02月23日の命日 - 芸術家・音楽家

1507年

ジェンティーレ・ベリーニ

(1429 - 1507)

画家

ヴェネツィア派のルネサンス期画家。色彩豊かな宗教画や肖像画で知られています。

1429年に生まれたジェンティーレ・ベリーニは、名門ベリーニ家の一員として活躍しました。ヴェネツィア派の特徴である鮮やかな色彩と緻密な描写を駆使し、多くの祭壇画や肖像画を手掛けました。特に光と陰影の表現に優れ、絵画に深みを与える技法を確立しました。弟ジャコモや兄ジョヴァンニ・ベリーニと共に芸術的交流を行い、ヴェネツィア絵画の発展に寄与しました。 1507年に没し、その多彩な作品は現在もヨーロッパ各地の美術館で鑑賞できます。

1507年ジェンティーレ・ベリーニ画家 1429年

1572年

ピエール・セルトン

作曲家

16世紀フランスの作曲家で、フランス王室礼拝堂の音楽家として活躍しました。

詳細な生年は不明ですが、ピエール・セルトンはフランス・ルネサンス期を代表する作曲家の一人です。主に宗教音楽を中心に作曲し、ミサ曲やモテット、シャコンヌなど多様な作品を残しました。彼の作品は繊細な声部対位法と詩情豊かなメロディを特徴とし、当時の宮廷音楽に大きな影響を与えました。フランス王室礼拝堂の楽長を務め、楽譜の収集や後進の育成にも尽力しました。 1572年に没した後も、その楽曲は長く演奏され続けました。

1572年ピエール・セルトン作曲家

1704年

ゲオルク・ムッファト

(1653 - 1704)

作曲家

バロック期の作曲家。フランスとイタリア両様式を融合した楽曲を残した。

1653年にドイツ・ザルツブルク近郊で生まれる。パリやローマで学び、フランスとイタリア両様式を身につける。 1685年頃に出版した組曲集で知られ、両国様式を融合した作品を数多く残した。宮廷オルガニストとして貴族の庇護を受け活躍した。バロック音楽史において重要な架け橋と評価される。

1704年ゲオルク・ムッファト 1653年

1745年

ヨーゼフ・エフナー

(1687 - 1745)

造園家、作庭家、建築家

造園家作庭家建築家

バロック様式の建築家・造園家。ミュンヘンで宮廷建築や庭園設計に携わった。

1687年にドイツ南部で生まれた建築家・造園家。バイエルン選帝侯マクシミリアン2世の宮廷建築に従事した。バロック様式を取り入れた庭園設計で高い評価を受ける。ニンフェンブルク宮殿などの都市計画にも貢献した。 1745年にミュンヘンで没する。

1745年ヨーゼフ・エフナー 1687年

1792年

ジョシュア・レノルズ

(1723 - 1792)

画家

イギリスの肖像画家。ロイヤル・アカデミー初代会長を務めた。

1723年にイングランドで生まれ、肖像画家として名声を博す。 1768年にロイヤル・アカデミー設立に尽力し、初代会長に就任。古典主義的な画風を取り入れ、高い美意識を作品に反映した。多くの貴族や文化人の肖像を手がけ、近代絵画の基礎を築く。 1792年にロンドンで没する。

1792年ジョシュア・レノルズ 1723年

1830年

ジャン＝ピエール・ノルブラン・ド・ラ・グルデーヌ

(1745 - 1830)

画家、彫刻家

画家彫刻家

フランス出身の画家・彫刻家。ポーランド宮廷で多彩な作品を手がけた。

1745年にフランスで生まれ、バロックからロココにかけて活動。ポーランドに渡り宮廷画家として活躍する。風俗画や歴史画、肖像画を幅広く手がける。彫刻家としても作品を残し、多才な芸術家として知られる。 1830年にワルシャワで逝去する。

1830年ジャン＝ピエール・ノルブラン・ド・ラ・グルデーヌ画家彫刻家 1745年

1897年

ヴォルデマール・バルギール

(1828 - 1897)

