02月28日の命日 - 科学者・研究者

享保13年1月19日

荻生徂徠

(1666 - 1728)

儒学者

江戸時代の儒学者。古典思想の復興を説いた。

1666年に江戸に生まれ、朱子学の形式主義を批判。古典に立ち返る孔子学の復興を提唱し、意義ある政策論を展開。幕府や諸藩の教育に影響を与え、多くの門人を育成。著作に『政談』や『文意』などがあり、学問史上の革新者とされる。享保13年（1728年）1月19日に没し、日本儒学の新風を吹き込んだ。

1728年享保 1月19日荻生徂徠儒学者 1666年

1779年

アドリアーン・ファン・ローエン

(1704 - 1779)

医師、植物学者

医師植物学者

オランダ出身の医師で植物学者。熱帯植物の研究に貢献。

1704年にオランダで生まれ、ライデン大学で医学と植物学を学ぶ。 1730年代に西インド諸島などで熱帯植物の調査を実施。帰国後、ライデン植物園の管理に携わり、新種記載を行った。複数の植物学論文を発表し、学術ネットワークを拡大。植物分類学の発展に貢献し、後世の研究者に影響を与えた。 1779年に没し、植物学の基礎を築いた一人とされる。

1779年アドリアーン・ファン・ローエン 1704年

1891年

ジョヴァンニ・モレッリ

(1816 - 1891)

政治家、医師

政治家医師

イタリアの政治家・医師。医療と行政の両面で社会に貢献。

1816年にイタリアで生まれる。医学を学び医師として診療にあたる。その後政治家として公職に就き、議会活動に参加。医療と行政の両面で社会福祉の向上に努める。 1891年2月28日に没し、二つの職務で業績を残した。

1891年ジョヴァンニ・モレッリ 1816年

1905年

クレマン・ジュグラー

(1819 - 1905)

医者、経済学者、景気循環研究者

医者経済学者景気循環研究者

フランスの医師・経済学者。景気循環の概念を提唱し、経済学に新たな視点をもたらした。

1819年にフランスで生まれ、医師として医学を学ぶ。医療現場の経験から社会経済に関心を抱き、経済学へ転身。 1862年に『商業危機について』を発表し、中周期循環理論を提唱。「ジュグラー・サイクル」と呼ばれる約10年周期の景気循環モデルを確立。これにより景気変動の分析手法に革命的な影響を与えた。経済政策や金融研究に多大な影響を残し、その業績は現代経済学にも引き継がれている。 1905年に逝去。

1905年クレマン・ジュグラー 1819年

1927年

高橋瑞子

(1852 - 1927)

産婦人科医

日本の産婦人科医。女性の健康と出産医療の発展に貢献した。

1852年に生まれ、産婦人科医として活動を開始。妊産婦の診療に専念し、地域医療に貢献した。出産医療の安全性向上に向けた取り組みを推進。女性の健康問題への理解を深める啓発活動を行う。女性医師の先駆けとして後進の模範となった。 1927年に逝去し、その功績は現在の医療にも生き続けている。

1927年高橋瑞子 1852年

1932年

ギヨーム・ビゴルダン

(1851 - 1932)

天文学者

フランスの天文学者。星雲や変光星の観測で知られる。

1851年にフランスで生まれ、パリ天文台に配属される。精密測定技術を駆使し、銀河や星雲の位置研究に貢献。多数の変光星や小天体を観測し、新発見を報告。観測記録は天文学の基礎資料として高く評価された。アカデミー・デ・スシエンス会員として学術界を牽引。 1932年に逝去し、その功績は現在も受け継がれている。

1932年ギヨーム・ビゴルダン天文学者 1851年

1936年

シャルル・ジュール・アンリ・ニコル

(1866 - 1936)

細菌学者

チフス菌の伝播経路を解明し、ノーベル生理学・医学賞を受賞したフランスの細菌学者。

シャルル・ジュール・アンリ・ニコル（1866年 - 1936年）はフランスの細菌学者で、パスツール研究所の研究員として活動しました。 1909年に発表した研究で発疹チフスの病原体を発見し、その伝染経路がシラミを介していることを解明。 1928年にこの功績によりノーベル生理学・医学賞を受賞し、感染症研究の発展に大きく貢献しました。また、他の細菌性疾患の研究や予防法の確立にも携わり、公衆衛生の向上に尽力しました。教育者としても後進の指導に当たり、多くの研究者を育てました。

1936年シャルル・ジュール・アンリ・ニコル細菌学者 1866年

1955年

野中到

(1867 - 1955)

気象学者

野中到 1867年

1960年

高木貞治

(1875 - 1960)

数学者

代数的整数論の基礎を築いた日本の数学者。

高木貞治（1875年 - 1960年）は日本の数学者で、数論と代数学の分野で多大な業績を残しました。ケンブリッジ大学やフランクフルト大学留学中に数論を学び、帰国後は東京帝国大学教授を務めました。 1903年に提唱したクラス場論の存在定理は「高木の定理」と呼ばれ、代数的整数論の礎となりました。また、集合論や代数的構造の研究も手がけ、後進の指導を通して多くの研究者を育成。その功績により日本学士院会員に選出され、国際数学連合の活動にも参加しました。

1960年高木貞治数学者 1875年

1964年

辰野隆

(1888 - 1964)

フランス文学者

明治から昭和期にかけて活躍した日本のフランス文学研究者。フランス文学の翻訳や評論で知られる。

辰野隆は1888年に生まれ、日本におけるフランス文学研究の先駆者として知られています。多くのフランス文学作品を日本語に翻訳し、原典の魅力を伝えることに尽力しました。評論家としても活躍し、当時の日本文学界に新たな視点を提供しました。大学で教鞭をとり、後進の文学研究者を育てるなど教育活動にも携わりました。その業績は日本におけるフランス文学受容の基盤を築いたと評価されています。

1964年辰野隆フランス文学者 1888年

1975年

丹羽保次郎

(1893 - 1975)

NE式写真電送装置開発者、東京電機大学初代学長

NE式写真電送装置開発者東京電機大学初代学長

写真電送装置の開発者で、東京電機大学の初代学長を務めた技術者・教育者。

丹羽保次郎は1893年に生まれ、NE式写真電送装置の開発に成功した技術者です。同技術は遠隔地への写真伝送を可能にし、通信技術の革新をもたらしました。大学教授として教育にも携わり、東京電機大学の初代学長に就任しました。学術と実業の両面で後進を育成し、技術者教育に尽力しました。彼の業績は日本の情報通信技術の発展に大きく貢献しました。

1975年丹羽保次郎 NE式写真電送装置東京電機大学 1893年

1977年

木村久一

(1883 - 1977)

教育学者、編集者

教育学者編集者

教育学者・編集者として教育理論と出版活動に貢献した人物。

木村久一は1883年に生まれ、教育学者として理論研究と実践に取り組みました。教育課程の編纂や教科書の編集を担当し、教育制度の発展に貢献しました。教育雑誌の編集者としても活躍し、教育界への情報発信を行いました。後進の教育研究者育成にも力を注ぎ、日本の教育学に足跡を残しました。晩年まで教育改革に関わり続けました。

木村久一 1883年