1718年

ヨハン・エルンスト・グンネルス

(1718 - 1773)

司教、植物学者

司教 植物学者
ヨハン・エルンスト・グンネルスはノルウェーのルター派司教であり、熱心な植物学者でした。北欧の植物相の研究に生涯を捧げ、多くの植物標本を収集しました。
1718年、ドイツのオスナブリュック近郊に生まれる。神学を学び、ルター派司教として宗教活動に尽力した。司教就任後はトロンハイムを拠点に、教務と並行して植物相の研究に取り組んだ。北欧地域や周辺諸国の植物観察を行い、多数の植物標本を収集・分類した。彼の研究は当時の植物学界に新たな視点をもたらし、後進に大きな影響を与えた。1773年に亡くなった後も、彼の集めた標本や研究ノートは学術団体や博物館で重宝された。
1718年 ヨハン・エルンスト・グンネルス 司教 植物学者 1773年
1786年

フランソワ・アラゴ

(1786 - 1853)

数学者、物理学者

数学者 物理学者
フランスの数学者・物理学者で、波動光学や電磁気学の研究で著名です。
1786年にフランス南部で生まれる。パリ科学アカデミーの一員として天文観測や光学実験を推進した。フレネルの波動説を支持し、太陽黒点の研究や地磁気の観測などで功績を挙げた。鉛直気圧計の発明やアラゴ線の発見など、多彩な研究成果を残した。1848年には臨時政府に参加し、公共教育制度の整備にも尽力した。1853年に没し、彼の名は物理学や天文学の用語として今も受け継がれている。
1786年 フランソワ・アラゴ 数学者 物理学者 1853年
1799年

エミール・クラペイロン

(1799 - 1864)

物理学者

物理学者
フランスの物理学者で、熱力学の理論構築に大きく貢献しました。
1799年にパリで生まれる。工学を学びながら、熱力学の研究に没頭した。気体の状態方程式や熱機関の効率に関する理論を発展させ、現在「クラペイロンの式」として知られる概念を提唱した。国立鉱山学校の教授として、数多くの技術者を育成した。化学エンジニアリングにも影響を与える業績を残し、1864年に逝去するまで研究を続けた。
1799年 エミール・クラペイロン 1864年
1807年

テオフィル=ジュール・ペルーズ

(1807 - 1867)

化学者

化学者
フランスの化学者で、有機化学の発展に寄与した研究者です。
1807年、フランスで生まれる。エステルやアルデヒドの合成と分析を専門とし、有機化学の基礎的知見を築いた。精密な実験操作と理論的考察を融合させ、多数の有機化合物を同定した。化学教育にも尽力し、研究所の整備と学生指導に貢献した。フランス科学アカデミー会員として学界を牽引し、1867年に逝去したが、その業績は後進の化学者に受け継がれた。
1807年 テオフィル=ジュール・ペルーズ 化学者 1867年
1842年

カミーユ・フラマリオン

(1842 - 1925)

天文学者

天文学者
フランスの天文学者・作家。天文現象の観測・普及活動を行い、多くの著作を残した。
カミーユ・フラマリオンは1842年にフランスで生まれ、生涯を通じて天文学の研究と普及に尽力した。 彼は特に大気光学現象や彗星の観測に関心を持ち、多数の学術論文を発表した。 出版者としても活躍し、一般向けの天文学書を執筆し、同名の出版社を設立した。 また、天文学協会を創設し、科学者や愛好家の交流の場を提供した。 1925年に没し、その功績はフラマリオン社を通じて今日も伝えられている。
1842年 カミーユ・フラマリオン 天文学者 1925年
1852年

ジョン・ハーヴェイ・ケロッグ

(1852 - 1943)

菜食主義者、ケロッグ社共同創設者

菜食主義者 ケロッグ社共同創設者
アメリカの医師・栄養学者で、ケロッグ社の共同創設者として健康食品の普及に貢献した。
ジョン・ハーヴェイ・ケロッグは1852年にミシガン州で生まれ、医学を学んだ後、病院長として活動した。 彼は菜食主義や食事療法を提唱し、健康と栄養に関する著作を多数執筆した。 同時にケロッグ社を共同設立し、コーンフレークなどのシリアル食品を商品化した。 これらの製品は健康志向の食事として定着し、現代の朝食文化に大きな影響を与えた。 1943年に没し、その業績は食品産業と栄養学界に今も受け継がれている。
1852年 ジョン・ハーヴェイ・ケロッグ 菜食主義者 ケロッグ社 1943年
1857年

