03月13日の誕生日 - 科学者・研究者

1845年

ヤン・ボードゥアン・ド・クルトネ

(1845 - 1929)

言語学者

ポーランド出身の言語学者、音韻論の先駆者。

ヤン・ボードゥアン・ド・クルトネ（1845年 - 1929年）は、ワルシャワ出身の言語学者。パリ留学後に比較言語学を研究し、音韻の概念を体系化。音素理論の基礎を築き、『言語学序説』などの著作で広く知られる。彼の理論は現代言語学に大きな影響を与え、世界中で引用され続けている。 1929年に没し、その業績は音韻論の礎として尊重されている。

1845年ヤン・ボードゥアン・ド・クルトネ言語学者 1929年

1855年

パーシヴァル・ローウェル

(1855 - 1916)

天文学者

ローウェル天文台を創設し、火星の運河説や惑星X仮説で有名なアメリカの天文学者。

1855年にボストンで生まれ、ハーバード大学を卒業した。 1894年にアリゾナ州にローウェル天文台を設立し、観測基盤を築いた。火星の“運河”観測論を提唱し、著書『火星』や『火星の運河』で広く注目を浴びた。太陽系外縁部で“惑星X”の存在を予測し、後の冥王星発見につながる道を開いた。彗星や恒星の観測にも取り組み、独自の視点で天文学に刺激を与えた。 1916年に死去し、その大胆な仮説と観測は天文学史に残る。

1855年パーシヴァル・ローウェル天文学者 1916年

1899年

ジョン・ヴァン・ヴレック

(1899 - 1980)

物理学者

アメリカの理論物理学者。量子力学と磁性理論の基礎を築き、ノーベル物理学賞を受賞した。

1899年にアメリカで生まれ、ハーバード大学で物理学を学んだ。マンハッタン計画にも参加し、戦後は磁性体の電子構造や分光学の研究に従事。 1957年に磁性体理論でノーベル物理学賞を受賞し、『ヴァン・ヴレックの定数』などと呼ばれる理論を確立した。 1950年代以降も教育者として多くの研究者を育成し、物理学界に多大な影響を与えた。 1980年に没するまで研究と教育を続けた。

1899年ジョン・ヴァン・ヴレック物理学者 1980年

1907年

ルードヴィッヒ・ビーアマン

(1907 - 1986)

宇宙物理学者

ドイツの宇宙物理学者。太陽風や宇宙プラズマ物理学の発展に貢献した先駆者。

ルードヴィッヒ・ビーアマン（1907-1986）は、ドイツ出身の宇宙物理学者です。太陽から放出されるプラズマ流「太陽風」の存在を提唱し、その理論的研究で知られています。銀河ジェットや星間物質の構造解析にも取り組み、宇宙論や高エネルギー天体物理学の発展に貢献しました。また、「ビーアマン電池効果」と呼ばれる磁場生成機構を解明し、磁気気流理論に大きな足跡を残しました。多くの後進研究者を育成し、現代の宇宙プラズマ物理学の基盤を築きました。

1907年ルードヴィッヒ・ビーアマン宇宙物理学者 1986年

1925年

ジョン・テイト

(1925 - 2019)

数学者

アメリカの数学者。数論と代数幾何学の研究で著名。

ジョン・テイトは1925年に生まれ、2019年に亡くなったアメリカの数学者です。数論、代数幾何学、ホモロジー代数など幅広い分野に貢献しました。タイト補題や局所体のコホモロジー理論は現代の研究に欠かせない基礎となっています。世界中で講演や研究指導を行い、多くの研究者を育成しました。国際的に高く評価され、数々の学術賞で業績を称えられました。

1925年ジョン・テイト数学者 2019年

1928年

西原春夫

(1928 - 2023)

法学者

日本の法学者。教育と研究に生涯を捧げた。

西原春夫は1928年に生まれ、2023年に亡くなった日本の法学者です。大学で教鞭を執り、法学全般にわたる研究を行いました。多くの論文や著書を通じて法理論の発展に貢献しました。国内外の学会で研究成果を発表し、国際的にも認められました。教育者としても評価され、後進の育成に尽力しました。

1928年西原春夫 2023年

1933年

宮川淳

(1933 - 1977)

美術評論家

日本の美術評論家。現代美術を中心に多くの論考を発表した。

1933年生まれ。大学で美術史を専攻後、美術評論家として執筆活動を開始。雑誌や新聞でモダニズムからコンテンポラリーアートまで幅広く論評。展覧会のキュレーションにも携わり、アーティストと社会をつなぐ架け橋として活躍。 1977年に惜しまれつつ逝去し、その鋭い視点は今も評価されている。

宮川淳美術評論家 1977年

1942年

デヴィッド・カトラー

コンピュータ技術者

アメリカのコンピュータ技術者。DEC社でVAX/VMSの設計を主導し、その後MicrosoftでWindows NTを開発した。

1942年にアメリカで生まれ、ミシガン大学でコンピュータサイエンスを学ぶ。 1970年にDigital Equipment Corporation（DEC）に入社し、VAX/VMSオペレーティングシステムの開発チームを率いる。 1988年にMicrosoftに移籍し、Windows NTカーネルの設計を牽引。その後も企業や学術機関との共同研究を重ね、高い評価を得る技術指導者として活躍。現在もコンピュータシステムの基礎技術の発展に寄与している。

デヴィッド・カトラーコンピュータ技術者

1945年

アナトリー・フォメンコ

数学者

ロシアの数学者。モスクワ大学教授として幾何学や数理物理に貢献し、『新編年学理論』の共同提唱者としても知られる。

アナトリー・フォメンコは1945年生まれのロシアの数学者である。モスクワ大学で理論力学と幾何学の研究を行い、数理物理学への応用に貢献した。統合可能系のトポロジー的解析で知られ、多くの論文を発表している。歴史学における『新編年学理論』の共同提唱者としても議論を呼んだ。その革新的なアプローチは学術界で賛否両論を巻き起こし、今日でも議論の対象となっている。

アナトリー・フォメンコ数学者

1973年

白井暁彦

メディアアート研究者

メディアアートの研究者。デジタル技術を駆使した表現の可能性を探求する学者。

1973年3月13日生まれ。メディアアートの分野でデジタル技術を用いたインタラクティブな作品制作と研究を行う。大学や研究機関で教鞭を執りながら、国内外の展示会やシンポジウムで発表活動を展開。テクノロジーと表現の融合をテーマに数多くのプロジェクトに参加し、新しい視覚体験を生み出す作品で注目を集めている。

白井暁彦メディアアート