03月05日の誕生日 - 政治家・指導者

1324年

デイヴィッド2世

(1324 - 1371)

スコットランド国王

ロバート1世（ブルース王）の息子として生まれ、僅か5歳でスコットランド王に即位した。百年戦争期の激動の中で王権を維持した君主。

デイヴィッド2世は1324年に生まれた。父はロバート1世で、1329年に幼くして王位を継承した。幼少期は摂政団の下で統治を受けながら成長した。1346年のネヴィルズ・クロスの戦いで英軍に捕らえられ、1357年までイングランドで幽閉生活を送った。帰国後は英王エドワード3世との和平交渉に努め、多額の身代金を支払いながらも王権を維持した。晩年は国内の統一を図りつつ治世を続けたが、1371年に子がなく没した。死後は甥のロバート2世が王位を継承した。

1324年デイヴィッド2世スコットランド 1371年

元文5年2月8日

片桐貞芳

(1740 - 1805)

小泉藩主

江戸時代中期の小泉藩主として藩政を担当した大名。

片桐貞芳は1740年（元文5年2月8日）に生まれた。譜代大名の片桐氏に属し、小泉藩を治めた。藩政の充実を図るため年貢や財政の改革に取り組んだ。幕府への奉公や参勤交代など大名としての務めを果たしつつ、藩校設立など教育振興にも力を注いだ。領民の安定的な生活に配慮し、治水や道路整備など社会基盤の整備にも携わった。1805年に没し、その治績は藩内で評価された。

1740年元文片桐貞芳小泉藩主 1805年

寛延3年1月27日

朽木昌綱

(1750 - 1802)

福知山藩主

江戸時代の福知山藩主として藩政を司った譜代大名。

朽木昌綱は1750年（寛延3年1月27日）に生まれた。譜代大名の朽木氏に属し、福知山藩を統治した。藩財政の安定化を目指し、年貢制度や農村振興策の改革に着手した。藩校設立や学問奨励に力を入れ、人材育成にも注力した。領内の治安維持や災害対策にも取り組み、幕府への奉公を果たした。1802年に没し、治世を終えた。

1750年寛延朽木昌綱福知山藩主 1802年

文化8年2月11日

松平斉承

(1811 - 1835)

福井藩主

江戸時代後期の越前福井藩主として知られる大名。

松平斉承は1811年（文化8年2月11日）に生まれた。越前福井藩松平家の一員として藩主の座を継いだ。藩政において財政改革や治水事業に取り組み、領内の安定化を図った。学問や文化の奨励にも力を注ぎ、藩校での教育制度整備を推進した。幕末の動乱期には藩士をまとめ、攘夷や開国論議にも関与した。1835年に急逝し、短い在任期間ながら一定の実績を残した。

1811年文化松平斉承福井藩主 1835年

文政2年2月10日

毛利敬親

(1819 - 1871)

長州藩主

幕末の長州藩主で、明治維新に向けた改革を推進した人物。

毛利敬親は1819年（文政2年2月10日）に生まれた。長州藩第11代藩主として藩政改革を推進し、財政再建や教育制度の整備に着手した。尊王攘夷運動を支援し、薩摩藩との連携で薩長同盟の成立に寄与した。これが明治維新の一因となり、幕末の政治舞台で重要な役割を果たした。廃藩置県後も長州藩出身者の多くが新政府で活躍する礎を築いた。1871年に没し、その治績は幕末維新期の歴史に刻まれた。

1819年文政毛利敬親長州藩主 1871年

天保11年2月2日

織田信民

(1840 - 1865)

柏原藩主

江戸時代末期の柏原藩主として藩政を担った大名。

1840年、天保11年2月2日に生まれる。織田信長の一族で、丹波国柏原藩を治めた。藩政では財政改革や教育振興を推進し、藩の近代化に努めた。開国期の混乱期にあって藩の安定維持に尽力。 1865年に若くして死去し、その治世は短命に終わった。

1840年天保織田信民柏原藩主 1865年

文久3年1月16日

阪谷芳郎

(1863 - 1941)

