03月06日の誕生日 - 作家・文学者

1495年

ルイージ・アラマンニ

(1495 - 1556)

詩人

イタリア・フィレンツェ出身の詩人で政治亡命者。風刺詩で知られる。

1495年にフィレンツェで生まれる。メディチ家への反発から政争に巻き込まれ亡命。フランスに渡り詩作を継続。『机上の歌』など風刺的な詩が高く評価される。ローマやパリの文化サロンで交流を深める。文学史におけるイタリア・ルネサンス詩の重要人物。 1556年に亡命先で没した。

1495年ルイージ・アラマンニ詩人 1556年

1619年

シラノ・ド・ベルジュラック

(1619 - 1655)

作家

フランスの詩人・劇作家。長い鼻で知られる伝説的人物。

1619年にフランスのペリグーで生まれる。詩作や戯曲で知られ、『大鼻のシラノ』のモデルとなる。鋭い機知と剣技に優れたバランスで称賛を浴びる。王室や貴族のサロンで活躍し人気を博した。ロスタンによる戯曲で生涯が脚色され不朽の名作に。多彩な才能が後世の文学・演劇に影響を与えた。 1655年にパリで没した。

1619年シラノ・ド・ベルジュラック作家 1655年

1806年

エリザベス・バレット・ブラウニング

(1806 - 1861)

詩人

イギリスの詩人。『ポルトガル語のソネット集』などで知られ、ヴィクトリア朝文学を代表する女性作家。

エリザベス・バレット・ブラウニングは1806年にイングランドで生まれた詩人です。その詩作は深い感情表現と社会問題への関心が特徴で、特に奴隷制度廃止を訴える詩も手掛けました。代表作『ポルトガル語のソネット集』は恋愛詩の傑作とされ、夫ロバート・ブラウニングとの愛を綴った作品群として知られています。彼女は詩壇で高い評価を受け、生前から著名な詩人として活躍しました。1861年に没するまで、多くの詩やエッセイ、演説を通じて文学と人道主義に貢献しました。

1806年エリザベス・バレット・ブラウニング詩人 1861年

明治2年1月24日

大町桂月

(1869 - 1925)

詩人、歌人、随筆家

詩人歌人随筆家

詩人・歌人・随筆家として活躍し、紀行文や随筆で日本各地の風景を描写した。

大町桂月は明治2年（1869年）に生まれた日本の詩人・歌人・随筆家です。彼は和歌や漢詩を手掛け、自然や歴史を題材にした作品で知られています。紀行文『日本風景論』などで、日本各地の風光明媚な風景を生き生きと描写し、旅行文学の先駆者となりました。また俳句や随筆を通じて文化と風土への深い洞察を示しました。1925年に没するまで、多彩な文芸活動で多くの読者に親しまれました。

1869年明治 1月24日大町桂月歌人随筆家 1925年

1885年

リング・ラードナー

(1885 - 1933)

作家

アメリカの作家・スポーツコラムニスト。ウィットに富んだ短編小説で知られる。

リング・ラードナーは1885年にアメリカで生まれ、スポーツコラムニストとしてキャリアをスタートさせました。彼の作品はユーモアと風刺に富み、登場人物の生き生きとした会話描写が特徴です。短編小説やコラムで人気を博し、アメリカ文学に独自の地位を築きました。1920年代にはハリウッドとも関わり、いくつかの脚本執筆にも携わりました。1933年に亡くなりましたが、その軽妙な文体は今なお多くの作家に影響を与えています。

1885年リング・ラードナー作家 1933年

1909年

大岡昇平

(1909 - 1988)

小説家

日本の小説家。戦争文学の代表作家。

大岡昇平は1909年に神奈川県で生まれ、慶應義塾大学で学んだ後、小説家としてデビューしました。代表作『俘虜記』や『野火』では戦争の現実を描写し、高度な文体と心理描写で高い評価を得ました。第二次世界大戦の体験を題材に、人間の尊厳や戦争の悲惨さを鋭く問いかけました。批評家としても活動し、文芸雑誌の編集にも携わりました。1988年に78歳で没するまで、戦後文学に大きな足跡を残しました。

1909年大岡昇平小説家 1988年

1912年

古関金子

(1912 - 1980)

声楽家、詩人

声楽家詩人

日本の声楽家・詩人。声楽家として舞台に立つ一方、独自の詩作でも知られた。1912年生まれ、1980年没。

古関金子は1912年に生まれ、声楽家として西洋音楽のクラシックレパートリーを中心に演奏活動を行いました。豊かな声域と表現力で多くの聴衆を魅了し、リサイタルやオペラ公演で活躍しました。また詩人としても生涯にわたり詩作を続け、内面的な情感を詩の形で表現しました。その作品は音楽的感性と文学的感性が融合した独特の世界観を示しています。1980年に逝去するまで、音楽と詩の両面で活動を続けました。

古関金子声楽家詩人 1980年

1923年

岡部伊都子

(1923 - 2008)

随筆家

日常の情景を温かな筆致で綴った日本の随筆家。

1923年3月6日生まれ。随筆家として家庭や日常生活の細やかな情景を題材に、温かみのある筆致で作品を発表した。主婦層を中心に多くの読者に共感を呼んだ。晩年は執筆や講演を通じて後進の育成にも力を注いだ。2008年に逝去した。

岡部伊都子 2008年

1928年

ガルシア・マルケス

(1928 - 2014)

小説家

コロンビア出身の小説家で魔術的リアリズムの先駆者。『百年の孤独』などでノーベル文学賞を受賞。

1928年にコロンビアで生まれる。1967年に発表した『百年の孤独』で世界的に評価を受け、1972年にノーベル文学賞を受賞。ラテンアメリカの歴史と伝説を融合させた魔術的リアリズムを確立し、『コレラの時代の愛』や『愛とその他の悪魔たち』など多くの名作を残した。2014年に逝去し、20世紀文学に大きな足跡を残した。

1928年ガルシア・マルケス 2014年

1947年

宮本輝

小説家

数々のヒット作を生んだ日本の小説家。人間の内面や家族愛を描く代表作『泥の河』で注目。

宮本輝は1947年生まれの日本の小説家。 1971年『海辺の光景』でデビューし、1988年の『泥の河』で日本芸術院賞を受賞。人間の心の機微や人生の喜び・悲しみを繊細に描く作風が特徴。代表作に『泥の河』『螢川』『優駿』などがあり、多くの映画化やテレビドラマ化もされている。現役で執筆活動を続け、国内外で高い評価を得る文壇の重鎮である。

1947年宮本輝

1948年

安藤和津

エッセイスト

エッセイストとして幅広く活躍する日本の女性文化人。家事や子育て、芸能界エピソードを綴る人気作家。

安藤和津は1948年生まれの日本のエッセイスト・タレント。結婚や家庭、子育てをテーマにしたエッセイで女性読者から高い支持を得る。テレビ番組への出演や講演活動も積極的に行い、ライフスタイルの提案者としても注目。フォトエッセイや料理本など多彩な著作を発表し、家族の日常を明るくユーモラスに描く。現代日本の女性文化を象徴する一人として、長年にわたり愛され続けている。

1948年安藤和津エッセイスト

1954年

中山星香

漫画家

1954年中山星香漫画家