1963年

ソ連が月面軟着陸を目的とした無人探査機「ルナ4号」を打上げ。航行システムの故障により、月への着陸計画は失敗した。

1963年4月2日、ソ連は月面軟着陸を目指す無人探査機ルナ4号を打ち上げましたが、航行システムの不具合で着陸は実現しませんでした。
ルナ4号はソ連のルナ計画における月探査ミッションの一つで、月面軟着陸と探査を目的としていました。地球周回軌道からのトランスルナ投入は成功したものの、航行システムの故障により軌道制御を失い、月とのランデブーにまで至りませんでした。この失敗はその後の技術改良の教訓となり、後続ミッションの成功率向上に寄与しました。ルナ計画は当時の米ソ宇宙開発競争における重要な一翼を担い、科学的データ収集の基盤を築きました。
1963年 ルナ4号
2018年

中国の宇宙ステーション、天宮1号が太平洋上空で大気圏に再突入。

2018年4月2日、中国の試験用宇宙ステーション「天宮1号」が大気圏に再突入しました。
天宮1号は2011年に打ち上げられ、中国初の宇宙ステーション実験モジュールとして運用されました。運用終了後、制御された再突入を計画し、2018年4月2日に太平洋上空で大気圏に再突入しました。地表への破片落下は防がれ、無事に燃え尽きたと報告されています。中国の有人宇宙技術開発における一連の実験成果を示す節目となりました。今後の宇宙ステーション計画で得られたデータは、新たな大型軌道施設の設計に活用されます。
2018年 中国 宇宙ステーション 天宮1号 大気圏