02月24日の誕生日 - 科学者・研究者

1664年

トーマス・ニューコメン

(1664 - 1729)

発明家、起業家

発明家起業家

18世紀初頭に大気圧蒸気機関を発明したイギリスの発明家・起業家。産業革命の基礎を築いた。

1664年頃にイングランド南部で生まれ、金細工師としての技術を身につけた。1705年頃から炭鉱の排水問題に関心を持ち、1712年に大気圧蒸気機関を完成させた。この新機関はピストンの動力源として大気圧を利用し、鉱山の排水作業に革新をもたらした。彼は友人と共にニューコメン蒸気機関会社を設立し、各地の鉱山に導入を進めた。後のジェームズ・ワットの改良型蒸気機関にも影響を与えた。1729年に没したが、その発明は産業技術史における重要なマイルストーンとなった。

1664年トーマス・ニューコメン発明家起業家 1729年

1786年

ヴィルヘルム・グリム

(1786 - 1859)

文献学者、グリム兄弟の弟

文献学者グリム兄弟の弟

19世紀のドイツ文献学者・民俗学者。兄ヤーコプと共に『グリム童話』を集め、『ドイツ語辞典』の編纂に携わった。

1786年にハーナウで生まれ、兄ヤーコプとともにドイツ民話の収集と研究を行った。1812年に初版『子どもと家庭の童話』を出版し、その後も複数版を改訂・刊行した。グリム童話は口承文化の貴重な記録として世界的に知られる。さらに両兄弟は50年以上かけて『ドイツ語辞典』の編纂を進め、豊富な語彙と用例を収録した。1859年にゲッティンゲンで没し、その学術的遺産は今日まで受け継がれている。

1786年ヴィルヘルム・グリムグリム兄弟 1859年

1891年

瀧川幸辰

(1891 - 1962)

法学者

日本の法学者。憲法学や法理論の研究に従事し、法学教育にも尽力した。

瀧川幸辰(1891-1962)は、日本の法学者です。法理論や憲法学を専門とし、大学で教鞭を執りながら多くの論文を発表しました。戦前戦後を通じて法学界で活動し、法学教育の発展に寄与しました。後進の育成にも力を注ぎ、多数の学生を輩出しました。晩年まで研究と教育を続け、日本の法学に貢献しました。

1891年瀧川幸辰法学者 1962年

1893年

三島徳七

(1893 - 1975)

冶金学者

日本の冶金学者。金属材料の研究を通じて学術界に貢献した。

三島徳七(1893-1975)は、日本の冶金学者です。金属の組織や性質に関する研究を行い、材料科学の発展に寄与しました。大学や研究機関で教育・研究に従事し、多数の論文を発表しました。戦後の産業復興期にも冶金学の知見を提供し、工業技術の発展に貢献しました。その業績は後進の研究者に受け継がれています。

1893年三島徳七冶金学者 1975年

1898年

クルト・タンク

(1898 - 1983)

エンジニア

ドイツの航空機設計技師。Fw 190などを設計し、航空工学に大きく貢献した。

クルト・タンク(1898-1983)は、ドイツの航空機設計技師・テストパイロットです。第二次世界大戦中にフォッケウルフ社でFw 190戦闘機を設計し、高性能機の開発に寄与しました。戦後はアルゼンチンに渡り複数の航空プロジェクトに携わりました。その設計思想は後の航空機開発にも影響を与え、世界的に評価されました。航空工学史における重要人物の一人とされています。

1898年クルト・タンク 1983年

1909年

知里真志保

(1909 - 1961)

言語学者

日本の言語学者。アイヌ語研究に従事し、貴重な資料を残した。

知里真志保(1909-1961)は、日本の言語学者でありアイヌ研究者です。アイヌ語の音声学的調査を行い、多くのフィールドワークを実施しました。記録した各地の方言や伝承をまとめ、後世に伝える役割を果たしました。日本人研究者としてアイヌ文化理解の深化に貢献しました。その成果は言語学や人類学の分野でも評価されています。

知里真志保言語学者 1961年

1913年

堀米庸三

(1913 - 1975)

歴史学者

日本の歴史学者。日本史の研究に従事した。

1913年に生まれた堀米庸三は、日本史を専門とする歴史学者です。大学で教鞭をとり、複数の著書を執筆しました。特に中世の社会構造や文化史に関する研究で知られています。後進の育成にも力を入れ、多くの研究者を指導しました。 1975年に逝去するまで、精力的な研究活動を続け、日本の歴史学界に大きな足跡を残しました。

1913年堀米庸三 1975年

1923年

小田稔

(1923 - 2001)

天文学者

日本の天文学者。天体観測や研究に貢献した。

1923年に生まれた小田稔は、望遠鏡を用いた天体観測を行った日本の天文学者です。惑星や彗星のデータ収集に携わり、観測技術の向上に貢献しました。大学で教鞭をとり、後進の育成にも力を注ぎました。公開講座や星空観察会を主催し、一般向けの普及活動にも尽力しました。 2001年に逝去するまで、精力的に研究活動を続けました。

1923年小田稔天文学者 2001年

1927年

立川昭二

(1927 - 2017)

歴史学者

中世日本史を専門とする歴史学者。大学教授として教育と研究に尽力した。

1927年に生まれた立川昭二は、中世日本史の研究で知られる日本の歴史学者です。各地の地域史調査や古文書研究を精力的に行い、多数の論文と著書を発表。大学教授として後進の指導にも熱心に取り組み、多くの研究者を育成しました。学界では的確な史料解釈と独自の視点が高く評価されました。 2017年に逝去するまで、日本史研究の発展に大きく貢献した人物です。

1927年立川昭二歴史学者 2017年

1929年

アンドレ・グンダー・フランク

(1929 - 2005)

経済学者、社会学者

経済学者社会学者

ドイツ生まれの経済学者・社会学者。依存理論の提唱者として知られる。

1929年にドイツで生まれたアンドレ・グンダー・フランクは、世界経済の不均衡を分析した研究で知られる学者です。主に開発経済学と社会構造の関係を探求し、依存理論を提唱して学界に大きな影響を与えました。アメリカやラテンアメリカの大学で教鞭を取り、多くの研究者を育成。多数の論文や著書は今日も経済学・社会学の分野で引用され続けています。 2005年に逝去しましたが、その業績は国際的に高く評価されています。

アンドレ・グンダー・フランク経済学者社会学者 2005年

1946年

グレゴリー・マルグリス

数学者

ロシア出身の数学者。リーダー群論や微分幾何学で革新的な理論を発表し、フィールズ賞を受賞。

1946年モスクワに生まれる。リーダー群の超剛性理論やエルゴード理論に関する研究で世界的に評価される。 1978年にフィールズ賞を受賞。多様体の微分幾何学や数論への応用でも重要な成果をあげた。現在は米国の大学で教鞭をとり、研究活動を続けている。

1946年グレゴリー・マルグリス数学者

1946年

テリー・ウィノグラード

計算機科学研究者

アメリカの計算機科学者で、自然言語処理やヒューマン・コンピュータ・インタラクション分野の先駆者。

1946年生まれ。スタンフォード大学で博士号を取得し、SHRDLUなどの自然言語理解システムを開発。学際的な視点でAIと人間の対話技術を研究。ヒューマン・コンピュータ・インタラクションの教育カリキュラムを構築し、多くの研究者を輩出。著書『理解する計算機』などで理論と実践の橋渡しに貢献。現在も教育・研究の第一線で活躍している。

テリー・ウィノグラード計算機科学