャルル・ペルティエ

(1785 - 1845)

物理学者

フランスの物理学者。熱電効果の研究で知られる。

1785年に生まれたジャン＝シャルル・ペルティエは、1834年に2種類の金属接合部で電流を流すと熱が吸放出される現象（ペルティエ効果）を発見した。低温物理学や熱電技術の基礎を築き、その後の熱電素子研究に大きな影響を与えた。実験装置の自作にも長け、多くの物理現象を精密に測定した。1845年に没し、その業績は現代のサーモエレクトリック材料研究に受け継がれている。

1785年ジャン＝シャルル・ペルティエ物理学者 1845年

1796年

アドルフ・ケトレー

(1796 - 1874)

数学者、社会学者、統計学者

数学者社会学者統計学者

ベルギー出身の数学者・統計学者。社会統計学の基礎を築いた。

1796年に生まれたアドルフ・ケトレーは、統計学を社会科学に応用し、平均的人間（l'homme moyen）概念を導入した最初の学者の一人である。彼の著作『社会物理学原理』では、犯罪率や人口動態など社会現象を統計的に分析する手法を提案した。また、天文観測や測地学の研究にも従事し、多方面で活躍した。1874年に没し、現代の統計学・社会統計学に大きな影響を残した。

1796年アドルフ・ケトレー数学者社会学者統計学者 1874年

1811年

ウィリアム・バーンズ

(1811 - 1886)

言語学者

イギリスの言語学者。方言研究に貢献した。

ウィリアム・バーンズは19世紀に活躍したイギリスの言語学者で、言語構造や方言の分析に取り組んだ。特に地方語の記述と保全に関心を持ち、地域ごとの言語特徴を調査した。彼の研究は当時の言語学発展に影響を与え、後の学者にも参照された。詳細な生涯は限られているが、言語学の基礎理論に貢献した点が評価されている。1886年に没後、彼の業績は学術文献で語り継がれている。

1811年ウィリアム・バーンズ言語学者 1886年

1824年

ピエール・ジャンサン

(1824 - 1907)

天文学者

フランスの天文学者。太陽スペクトルの研究でヘリウムを発見した。

ピエール・ジャンサンは1824年にパリで生まれた天文学者で、スペクトル分析の先駆者である。1868年の金環日食観測で太陽スペクトル中に未知の輝線を発見し、後にヘリウムと同定された。観測装置の改良にも取り組み、分光器の精度向上に貢献した。また、視線速度の測定法を開発し、銀河の運動研究にも影響を与えた。1907年に亡くなるまで精力的に観測を続け、ヌメア天文台やメドン天文台の設立にも携わった。

1824年ピエール・ジャンサン天文学者 1907年

1857年

ハインリヒ・ヘルツ

(1857 - 1894)

物理学者

ドイツの物理学者。電磁波を実証的に観測した。

ハインリヒ・ヘルツは1857年にドイツで生まれた物理学者で、ジェームズ・クラーク・マクスウェルの電磁気理論を実験的に検証した。1887年に電磁波の発生と検出に成功し、その現象は後にヘルツ波と呼ばれた。彼の研究は無線通信技術の基礎となり、電磁波の波動的性質を明らかにした。晩年に脳腫瘍を患い、1894年に亡くなるまで精力的に実験を続けた。命名された単位「ヘルツ」は、周波数の国際単位として今なお使用されている。

ハインリヒ・ヘルツ物理学者 1894年

文久3年1月5日

坪井正五郎

(1863 - 1913)

自然人類学者

日本の自然人類学者。多様な民族の形態学的研究に取り組んだ。

坪井正五郎は1863年（文久3年）1月5日に生まれた日本の自然人類学者。東京帝国大学理科大学で学び、先住民族の調査を中心にフィールドワークを実施。標本収集や計測を通じて人類の多様性を分析し、学術誌に多数の論文を発表。教育者としても後進の研究者を育成し、日本の人類学の基礎を築いた。 1913年に逝去し、その業績は今も評価されている。

1863年文久 1月5日坪井正五郎自然人類学者 1913年

1879年

ヨハンス・ブレンステッド

(1879 - 1947)

化学者

デンマークの化学者。酸・塩基反応の理論（ブレンステッド・ローリー説）を提唱した。

ヨハンス・ブレンステッドは1879年に生まれ、コペンハーゲン大学で化学を研究した。 1923年に酸・塩基の定義を拡張するブレンステッド・ローリー説を発表。プロトン移動の概念を導入し、化学反応機構の理解に大きく貢献した。有機化学や物理化学の分野でも業績を残し、後進の研究者を指導した。 1947年に逝去し、その理論は化学教育や研究の基礎となっている。

1879年ヨハンス・ブレンステッド化学者 1947年

1881年

浜田耕作

(1881 - 1938)

考古学者

日本の考古学者。20世紀前半に日本各地で発掘調査を行い、考古学の基礎を築いた。

1881年浜田耕作考古学者 1938年

1890年

日夏耿之介

(1890 - 1971)

詩人、イギリス文学者

詩人イギリス文学者

日本の詩人・英文学者。詩作と翻訳を通じてモダニズム文学を紹介した。

1890年に生まれ、東京帝国大学英文学科を卒業。大学教授として英文学の研究・教育に努める一方、自身も詩人として数多くの詩集を発表。英米現代詩の翻訳でも知られ、日本にモダニズム文学を紹介した。1971年に没。

1890年日夏耿之介詩人イギリス文学者 1971年

1903年

フランク・ラムゼイ

(1903 - 1930)

数学者

イギリス出身の数学者・経済学者。若くして重要な理論を発表した。

フランク・ラムゼイは1903年2月22日にイングランドで生まれた。数学と経済学の分野で革新的な研究を行い、『ラムゼイ数』などの概念を提唱した。最適課税理論など経済学への応用も行い、後の研究に大きな影響を与えた。ケンブリッジ大学で学び、多数の論文を若くして執筆した。 1930年に26歳で急逝したが、その業績は今も高く評価されている。

1903年フランク・ラムゼイ数学者 1930年

1914年

レナート・ドゥルベッコ

(1914 - 2012)

ウイルス学者

イタリアのウイルス学者。ノーベル生理学・医学賞受賞者。

レナート・ドゥルベッコは1914年2月22日にイタリアで生まれた。ウイルス学の研究でがんウイルスの発見に大きく貢献した。 1975年にノーベル生理学・医学賞を受賞し、世界的にその業績が認められた。カリフォルニア大学サンディエゴ校で教鞭をとり、後進の育成にも力を注いだ。 2012年に97歳で逝去し、科学界に多大な遺産を残した。

1914年レナート・ドゥルベッコウイルス学者 2012年

1929年

岩田弘

(1929 - 2012)

経済学者、立正大学名誉教授

経済学者立正大学名誉教授

日本の経済学者。立正大学名誉教授。

1929年に生まれ、日本の経済学者として活躍した。立正大学で教鞭を執り、後進の育成に力を注いだ。専門は経済政策や地域経済学で、多くの研究成果を発表した。学界や教育現場で高い評価を得た。 2012年に逝去した。

1929年岩田弘立正大学 2012年