1516年

コンラート・ゲスナー

(1516 - 1565)

博物学者

博物学者
スイスの博物学者で、近代動物学の基礎を築いた人物。
コンラート・ゲスナー(1516–1565)はスイス生まれの博物学者。動物学・植物学・鉱物学を網羅した著作『動物誌(Historiae Animalium)』を執筆し、近代動物学の父と称される。また、百科事典的著作『博物学総覧(Bibliotheca universalis)』を編纂し、ルネサンス期の学問発展に大きく貢献した。
1516年 コンラート・ゲスナー 博物学者 1565年
1753年

ベンジャミン・トンプソン

(1753 - 1814)

物理学者

物理学者
アメリカ生まれの物理学者で、『ラムフォード卿』としても知られる。
ベンジャミン・トンプソン(1753–1814)はアメリカ植民地マサチューセッツ生まれの物理学者。イギリス軍に仕え、1784年にラムフォード伯爵に叙せられた。熱の本質を論じた実験で熱力学の発展に寄与し、『ラムフォードの実験』は熱力学史に残る重要な業績とされる。
1753年 ベンジャミン・トンプソン 物理学者 1814年
1821年

エルンスト・エンゲル

(1821 - 1896)

統計学者、経済学者

統計学者 経済学者
ドイツの統計学者・経済学者。エンゲル曲線やエンゲルの法則で知られる。
1821年に生まれ、ベルリン大学で数学と経済学を学んだ。統計学を用いて家計支出と所得の関係を分析し、後に「エンゲルの法則」として知られる理論を提唱した。1867年以降はザクセン王国の統計局長を務め、経済統計の整備と普及に尽力した。主要著作『家計統計学入門』などで統計的手法の重要性を示し、経済学の発展に貢献した。1896年に没し、その業績は現代の家計分析や福祉経済学にも影響を与えている。
1821年 エルンスト・エンゲル 統計学者 経済学者 1896年
1832年

ミシェル・ブレアル

(1832 - 1915)

言語学者、比較神話学者

言語学者 比較神話学者
フランスの言語学者・比較神話学者。意味論や神話学の研究で知られる。
1832年にパリで生まれる。コレージュ・ド・フランス教授としてギリシア語やラテン語の研究を行い、言語の意味論(セマンティクス)の基礎を築いた。1877年刊行の『神話学』では比較神話学の手法を提唱し、世界の神話を体系的に分析した。さらに国際言語学会の設立に尽力し、学際的な研究交流を推進した。晩年は語源学や民俗学的視点を取り入れ、1915年に死去するまで精力的に執筆活動を続けた。
1832年 ミシェル・ブレアル 言語学者 比較神話学者 1915年
1859年

アドルフ・フルヴィッツ

(1859 - 1919)

数学者

数学者
ドイツの数学者。リーマン面や群論の研究で知られる。
1859年に生まれる。ベルリン大学で学び、代数幾何学や複素解析の分野で多くの成果を挙げた。特に『フルヴィッツの定理』や『フルヴィッツの不等式』は現在も数学界で重要視される。チューリッヒ工科大学教授として後進の指導に当たり、多くの著名な数学者を輩出した。1919年に没し、その理論は現代数学の基礎となった。
1859年 アドルフ・フルヴィッツ 数学者 1919年
1883年

西村真琴

(1883 - 1956)

生物学者

生物学者
日本の生物学者。
1883年 西村真琴 1956年
1902年

小川正子

(1902 - 1943)

医師、著述家

医師 著述家
日本の医師、著述家。
1902年3月26日生まれ。 医師として活動しながら、著述家として執筆を行った。 1943年に没した。 医学分野における功績や著作の詳細は不明である。 その活動は限られた史料からうかがい知れるのみである。
1902年 小川正子 医師 著述家 1943年
1905年

ヴィクトール・フランクル

(1905 - 1997)

精神科医、心理学者

精神科医 心理学者
オーストリアの精神科医・心理学者。ロゴセラピーの創始者。
1905年3月26日にオーストリアのウィーンで生まれる。 ホロコーストを生き延びた経験をもとに、意味への志向を重視するロゴセラピーを提唱。 著書『夜と霧』で強制収容所での体験を綴り世界的に知られる。 戦後はウィーンで講義・診療を行い、多くの門下生を育成。 1997年に没するまで、実践的な心理療法を展開し続けた。
ヴィクトール・フランクル 精神科医 心理学者 1997年
1911年

ベルンハルト・カッツ

(1911 - 2003)

生理学者

生理学者
ドイツ生まれの生理学者。神経伝達の研究で1970年にノーベル賞を受賞。
1911年にドイツ・ベルリンで生まれ、医学を学んだ。 第二次世界大戦前にイギリスへ移住し、ケンブリッジ大学で研究を続けた。 神経筋接合部におけるシナプス伝達のメカニズムを解明し、1970年にノーベル生理学・医学賞を受賞。 教授として多くの研究者を育成し、生涯を通じて神経科学の発展に貢献した。 2003年に逝去。
ベルンハルト・カッツ 生理学者 2003年
1913年

ポール・エルデシュ

(1913 - 1996)

数学者

数学者
ハンガリー出身の数学者。共同研究の多さで知られ、「エルデシュ数」を生んだ。
1913年にハンガリーで生まれ、子ども時代から非凡な数学的才能を発揮した。 生涯に600以上の共同論文を執筆し、「移動する数学者」と称された。 数論や組合せ論、グラフ理論など幅広い分野に貢献。 世界中の研究者とコラボレーションを行い、その関係性から「エルデシュ数」の概念が生まれた。 1996年にアメリカで没するまで、精力的に研究を続けた。
1913年 ポール・エルデシュ 数学者 1996年
1914年

公文公

(1914 - 1995)

数学教育研究家

数学教育研究家
公文式学習法を創始した数学教育研究家。教育普及に尽力。
1914年に生まれ、数学教育の研究に取り組む。 1954年に独自の反復練習教材を開発し、「公文式学習法」を確立。 算数・数学だけでなく、国語や英語にも応用された学習法は世界中に広がる。 教育者としての理念は「自ら学ぶ力を育てる」こと。 1995年に逝去。
1914年 公文公 1995年
1916年

クリスチャン・アンフィンセン

(1916 - 1995)

生化学者

生化学者
アメリカの生化学者。タンパク質立体構造研究で1972年ノーベル化学賞受賞。
1916年にアメリカで生まれ、ヨーロッパで化学を学んだ。 リボヌクレアーゼの三次元構造と自己会合能を解明し、1972年にノーベル化学賞を受賞。 アメリカ国立衛生研究所(NIH)で研究に従事し、多数の優れた論文を発表。 タンパク質化学の発展に大きな影響を与え、教育者としても後進を指導。 1995年に死去。
クリスチャン・アンフィンセン 生化学者