03月28日の誕生日 - 科学者・研究者

1592年

コメニウス

(1592 - 1670)

教育者

チェコ出身の教育学者・哲学者。近代教育の父と称され、普遍的教育を提唱した。

ヨハネス・アモス・コメニウス（通称コメニウス）は1592年にチェコで生まれた。『大教学論』などの著作で、すべての人々に教育を行き渡らせる普遍教育を主張した。視覚教材の導入や段階的学習法を提唱し、教育方法論に革命をもたらした。 30年以上にわたり宗教的迫害やヨーロッパ各地への亡命を経験しながらも教育改革を推進した。 1670年に没するまで多言語教育や平和教育の重要性を説き、後世の教育思想に大きな影響を与え続けた。

1592年コメニウス教育者 1670年

1799年

カール・アドルフ・フォン・バセドウ

(1799 - 1854)

医師、バセドウ病の発見者

医師バセドウ病の発見者

ドイツの医師。バセドウ病（Basedow病）を初めて報告した。

カール・アドルフ・フォン・バセドウは1799年にドイツで生まれた。医学博士として甲状腺疾患の研究に従事し、1840年に眼球突出や頻脈を伴う症例を記述した。彼の報告は後にBasedow病として知られ、グレーブス病（Graves病）とも呼ばれる。内科診療における臨床観察の重要性を示し、甲状腺学の発展に寄与した。 1854年に没し、その業績は内分泌学の礎となった。

1799年カール・アドルフ・フォン・バセドウ医師バセドウ病 1854年

1837年

ウィルヘルム・キューネ

(1837 - 1900)

生理学者

ドイツの生理学者。視覚に関する研究で知られ、「酵素」の語を提唱した。

ドイツ生まれの生理学者。視覚に関する研究を行い、網膜の視物質「ロドプシン」を発見。酵素 (enzyme) の語を1878年に造語し、酵素学の基礎を築いた。ドイツの大学で教鞭を執り、多くの後進を育成。生理学と生化学を結びつけた先駆者として高く評価される。

1837年ウィルヘルム・キューネ生理学者 1900年

1878年

佐々木惣一

(1878 - 1965)

法学者

日本の法学者。民法・国際法の研究で知られる学界の重鎮。

東京帝国大学法学部教授として活躍。民法や国際私法の研究に多大な貢献をした。数多くの著作と論文を執筆し、後進の指導にも尽力。法学教育の発展に寄与し、日本学士院会員にも選出。弁護士活動や法制審議会でも中心的役割を果たした。晩年まで学界に影響を与え続けた。

1878年佐々木惣一法学者 1965年

1892年

コルネイユ・ハイマンス

(1892 - 1968)

生理学者

ベルギーの生理学者。呼吸の化学的制御機構を解明し、1938年にノーベル生理学・医学賞を受賞。

1892年3月28日にベルギーのリエージュで生まれ。ブリュッセル大学で学び、呼吸中枢の化学受容体を研究。 1938年に呼吸調節メカニズムの解明によりノーベル賞を受賞。その成果は呼吸生理学の基礎を築き、臨床医学にも応用された。 1968年に発展途上の生理学研究を後進に託し、パリで亡くなった。

1892年コルネイユ・ハイマンス 1968年

1897年

萩原雄祐

(1897 - 1979)

天文学者

日本の天文学者。星や銀河の観測研究に従事し、教育者としても知られる。

1897年3月28日生まれ。東京大学などで天文観測と理論研究に取り組んだ。変光星や星雲の研究に功績を残し、学会で高く評価された。後進の指導にも熱心で、多くの天文学者を育成。 1979年に長年の研究生活を終え、天文学界に名を刻んだ。

1897年萩原雄祐天文学者 1979年

1898年

田岡良一

(1898 - 1985)

法学者、京都大学名誉教授

法学者京都大学名誉教授

京都大学法学部の教授として知られる日本の法学者。民法を専門分野とした。

1898年3月28日生まれ。京都帝国大学（現京都大学）法学部で学び、そのまま教鞭をとる。民法や商法の研究を進め、多くの論文や著書を執筆。戦後の法学教育再建にも尽力し、後進の育成に貢献した。 1985年に学術界の発展に寄与した功績を残して逝去。

1898年田岡良一法学者京都大学 1985年

1899年

香川綾

(1899 - 1997)

教育者、栄養学者、医学博士

教育者栄養学者医学博士

教育者で栄養学と医学を専門とした日本の医学博士。栄養教育の先駆者。

1899年3月28日生まれ。医学博士号を取得し、栄養学の研究と教育に従事。学校や地域での栄養改善プロジェクトを主導し、児童や住民の健康増進に寄与。多くの資料や講演を通じて栄養教育の普及に努めた。 1997年にその生涯を閉じ、日本の栄養学界に大きな足跡を残した。

1899年香川綾教育者栄養学者医学博士 1997年

1908年

穂刈四三二

(1908 - 2004)

数学者、旧・東京都立大学名誉教授、元城西大学学長

数学者旧・東京都立大学名誉教授元城西大学学長

数理科学の研究と教育に貢献した日本の数学者。

穂刈四三二は1908年生まれの数学者で、旧・東京都立大学で教授を務め、その後城西大学学長として教育改革に取り組みました。数論や代数学など幅広い分野で研究を行い、多くの論文を発表しました。教育者としても評価され、数多くの後進を育成しました。2004年に逝去するまで学問への情熱を持ち続けました。

1908年穂刈四三二旧・東京都立大学城西大学 2004年

1928年

アレクサンドル・グロタンディーク

(1928 - 2014)

数学者

フランスの数学者。代数幾何学に革命をもたらした。

アレクサンドル・グロタンディークは1928年3月28日生まれのフランスの数学者。スキーム理論やホモロジー代数学の基礎を築き、代数幾何学に新たな視点をもたらした。国際的に高く評価され、フィールズ賞の候補とも言われた。1970年代に数学界から身を引きた後も、多くの研究ノートを残し続けた。温和な人柄と独創的な思考で後進の数学者たちに大きな影響を与えた。2014年に静かにこの世を去った。

1928年アレクサンドル・グロタンディーク数学者 2014年

1928年

ズビグネフ・ブレジンスキー

(1928 - 2017)

政治学者、元国家安全保障担当大統領補佐官

政治学者元国家安全保障担当大統領補佐官

アメリカの政治学者。カーター政権で国家安全保障担当大統領補佐官を務めた。

ズビグネフ・ブレジンスキーは1928年3月28日生まれのアメリカの政治学者。ポーランド出身で、コロンビア大学教授として国際政治学の権威となった。1977年から1981年までジミー・カーター大統領の国家安全保障担当大統領補佐官を務め、冷戦期の外交政策に深く関与した。ソビエト連邦への対応や中東和平交渉など多岐にわたる課題に取り組み、その戦略的思考は高く評価された。学界と政界の橋渡し役としても活躍し、2017年にその生涯を閉じた。

ズビグネフ・ブレジンスキー政治学者国家安全保障担当大統領補佐官 2017年

1930年

ジェローム・アイザック・フリードマン

物理学者

米国の物理学者。クォーク構造の発見に貢献し、ノーベル賞を受賞。

1930年3月28日、米国に生まれる。ハーバード大学での研究を通じ、電子散乱実験を実施。素粒子内部の構造解明に取り組み、クォークの存在を実証。 1990年にノーベル物理学賞を受賞し、素粒子物理学に大きな影響を与えた。現在も研究・教育活動を続けている。

1930年ジェローム・アイザック・フリードマン物理学者