03月03日の誕生日 - 科学者・研究者

1520年

マティアス・フラキウス・イリリクス

(1520 - 1575)

神学者、歴史家

神学者歴史家

マティアス・フラキウス・イリリクスは、プロテスタントの神学者・歴史家で、宗教改革期に教会史を編纂した。

1520年に現在のクロアチアで生まれ、ヴィテンベルク大学でマルティン・ルターに師事。プロテスタントの教義を擁護し、1559年から『マグデブルク百年史』の編纂に携わった。教会史の研究で歴史学の方法論に影響を与えた。 1575年に没し、その業績は宗教改革史の重要資料とされる。

1520年マティアス・フラキウス・イリリクス神学者歴史家 1575年

元禄15年2月5日

吉益東洞

(1702 - 1773)

漢方医

吉益東洞は、江戸時代の漢方医で、臓象学を提唱し実践的な治療法を開発した。

1702年に出生し、京で漢方医学を学ぶ。『医範瑠璃』などの著作で内経理論を再検討し、消化器疾患の治療に成果。視診・切診を重視する方法論を確立し、数多くの弟子を育成。 1773年に没し、東洋医学の発展に寄与した。

1702年元禄 2月5日吉益東洞漢方医 1773年

1838年

ジョージ・ウィリアム・ヒル

(1838 - 1914)

天文学者、数学者

天文学者数学者

ジョージ・ウィリアム・ヒルは、アメリカの天文学者・数学者で、月と惑星の力学研究で著名です。

1838年にニューヨーク州で生まれ、独学で天文学と数学を修める。月の軌道と潮汐力に関する理論を発展させ、『ヒルの方程式』を導出。惑星系の安定性研究から『ヒル球』の概念を提唱。 1897年に王立協会コプリ・メダルを受賞し、1914年に没した。

1838年ジョージ・ウィリアム・ヒル天文学者数学者 1914年

1845年

ゲオルク・カントール

(1845 - 1918)

数学者

ドイツの数学者で、集合論を創始し無限概念の理論的基礎を築いた。

1845年にロシア帝国のサンクトペテルブルクで生まれる。ベルリン大学で学び、無限集合や連続体仮説を研究。1895年に初の集合論講義を行い、後に集合論を体系化する。カントールの業績は数学基礎論に革命をもたらし、ヒルベルトらに影響を与えた。精神的苦悩を抱えつつも1918年まで精力的に執筆し、現代数学の礎を築いた。

1845年ゲオルク・カントール 1918年

1847年

アレクサンダー・グラハム・ベル

(1847 - 1922)

電話機発明者

電話機を発明し、通信技術の発展に大きく貢献した発明家。

1847年にスコットランドのエディンバラで生まれ、音声学に関心を持つ。1876年に世界初の電話機を発明し、音声通信の扉を開く。その後も聴覚障害者の教育や発声研究を推進した。米国特許を取得し、ベル電話会社を創設。1922年に没するまで、科学と産業技術の発展に寄与した。

1847年アレクサンダー・グラハム・ベル電話機 1922年

1895年

ラグナル・フリッシュ

(1895 - 1973)

経済学者

ノルウェーの経済学者。計量経済学の創始者の一人。ノーベル経済学賞受賞者。

1895年にノルウェーで生まれたラグナル・フリッシュは、経済学における計量経済学の基礎を築いた先駆者です。 1969年にジョン・ヒックスとともに第1回ノーベル経済学賞を受賞。オスロ大学で教鞭を執り、多くの研究者を育成しました。 1973年に亡くなるまで、経済理論の発展に貢献しました。

1895年ラグナル・フリッシュ経済学者 1973年

1898年

エミール・アルティン

(1898 - 1962)

数学者

オーストリア出身の数学者。代数学分野で多くの概念に名を残す。

1898年にオーストリアで生まれたエミール・アルティンは、代数学、特にガロワ理論や体論の分野で重要な業績を残しました。ハンブルク大学などで教鞭を執り、世界的に権威ある数学者として知られています。アルティン環やアルティン拡大など、多くの概念に名前が残っています。 1962年に亡くなるまで後進の指導にあたり、数学の発展に貢献しました。

1898年エミール・アルティン 1962年

1904年

鈴木安蔵

(1904 - 1983)

憲法学者

日本の憲法学者。戦後日本国憲法の研究に貢献した。

1904年鈴木安蔵憲法学者 1983年

1909年

北山茂夫

(1909 - 1984)

歴史学者

日本の歴史学者。20世紀半ばに研究活動を行った。

1909年北山茂夫歴史学者 1984年

1913年

ロジェ・カイヨワ

(1913 - 1978)

社会学者、哲学者

社会学者哲学者

フランスの社会学者・哲学者。遊びの文化研究で知られる。

1913年にフランスで生まれたロジェ・カイヨワは、社会学者・哲学者として人類学や遊びの文化研究で知られました。『遊びと人間』などの著作で遊びの社会的意義を論じました。コレージュ・ド・フランスなどで教鞭を執り、多彩な研究を行いました。 1978年に亡くなるまで、幅広い学問領域で活躍しました。

1913年ロジェ・カイヨワ社会学者哲学者 1978年

1918年

アーサー・コーンバーグ

(1918 - 2007)

生化学者

アーサー・コーンバーグはアメリカの生化学者で、DNA複製の研究者です。

アーサー・コーンバーグは1918年3月3日に生まれ、米国の生化学者として活躍。\n1959年にノーベル生理学・医学賞を受賞し、DNAポリメラーゼの発見で知られます。\n彼の研究は遺伝情報の複製メカニズム解明に大きく寄与しました。\nその成果は分子生物学の発展に不可欠な基礎を築きました。\n2007年に逝去し、科学界に残した足跡は今も色あせていません。

1918年アーサー・コーンバーグ生化学者 2007年

1941年

西田利貞

(1941 - 2011)

霊長類学者

日本の霊長類学者。野生動物の行動研究で先駆的な業績を残した研究者。

西田利貞は兵庫県出身。京都大学で学び、霊長類学を専攻。野生ニホンザルの社会構造や母子相互作用に関する研究で知られる。 1994年に世界で初めて野生ニホンザルの観察所を設立し、長期的なフィールドワークを実施。その成果は国内外の学術雑誌に多数掲載され、霊長類研究の基礎データとなった。 2011年に逝去するまで、後進の育成にも尽力しました。

西田利貞霊長類学者 2011年