04月01日の命日 - 科学者・研究者

文久3年2月14日

伏原宣明

(1790 - 1863)

江戸時代の公卿、儒学者

江戸時代の公卿儒学者

江戸時代後期の公卿・儒学者。朝廷で公卿としての職務を果たした。儒学を基盤に学術活動を行った。

1790年に公家の家系に生まれ、若くして朝廷に仕えた。儒学を修め、公卿として朝議に参加した。幕末の動乱期にあっても堅実な儒学研究を継続し、学問の普及に努めた。朝廷の儀式や教育に携わり、学者として後進の指導にも尽力した。 1863年に没し、その業績は近代日本の学問伝統の一端を支えた。

1863年文久 2月14日伏原宣明江戸時代公卿儒学者 1790年

1890年

アレクサンドル・モジャイスキー

(1825 - 1890)

航空技術者

ロシアの航空技術者・提督。初期の動力飛行機開発に挑んだ。 19世紀に飛行機の概念実証を行った先駆者。

1825年にロシア帝国で生まれ、海軍軍人として勤務した。後に航空技術に興味を持ち、動力飛行機の設計と試作を開始した。 1882年には実験機『アルバトロス』を製作し、短距離の離陸に成功したとも伝えられる。航空分野の先駆的研究を行い、後の飛行機技術発展に影響を与えた。 1890年に没したが、その挑戦はロシア航空史における重要な一歩とされる。

1890年アレクサンドル・モジャイスキー航空 1825年

1940年

ジョン・アトキンソン・ホブソン

(1858 - 1940)

経済学者

イギリスの経済学者で、帝国主義論を提唱した思想家。

1858年にイギリスで生まれたホブソンは、ケンブリッジ大学で学び、後にコロンビア大学などで教鞭をとりました。彼の著書『Imperialism: A Study』(1902年)では、帝国主義が経済的不平等から生じると論じ、大きな反響を呼びました。マルクス主義者やレーニンにも影響を与えたとされ、政治経済学の分野で重要な位置を占めます。また、社会改革や福祉政策の提言も行い、20世紀前半の思想界に貢献しました。 1940年に82歳で亡くなりました。

1940年ジョン・アトキンソン・ホブソン経済学者 1858年

1942年

白鳥庫吉

(1865 - 1942)

東洋史学者

日本の東洋史学者で、アジア史研究の礎を築いた学者。

1865年に生まれた白鳥庫吉は、東京帝国大学で東洋史を専攻し、インドや中国など広範な地域の研究を行いました。西洋の歴史学手法を導入し、学際的な視点からアジア史を体系化した功績で知られています。主要著作『東洋史概論』は後世の研究者に大きな影響を与えました。また、多くの留学生を受け入れ、国際的な学術交流にも貢献しました。 1942年に77歳で逝去しました。

1942年白鳥庫吉 1865年

1945年

足立文太郎

(1865 - 1945)

解剖学者

日本の解剖学者として西洋医学の普及に貢献した研究者。

1865年に生まれた足立文太郎は、東京帝国大学医科大学で学び、解剖学の教育と研究に尽力しました。西洋の解剖学知識を日本に導入し、多数の医学生を育て上げました。主要著作として解剖学教科書を執筆し、実習設備の整備にも関与しました。その功績により、日本における近代医学教育の基盤を築きました。 1945年に80歳で逝去しました。

1945年足立文太郎 1865年

1945年

小川郷太郎

(1876 - 1945)

経済学者、政治家

経済学者政治家

日本の経済学者・政治家。

小川郷太郎 1876年

1968年

レフ・ランダウ

(1908 - 1968)

物理学者

ソビエト連邦の理論物理学者。ノーベル物理学賞受賞者。

1908年にロシア帝国で生まれ、量子力学や統計物理学など幅広い分野で研究を展開。特に固体物理学や超流動の理論に大きく貢献し、1962年にノーベル物理学賞を受賞。後進の育成にも力を注ぎ、『ランダウ＝リフシッツ理論物理学教程』の編纂で教育分野にも影響を与えた。1968年に逝去し、現代物理学の礎を築いた。

1968年レフ・ランダウ物理学者 1908年

1971年

キャスリーン・ロンズデール

(1903 - 1971)

結晶学者

ベンゼン構造を平面であることを示した結晶学者。女性科学者の先駆け。

1903年にアイルランドで生まれ、ケンブリッジ大学で学位を取得後、X線結晶解析研究に従事。ベンゼン分子の環が平面構造であることを証明し、結晶化学に革新をもたらした。王立協会フェローに選出されるなど、女性科学者の道を切り開いた。晩年は科学教育と平和活動にも尽力し、1971年に逝去した。

1971年キャスリーン・ロンズデール 1903年

1993年

ソリー・ズッカーマン

(1904 - 1993)

動物学者

イギリスの動物学者。動物行動学の研究で知られる。

1904年にイギリスで生まれ、動物行動学を専門に研究しました。野生動物の生態や行動パターンの分析に取り組み、生態学の発展に寄与しました。大学や研究機関で教育・研究に従事し、多くの後進を育てました。学術論文や著書を多数発表し、国際的にも高い評価を得ました。1993年4月1日に89歳で亡くなりました。

1993年ソリー・ズッカーマン動物学者 1904年

2005年

河合弘廸

(1919 - 2005)

化学者、京都大学名誉教授

化学者京都大学名誉教授

日本の化学者。京都大学名誉教授として教育と研究に貢献した。

2005年河合弘廸京都大学 1919年

2007年

石丸俊彦

(1924 - 2007)

法学者、元東京高等裁判所総括判事

法学者元東京高等裁判所総括判事

日本の法学者で、東京高等裁判所総括判事を務めた。

2007年石丸俊彦東京高等裁判所 1924年

2008年

橋本嘉幸

(1930 - 2008)

薬学博士、元共立薬科大学理事長

薬学博士元共立薬科大学理事長

薬学博士として製剤研究と教育に生涯を捧げ、共立薬科大学の発展に貢献した学究。理事長として大学運営を牽引。

橋本嘉幸は1930年に生まれ、製剤化学を中心に薬学研究を行った。 1970年代以降は共立薬科大学で教鞭を執り、多くの学生を育成。理事長就任後は教育カリキュラムの刷新や研究施設の整備に力を注ぎ、学術界で高い評価を受ける。学術論文や学会活動を通じて薬学の発展に寄与し、日本の製薬産業にも影響を与えた。 2008年4月1日に逝去。

2008年橋本嘉幸共立薬科大学 1930年