1821年

ギリシャ独立戦争が始まる。

オスマン帝国支配からの解放を目指し、ギリシャ人が蜂起して独立戦争が勃発しました。
1821年、オスマン帝国の支配下にあったギリシャ正教徒の有力者らがムネモニアキ(蜂起)を宣言し、独立戦争が始まりました。詩人ロルゴスや軍司令官カラヌスらが中心となり、各地で反乱が相次ぎました。欧米のフィロヘレニズム運動も興味を持ち、多くの義勇兵や支援者が現地に赴きました。戦争は長期化し、1829年にロシア・イギリス・フランスの介入でオスマン帝国に勝利。1830年、ロンドン議定書によりギリシャ王国の独立が正式に承認されました。これはヨーロッパにおける民族自決の先駆けとしても評価されています。
1821年 ギリシャ独立戦争
1836年

テキサス革命: アラモの砦が陥落し、アラモの戦いが終結。メキシコ軍がテキサス分離独立派に勝利。

テキサス革命中のアラモの砦が陥落し、メキシコ軍が勝利を収めました。
1836年3月6日、テキサス革命の象徴的な戦闘であるアラモの戦いが終結しました。メキシコ大総督アントニオ・ロペス・デ・サンタ・アナ率いる軍勢は、守備隊に立て籠もっていたデイヴィ・クロケットやウィリアム・B・トラヴィスら約200名を撃破しました。砦陥落の知らせは「Remember the Alamo!」の掛け声とともにテキサス独立派の士気を逆に高め、その後のサンジャシントの戦い勝利の呼び水となりました。この戦いはアメリカ南北戦争以前の米墨関係にも影響を与え、今日でもテキサスの州シンボルとして語り継がれています。
1836年 テキサス革命 アラモの砦 アラモの戦い
1942年

第二次世界大戦: 海軍省が、真珠湾攻撃で戦死した特別攻撃隊員9人を軍神として顕彰。

真珠湾攻撃で散華した特攻隊員を『軍神』として顕彰し、戦時下の国民意識を高揚させました。
1942年3月6日、海軍省は真珠湾攻撃で戦死した9名の特別攻撃隊員を『軍神』として顕彰しました。 この顕彰は戦意高揚と特攻隊員の犠牲美化を目的とした国家プロパガンダの一環でした。 顕彰された隊員の氏名や功績は靖国神社などで紹介され、国民の間に特攻精神の崇高さが喧伝されました。 戦況が厳しさを増す中で行われたこの顕彰は、特攻作戦の苛烈さと国家動員体制の象徴ともなりました。 戦後、この顕彰に対する評価は分かれ、軍国主義の問題点を考える重要な歴史的事例となっています。
1942年 第二次世界大戦 海軍省 真珠湾攻撃 軍神