03月05日の命日 - 芸術家・音楽家

1534年

コレッジョ

(1489 - 1534)

画家

イタリア・ルネサンス期の画家。パルマ派を代表し、光と色彩の扱いに革新をもたらした。

Antonio Allegri da Correggio（1489年生–1534年3月5日没）はイタリアの画家で、パルマ大聖堂の円蓋画『聖母被昇天』など多くの祭壇画を手掛けた。光と影の繊細な表現、柔らかなフォルム、幻想的な構図が特徴で、マニエリスム期の先駆者とされる。その技法は後のバロック美術に多大な影響を与え、多くの画家が模倣を試みた。神話画や宗教画に秀で、イタリア各地の教会や宮廷で高く評価された。現在も美術史上屈指の革新的画家として知られている。

1534年コレッジョ画家 1489年

1535年

ロレンツォ・コスタ

(1460 - 1535)

画家

イタリア・ルネサンス期の画家。フェラーラ派とボローニャ派を牽引した宮廷画家。

Lorenzo Costa（1460年生–1535年3月5日没）はイタリアのルネサンス期画家で、フェラーラやボローニャ、マントヴァの宮廷で活躍。ゴンザーガ家の宮廷画家として邸宅装飾や祭壇画を手掛け、マントヴァのドゥカーレ宮殿にも作品を残した。フラ・マントヴァをはじめ多くの同時代画家と交流し、穏やかで優美な色彩と繊細な描写が持ち味とされた。後進の画家たちに大きな影響を与え、イタリア北部ルネサンスの重要人物の一人とされる。

1535年ロレンツォ・コスタ 1460年

1660年

フェリーチェ・フィチェレッリ

(1605 - 1660)

画家

イタリア・バロック期の画家。荘厳な宗教画で知られる。

Felice Ficherelli（1605年生–1660年3月5日没）はイタリア・トスカーナ出身のバロック期画家。マテーオ・ロッセッリに師事し、穏やかで優美な肖像画や宗教画を多く残した。代表作にはフィレンツェ聖ロレンツォ教会の祭壇画などがあり、中でも『聖母と幼子』は高い評価を得ている。柔らかな色調と豊かな表情描写が特徴で、当時のトスカーナ絵画に新しい様式をもたらした。メディチ家など貴族の依頼にも応じ、宮廷美術に貢献した。

1660年フェリーチェ・フィチェレッリ 1605年

1778年

トマス・アーン

(1710 - 1778)

作曲家

イギリスの作曲家で『Rule, Britannia!』の作曲者として知られる。

Thomas Arne（1710年生–1778年3月5日没）はイギリス出身の作曲家。歌劇やオラトリオ、舞台音楽を数多く手がけ、イギリス音楽の発展に貢献した。 1756年に発表した愛国歌『Rule, Britannia!』は今なおイギリス国民に愛される国歌的作品となっている。劇場用の間奏曲やオペラ作品の場面転換曲など、多岐にわたるジャンルで活躍。優雅で親しみやすいメロディーが特徴で、古典派音楽への橋渡し的存在とも言われる。

1778年トマス・アーン作曲家 1710年

1826年

シャルル・ポール・ランドン

(1760 - 1826)

画家、作家

画家作家

フランスの画家・作家・美術史家。画筆と著述で美術界に貢献した。

1760年にフランスで生まれる画家として静物画や肖像画を手がける一方で美術批評家・編年史家としても活動し著作を刊行代表著作に『Abrégé des peintres célèbres』などがある美術史の体系化に寄与し、後続の研究者に影響を与えた 1826年に没した

1826年シャルル・ポール・ランドン英語版 1760年

1852年

ソフィー・ゲイ

(1776 - 1852)

作家、作曲家

作家作曲家

フランスの小説家・作曲家。19世紀のサロン文化を彩り、女性文学の先駆者となった。

1776年パリに生まれる小説や詩、戯曲を発表し、浪漫主義期の文学に寄与作曲家としても歌曲や小品を手がけ、サロンで上演される社交サロンを主宰し、多くの文学者や音楽家と交流女性作家としての地位向上に努め、後続の女性作家に影響を与えた 1852年に没し、その多彩な才能は現在も語り継がれている