エミール・クーエ

(1857 - 1926)

心理学者

心理学者
フランスの心理学者で、ポジティブ思考を活用した自己暗示法「クーエ療法」を提唱した。
エミール・クーエは1857年にフランスで生まれ、心理学と精神医学の研究に従事した。 彼は自己暗示(Suggestion)の効果に着目し、「いつも良くなる」などの肯定的なフレーズを繰り返す療法を開発した。 この「クーエ療法」はストレス軽減や自己肯定感の向上に寄与するとして、世界各地で普及した。 数多くの著作を通じて自己暗示の原理を解説し、心理療法の発展に貢献した。 1926年に没したが、クーエの理論は今日のセルフヘルプ運動やコーチングにも影響を与えている。
1857年 エミール・クーエ 心理学者 1926年
慶応2年1月12日

河口慧海

(1866 - 1945)

僧侶、仏教学者、探検家

僧侶 仏教学者 探検家
日本の僧侶・仏教学者・探検家。初めてチベットに渡った日本人として知られる。
河口慧海は1866年(慶応2年)に信州で生まれ、13歳で出家して僧侶となった。 仏教学を学び、1900年からインドを経てチベットに入国し、法王ダライ・ラマに謁見した。 彼の報告により、当時閉ざされていたチベット文化や宗教儀式が日本に紹介された。 帰国後は京都で仏教学の講義を行い、多数の著作を刊行して学術界に貢献した。 1945年に没し、日本の仏教研究と探検史に名を残す先駆者となった。
1866年 慶応 1月12日 河口慧海 僧侶 仏教学者 探検家 1945年
1880年

ケネス・エッジワース

(1880 - 1972)

天文学者、経済学者

天文学者 経済学者
アイルランド出身の天文学者・経済学者。 エッジワース・クーパー帯を提唱。
ケネス・エッジワース(1880-1972)は天文学と経済学に業績を残した学者です。 天文学者として太陽系外縁天体の存在を予測し、後にエッジワース・クーパー帯と呼ばれました。 経済学者としては一般均衡理論の研究に貢献し、学問横断的な視点を持ちました。 軍事技術者としても働き、レーダー開発などにも携わりました。 その斬新な理論は後の科学研究に大きな影響を与えました。
1880年 ケネス・エッジワース 1972年
1893年

山田珠樹

(1893 - 1943)

フランス文学者

フランス文学者
フランス文学を専門とした研究者。 日本の翻訳・教育に貢献。
山田珠樹(1893-1943)は日本のフランス文学者・翻訳家です。 パリ大学で学び、プルーストやモーパッサンなどを日本語に紹介しました。 東京帝国大学(現東京大学)で教鞭を執り、多くの研究者を育成。 文学研究と翻訳活動を通して近代日本の欧文学受容に大きく貢献。 戦時下の学術界にあっても高い学問的探求心を示しました。
1893年 山田珠樹 1943年
1903年

ジュリオ・ナッタ

(1903 - 1979)

化学者

化学者
イタリアの化学者。高分子化学の研究で1963年にノーベル化学賞を受賞。
ジュリオ・ナッタは1903年にイタリアで生まれ、高分子化学の研究に従事した。 特にチューゲル・ナッタ触媒と呼ばれる金属触媒を開発し、ポリプロピレンやポリエチレンの立体規則的合成を実現した。 この業績により1963年にノーベル化学賞を受賞。 触媒化学の発展に大きく貢献し、プラスチック産業の基礎を築いた。 1979年にその生涯を終えたが、彼の研究は現在も広く応用されている。
ジュリオ・ナッタ 化学者 1979年
1904年

新井耕吉郎

(1904 - 1946)

農業技師

農業技師
日本の農業技師。
新井耕吉郎 1946年