03月28日の誕生日 - 芸術家・音楽家

1472年

フラ・バルトロメオ

(1472 - 1517)

画家

イタリア・ルネサンス期の画家。宗教画を中心に制作し、その調和のとれた構図で高い評価を受けた。

フラ・バルトロメオ（本名ドメニコ・ディ・ボナヴェントゥーラ・ディ・バルトロメオ）は1472年にフィレンツェ近郊で生まれた。ピエロ・ディ・コジモの影響を受け、色彩と光の表現に優れた作品を多数残した。マニエリスムの先駆けとも言われ、その均整の取れた構図は後の画家にも大きな影響を与えた。宗教的主題の祭壇画や聖母子像などを手がけ、修道院などの装飾画で名を馳せた。 1517年に42歳で没し、その芸術はルネサンス美術の一翼を担った。

1472年フラ・バルトロメオ画家 1517年

1871年

ウィレム・メンゲルベルク

(1871 - 1951)

指揮者

オランダの指揮者。コンセルトヘボウ管弦楽団の長期音楽監督を務めた。

アムステルダム生まれの指揮者。 1895年にコンセルトヘボウ管弦楽団の音楽監督に就任し、生涯にわたり同楽団を率いた。マーラー作品の普及に尽力し、緻密かつ情熱的な演奏で知られる。第一次世界大戦後も国際的な指揮活動を続け、多くの名演を残した。戦時中の政治的判断が論争を呼ぶこともあったが、音楽界での評価は高い。記録的な演奏回数と長期間の在任で歴史に名を刻む。

1871年ウィレム・メンゲルベルク指揮者 1951年

1882年

石井柏亭

(1882 - 1958)

洋画家

日本の洋画家。印象派の技法を取り入れた風景画で知られる。

東京美術学校（現東京芸大）で西洋絵画を学ぶ。パリ留学を経て印象派やポスト印象派の技法を吸収。帰国後、日本の風景や人物を題材に独自の作風を確立。光と色彩の表現に優れた作品を数多く発表。洋画壇の中心的存在として後進の育成にも力を注いだ。日本美術院派や二科会といった画壇にも参加し影響を与えた。

1882年石井柏亭洋画家 1958年

1903年

富井清

(1903 - 1974)

政治家、医師、尺八奏者

政治家医師尺八奏者

医師であり政治家、さらに尺八奏者としても活躍した異色の人物。

1903年3月28日生まれ。医師としてのキャリアを積んだ後、政治の道へ転身。国会議員として保健医療政策や文化振興に取り組んだ。尺八演奏にも造詣が深く、民謡や現代曲の演奏を行った。 1974年に多面的な活動を終え、その豊かな人生を閉じた。

1903年富井清 1974年

1903年

清水宏

(1903 - 1966)

映画監督

昭和期の日本映画界で活躍した映画監督。

清水宏は1903年生まれ、1966年に亡くなった日本の映画監督です。戦前から戦後にかけて数多くの作品を手がけ、独自の映像美を追求しました。時代劇や現代劇を問わず幅広いジャンルに携わり、その繊細な演出で評価を受けました。日本映画史における重要人物の一人とされ、後進の映画監督にも影響を与えました。

清水宏映画監督 1966年

1903年

ルドルフ・ゼルキン

(1903 - 1991)

ピアニスト

20世紀を代表するピアニスト。豊かな表現力と技術で知られる。

ルドルフ・ゼルキンは1903年生まれのピアニストで、オーストリア出身の後にアメリカに移住し国際的な演奏活動を展開しました。特にベートーヴェンやブラームスの演奏で高い評価を得て、多くの録音を残しました。長いキャリアを通じて後進の演奏家にも大きな影響を与え、1991年に逝去するまで音楽界を牽引しました。

ルドルフ・ゼルキンピアニスト 1991年

1911年

松原操（初代ミス・コロムビア）

(1911 - 1984)

歌手

初代ミス・コロムビアとして知られる日本の歌手。

松原操は1911年生まれの日本の歌手で、初代ミス・コロムビアとして注目を浴びました。透明感のある歌声と優雅なステージパフォーマンスで多くのファンを獲得しました。戦後の歌謡界で活躍し、多数のレコードをリリース。1984年に逝去するまで、その美声は人々に愛され続けました。

1911年松原操（初代ミス・コロムビア）歌手 1984年

1913年

篠田桃紅

(1913 - 2021)

美術家

書道と墨絵を融合させた抽象表現で知られる日本の美術家。100歳を超えても創作を続けた。

1913年3月28日生まれ、書道を学んだ後、抽象墨絵表現へ転身。伝統墨の技法を受け継ぎつつモダンアートの要素を取り入れて新境地を開拓。海外でも高く評価され、欧米各地で個展を開催。生命力を感じさせる簡潔な線描と余白の美を特徴とする作品を展開。 100歳を超えても制作活動を続け、長寿のアーティストとして注目を集めた。 2021年に逝去。

篠田桃紅美術家 2021年

1915年

濱谷浩

(1915 - 1999)

写真家

日本を代表する写真家。『雪国』シリーズなどで日本の風景を詩的に捉えた。

1915年3月28日、東京で生まれる。戦後の日本を記録する写真活動を展開し、『雪国』シリーズで厳しい自然と人々の営みを詩的に捉えた。都市部の変貌や伝統行事など多彩な題材をフィルムに収めた。国際的にも評価され、パリやニューヨークで個展を開催。後進の育成や写真教育にも尽力。 1999年に逝去した。

1915年濱谷浩写真家 1999年

1915年

ジェイ・リビングストン

(1915 - 2001)

作曲家

アメリカの作曲家。映画主題歌『ケ・セラ・セラ』『シルヴァー・ベル』などを手がけた。

1915年3月28日、アメリカで生まれる。バークリー音楽大学で学び、レイ・エヴァンズと作曲コンビを結成。映画やテレビ番組の主題歌を多数手がけた。『ケ・セラ・セラ』でアカデミー歌曲賞を受賞し国際的に評価された。『シルヴァー・ベル』などのヒット曲を生み出した。 2001年に逝去した。

ジェイ・リビングストン作曲家 2001年

1916年

岩谷時子

(1916 - 2013)

作詞家

日本の作詞家。『恋のバカンス』『夜霧のしのび逢い』など数々の名曲の歌詞を手がけた。

1916年3月28日生まれ。 1950年代に歌謡曲の作詞活動を開始した。『恋のバカンス』や『夜霧のしのび逢い』などヒット曲の歌詞を数多く手がけた。詩情豊かな表現で多くの歌手に愛され、音楽界に貢献。作詞の傍ら翻訳や文筆活動も行った。 2013年に逝去した。

1916年岩谷時子作詞家 2013年

1927年

永田文夫

(1927 - 2016)

音楽評論家、訳詞家

音楽評論家訳詞家

日本の音楽評論家・訳詞家。洋楽の歌詞を日本語に訳して紹介した。

永田文夫は1927年3月28日生まれの日本の音楽評論家・訳詞家。西洋音楽を中心に幅広いジャンルの評論を行い、専門誌や新聞に寄稿した。歌詞の翻訳では原曲の雰囲気を生かした日本語訳を提供し、多くのアーティストやリスナーから評価を受けた。翻訳した楽曲はコンサートやレコードで親しまれ、邦楽と洋楽の橋渡し役を果たした。評論活動と翻訳活動を通じて音楽文化の普及に貢献し、2016年にその生涯を閉じた。

永田文夫音楽評論家 2016年