1852年ソフィー・ゲイフランス語版 1776年

1867年

ルイ・ブーランジェ

(1806 - 1867)

画家、版画家、挿絵画家

画家版画家挿絵画家

フランスの画家・版画家・挿絵画家。19世紀文学作品の挿絵で知られる。

1806年フランスで生まれる多様な画法を駆使し、風俗画や風景画を制作版画技術にも優れ、書籍の挿絵画家として活躍 19世紀文学作品に多くの挿絵を提供し、視覚表現を豊かにした作品は繊細な線描と構図で評価される 1867年に没し、その作品は美術館や図書に残されている

1867年ルイ・ブーランジェ 1806年

1929年

フランチェスコ・パオロ・ミケッティ

(1851 - 1929)

画家

イタリア出身の画家で、アブルッツォ地方の風土や庶民の暮らしを色彩豊かに描いた。

フランチェスコ・パオロ・ミケッティは1851年にイタリア南部で生まれました。\nナポリ王立美術学院で学んだ後、パリなどを訪れて印象派の影響を受け、鮮やかな色彩表現を追求。\n主にアブルッツォの農村風景や漁村の情景を題材に、庶民の生活を温かな視点で描き出しました。\nヴェネツィア・ビエンナーレなどヨーロッパの主要展覧会にも出品し高い評価を獲得。\n晩年まで制作を続け、1929年にその生涯を閉じました。

1929年フランチェスコ・パオロ・ミケッティ 1851年

1944年

コンスタン・モンタルド

(1862 - 1944)

美術家

ベルギーの画家・装飾美術家で、シンボリズムと装飾芸術を融合させた作品で知られる。

コンスタン・モンタルドは1862年にベルギーで生まれ、美術アカデミーで学びました。\nイタリアや北欧への留学でルネサンスや神話的主題に影響を受け、シンボリズムを探求。\n絵画だけでなくモザイクや壁画など大規模な装飾美術作品を手掛け、公共建築を彩りました。\nブリュッセル王立アカデミーで教鞭を執り、多くの後進を育成。\n1944年に逝去し、装飾芸術の伝統に新たな潮流をもたらした画家として評価されています。

1944年コンスタン・モンタルド美術家 1862年

1947年

アルフレード・カゼッラ

(1883 - 1947)

作曲家

20世紀初頭のイタリアを代表する作曲家・ピアニスト・指揮者。

アルフレード・カゼッラは1883年にトリノで生まれ、パリでフォーレやドビュッシーに師事しました。\n帰国後は『スカルラティアーナ』やピアノ協奏曲などを発表し、イタリア楽壇に新風を吹き込みました。\nまた、指揮者としても活躍し、ローマ歌劇場やサンタチェチーリア音楽院で定期演奏会を指揮。\nバロック音楽の復興にも貢献し、ヴィヴァルディ作品の復刻や演奏を推進しました。\n後進の育成にも力を注ぎ、多くの作曲家や演奏家を世に送り出しました。\n1947年にローマで逝去。

1947年アルフレード・カゼッラ 1883年

1953年

セルゲイ・プロコフィエフ

(1891 - 1953)

作曲家

ロシアの作曲家として革新的な音楽を生み出した20世紀の巨匠。

1891年にロシアで生まれ、幼少期からピアノの才能を発揮。『ピーターと狼』『ロミオとジュリエット』など多数の名作を作曲。パリやアメリカで活躍後、ソ連に帰国して創作を継続。交響曲やオペラも多く手がけ、音楽界に深い足跡を残した。 1953年にモスクワで逝去し、その作品は世界中で演奏され続けている。

セルゲイ・プロコフィエフ 1891年

1973年

パウル・クレツキ

(1900 - 1973)

指揮者

ポーランド出身の指揮者・作曲家。豊かな表現力と深い音楽性で国際的に活躍した。

1900年にポーランド領リヴィウで生まれ、ベルリンで音楽を学ぶ。1933年のナチス政権樹立に伴いイタリアへ亡命し、その後スイスに移住した。戦後はシカゴ交響楽団やBBC交響楽団など欧米各地で客演指揮者として活躍した。作曲家として交響曲や弦楽四重奏曲を手掛け、その作品は深い叙情性と劇的な構成で知られる。1973年にスイスで逝去した。

1973年パウル・クレツキ指揮者 1900年