作曲家

ドイツの作曲家・音楽教育者。クララ・シューマンとも交流があった。

ヴォルデマール・バルギールは1828年にドイツで生まれ、作曲家として活躍しました。リストやメンデルスゾーンらの影響を受けたロマン派音楽を継承し、室内楽やピアノ曲を多く手がけました。また音楽教師としても知られ、ベルリン音楽院などで後進の指導に尽力。クララ・シューマンとは姻戚関係にあり、シューマン家と深い交流を持ちながら音楽界での地位を築きました。 1897年2月23日に没し、その作品と教育活動は後世に受け継がれています。

1897年ヴォルデマール・バルギール 1828年

1903年

フリードリヒ・グリュッツマッハー

(1832 - 1903)

チェリスト

ドイツのチェリスト・作曲家。チェロ奏法の発展に寄与した。

フリードリヒ・グリュッツマッハーは1832年にドイツで生まれ、卓越したチェリストとして名を馳せました。ドレスデン歌劇場の首席チェロ奏者を務め、豊かな音色と技巧的な演奏で高い評価を得ました。またチェロの練習曲や編曲作品を多数手がけ、後進の教育にも力を注ぎました。演奏活動の傍ら作曲家としても活動し、チェロとピアノのための作品などを残しています。 1903年2月23日に没し、その奏法・教育理論は今日のチェロ音楽にも影響を与えています。

1903年フリードリヒ・グリュッツマッハーチェリスト 1832年

1918年

ゾフィー・メンター

(1846 - 1918)

ピアニスト、作曲家

ピアニスト作曲家

ドイツのピアニスト・作曲家。リストに師事した名演奏家。

ゾフィー・メンターは1846年にドイツで生まれ、フランツ・リストの薫陶を受けたピアニストとして活躍しました。欧州各地でリサイタルを行い、繊細かつ情熱的な演奏スタイルで聴衆を魅了。作曲家としてもコンサーティーノなどピアノ作品を発表し、同時代の音楽界に影響を与えました。チャイコフスキーとも交流があり、彼のコンサーティーノを称賛したことでも知られます。 1918年2月23日に没し、その功績は女性演奏家の先駆けとして語り継がれています。

1918年- ゾフィー・メンターピアニスト作曲家 1846年

1926年

淡島寒月

(1859 - 1926)

小説家、画家

小説家画家

明治・大正期に活躍した日本の小説家・画家。

1926年淡島寒月小説家画家 1859年

1931年

ネリー・メルバ

(1861 - 1931)

オペラ歌手

オーストラリア出身で世界的に活躍したソプラノ歌手。

ネリー・メルバは1861年にオーストラリアのメルボルンで生まれ、後にヨーロッパ各地のオペラハウスで絶賛されたソプラノ歌手です。特にドニゼッティの『ルチア』での演奏が評判を呼び、その澄んだ声質と卓越した技巧は「メルバの声」と称されました。メルバはパリ・オペラ座やロイヤル・オペラ・ハウスなどの主要劇場で公演を重ね、国際的スターとしての地位を確立しました。その功績を讃えられ、イギリス女王からナイトの称号を与えられ、女性として初のディームズ（Dame）に叙せられました。また、メルボルンの都市名は彼女の芸名に由来しているとも言われ、後世にも「メルバ・トースト」「メルバ・アイスクリーム」など彼女の名を冠した料理が生まれました。

1931年ネリー・メルバ 1861年

1934年

エドワード・エルガー

(1857 - 1934)

作曲家

イギリスを代表するロマン派の作曲家。

エドワード・ウィリアム・エルガーは1857年にイングランドで生まれ、イギリスのロマン派を代表する作曲家です。『威風堂々（Pomp and Circumstance）』第1番はイギリスの卒業式や式典で広く演奏され、世界的にも知られる名曲となりました。『エニグマ変奏曲（Enigma Variations）』では独自の主題変奏技法を用い、優美な旋律と深い感情表現を示しました。また、オラトリオ『神秘の大祭典（The Dream of Gerontius）』など宗教的作品も手がけ、幅広いジャンルで傑作を残しています。 1911年にはナイトの称号を授与され、イギリス音楽界における重要人物となりました。

1934年エドワード・エルガー 1857年