02月29日の誕生日 - 科学者・研究者

延享5年2月2日

菅茶山

(1748 - 1827)

儒学者、漢詩人

儒学者漢詩人

江戸時代の儒学者・漢詩人。著作を通じて庶民教育に尽力した。

菅茶山（1748年2月2日 - 1827年）は江戸時代の儒学者・漢詩人。紀州藩士の家に生まれ、藩校で漢学を学んだのちに文筆活動を始める。代表作に随筆集『一話一言』や漢詩集があり、庶民にも親しまれた。遊学や詩会を通じて多くの門人を育成し、文化交流を促進。地方史や地理にも造詣が深く、地域文化の研究にも取り組んだ。その学識と温厚な人柄は後世に高く評価されている。

1748年延享 2月2日菅茶山儒学者漢詩人 1827年

1820年

ルイス・スウィフト

(1820 - 1913)

天文学者

アメリカの天文学者。多くの彗星や星雲を発見した観測家。

ルイス・スウィフト（1820年2月29日 - 1913年）はアメリカの天文学者。彗星や小惑星の発見で知られ、特に彗星の観測に多くの時間を費やした。シカゴ郊外に自ら望遠鏡を設置し、独自の観測施設を運営した。天文学に情熱を注ぎ、観測技術の向上に貢献した。門人の育成にも熱心で、多くの後進を導いた。その業績を称え、いくつかの天体に彼の名前が冠されている。

1820年ルイス・スウィフト天文学者 1913年

1840年

ジョン・フィリップ・ホランド

(1840 - 1914)

潜水艦技術者

アイルランド生まれの潜水艦技術者。近代潜水艦の父と称される。

ジョン・フィリップ・ホランド（1840年2月29日 - 1914年）は潜水艦技術者。自作の試作潜水艦で技術を実証し、アメリカ海軍と契約を結んだ。彼の設計は後の潜水艦建造に大きな影響を与えた。発電機やプロペラ推進など斬新な技術を導入したパイオニア。アメリカ海軍最初の実用潜水艦『ホランド号』を完成させた。潜水艦の発展に貢献し、海軍戦術を根本から変えた。

1840年ジョン・フィリップ・ホランド潜水艦 1914年

1860年

ハーマン・ホレリス

(1860 - 1929)

発明家

アメリカの発明家・統計技術者。パンチカード式集計機を開発した先駆者。

ハーマン・ホレリス（1860年2月29日 - 1929年）はアメリカの発明家。 1890年の米国国勢調査でパンチカード式集計機を導入し業務効率を飛躍的に向上。後に自ら企業を設立し、後のIBMの基礎となる事業を展開。電気的集計技術の先駆者として情報処理史に名を残す。彼の技術は20世紀のビジネスと行政に大きな影響を与えた。多数の特許を取得し、データ処理技術の発展に寄与した。

1860年ハーマン・ホレリス発明家 1929年

1884年

マルセル・グラネ

(1884 - 1940)

東洋学者

中国社会や文化を研究した東洋学者。20世紀前半に国際的に評価された。

マルセル・グラネは1884年2月29日生まれの東洋学者です。中国や東洋文化の社会構造を分析し、その研究は当時の学界に新しい視点をもたらしました。フランスを拠点に研究・教育活動を行い、多くの著作を残しています。 1940年に逝去するまで、東洋学の発展に大きく寄与しました。彼の学説は戦後の東洋学研究にも影響を与えています。

1884年マルセル・グラネ東洋学者 1940年

1924年

松村潤

(1924 - 2021)

歴史学者、日本大学名誉教授

歴史学者日本大学名誉教授

日本の歴史学者で、日本大学名誉教授。専門は日本近世史。

1924年2月29日生まれの歴史学者。日本大学で教鞭を執り、日本近世史の研究を専門とした。多くの論文や著書を発表し、当時の社会構造や文化交流に光を当てる。学生の指導にも熱心で、後進の育成に貢献した。学会やシンポジウムでも活発に発言し、日本史研究の発展に寄与。 2021年に没し、業績は広く評価されている。

1924年松村潤日本大学 2021年

1928年

シーモア・パパート

(1928 - 2016)

数学者

南アフリカ出身の数学者・教育学者。プログラミング教育理論を確立した。

シーモア・パパートは1928年に南アフリカで生まれ、認知発達理論の研究で知られるジャン・ピアジェと共に学んだ。1960年代にMITメディアラボの創設メンバーとして参加し、教育用プログラミング言語「Logo」を開発した。彼の構成主義（コンストラクショニズム）理論は、学習者が主体的に知識を構築する教育法として世界中に影響を与えた。数学やAIの研究者としても活躍し、多数の著書を通じて教育現場に革新をもたらした。2016年に87歳で死去し、その功績は今も教育工学の基盤となっている。

シーモア・パパート数学者 2016年

1932年

ジーン・ゴラブ

(1932 - 2007)

数学者

アメリカの数値解析学者。計算アルゴリズムの開発で先駆的業績を残した。

ジーン・ゴラブは1932年に米国ケンタッキー州で生まれ、スタンフォード大学で博士号を取得した。数値線形代数や特異値分解の効率的アルゴリズムを共同開発し、計算科学分野に大きな影響を与えた。スタンフォード大学の教授として多くの研究者を指導し、学術論文を数多く発表した。ゴラブ-カハン双対対角化法やQRアルゴリズムの改良などは現代の科学技術計算の基盤となっている。2007年に75歳で逝去したが、その研究成果は現在も広く利用されている。

ジーン・ゴラブ 2007年