日光山輪王寺「強飯式」
国・地域:
日本
栃木県の日光山輪王寺にだけ伝わる儀式で、始まりは奈良時代、勝道上人の日光開山に遡る。「三天合行供・採灯大護摩供」、「強飯頂戴の儀」、「がらまき」の3部構成で、別名「日光責め」とも呼ばれる。修験者の姿をした強飯僧が、裃姿の頂戴人に三升もの山盛り飯を差し出し「喰え喰え」と強要する「強飯頂戴の儀」がよく知られており、この儀式を頂戴すれば七難即滅・七福即生、運が開けるといわれている。
日光山輪王寺で行われる、厄除けと開運を祈る伝統儀式です。
栃木県日光市の日光山輪王寺で伝承される『強飯式』は、奈良時代に勝道上人が日光を開山したことに由来する伝統行事です。三天合行供・採灯大護摩供、強飯頂戴の儀、がらまきの三部構成で行われ、特に『強飯頂戴の儀』では修験者が盛り上がった強飯を裃姿の参列者に『喰え喰え』と差し出します。これを頂戴すると七難即滅・七福即生、運気上昇が約束されると伝えられ、多くの参拝者が厄除けや開運を祈願します。毎年4月2日に開催され、厳粛ながらも活気ある儀式の様子は観光客にも人気です。地域の伝統文化として保存されており、当日は一般参加者も儀式の一部に加わることができます。
日本
栃木県
日光山輪王寺
奈良時代
勝道上人