財政家

日本の財政家・政治家で、戦前の財政政策に大きな影響を与えた人物。

1863年文久3年1月16日に生まれる。東京帝国大学法科大学を卒業後、財務省に入省し官僚として実務経験を積む。ロンドン留学を経て国際金融に精通し、帰国後は政府の財政運営に携わる。大蔵大臣を2度務め、「阪谷ローン」と呼ばれる有償借款を導入し財政再建を図った。昭和恐慌下での金融政策や財政出動により経済安定に貢献。貴族院議員としても活動し、財政制度の整備に尽力。 1941年に死去。

1863年文久阪谷芳郎 1941年

1871年

ローザ・ルクセンブルク

(1871 - 1919)

革命家

ポーランド出身のマルクス主義理論家で、ドイツ革命を牽引した女性革命家。

1871年3月5日、ポーランドのツァルストフに生まれる。ワルシャワ大学で政治経済学を学び、社会主義思想を深めた。ドイツ社会民主党に参加後、第一次世界大戦反対運動を主導。 1916年には『資本蓄積論』を発表し、帝国主義論を理論的に展開。 1918年末にスパルタクス団を結成し、ドイツ革命の中心人物として活動。 1919年1月の蜂起で逮捕され、暴徒により殺害された。その思想は今日の左派運動にも大きな影響を与え続けている。

1871年ローザ・ルクセンブルク革命家 1919年

1877年

永井松三

(1877 - 1957)

外交官

日本の外交官として欧米との条約交渉に携わり、国際協調を推進した。

1877年3月5日、日本に生まれる。外務省に入省後、駐在武官や条約局勤務などを歴任。 1920年代に駐米大使として日米関係の改善に尽力。国際連盟日本代表部でも勤務し、国際協力の重要性を訴えた。戦前・戦後を通じて外交政策の策定に関与。国連設立に向けた交渉にも参加し、戦後日本の国際復帰に貢献。 1957年に死去。

1877年永井松三 1957年

1880年

佐竹三吾

(1880 - 1976)

政治家、実業家

政治家実業家

日本の政治家・実業家で、戦後の産業振興と経済界の発展に寄与した。

1880年3月5日、秋田県に生まれる。東京帝国大学法科大学を卒業後、官僚として経済行政に携わる。戦後は衆議院議員として立法活動に従事し、産業政策を推進。実業界にも進出し、企業の経営改革や新規事業に取り組んだ。日本商工会議所などの要職を歴任し、政府と企業の橋渡し役を務めた。 1976年に死去し、経済界の礎を築いた功績が評価されている。

1880年佐竹三吾 1976年

1897年

宋美齢

(1897 - 2003)

政治家、蔣介石の妻

政治家蔣介石の妻

中華民国の政治家で、蔣介石の夫人としても知られる。国際舞台で活躍した。

宋美齢（1897-2003）は、中華民国を代表する政治家・慈善活動家です。蔣介石の夫人として国際的に知られ、アメリカでの演説により中国支援を訴えました。その社交能力と英語力を武器に、諸外国との外交関係強化に貢献。国民政府の婦女協会を設立し、社会福祉や教育の振興にも尽力しました。晩年はアメリカに移住し、2003年に105歳で死去しました。

1897年宋美齢政治家蔣介石 2003年

1898年

周恩来

(1898 - 1976)

政治家、初代国務院総理

政治家初代国務院総理

中華人民共和国の初代国務院総理として政治の中枢を担った。毛沢東と並ぶ指導者の一人。

周恩来（1898-1976）は、中華人民共和国の初代国務院総理を務めた政治家です。辛亥革命後、留学先の日本やフランスで活動し、中国共産党創立に参加。長年にわたり外交や内政を統括し、文化大革命の激動期にも影響力を維持しました。柔軟な交渉術と穏健な姿勢で国内外に信頼を築き、毛沢東を補佐して国家運営に貢献。 1976年に北京で死去し、多くの人々に惜しまれました。

1898年周恩来国務院総理 1976年