1914年

吉野二郎監督による日本初のカラー映画『義経千本桜 吉野山道中』が公開。

1914年、日本初のカラー映画『義経千本桜 吉野山道中』が吉野二郎監督により公開され、映像表現の新たな可能性を示しました。
日本初のカラー映画として1914年4月3日に公開された『義経千本桜 吉野山道中』は、吉野二郎監督によって制作されました。当時の撮影技術の限界を超えた試みであり、手彩色技術により鮮やかな色彩表現を実現しました。題材は日本の古典芸能を代表する歌舞伎作品で、映像化により当時の観客に新鮮な体験を提供しました。本作は後の日本映画におけるカラー作品制作の先駆けとなり、映画技術の発展に大きな影響を与えました。現存するフィルムは限られていますが、その歴史的価値は高く評価されています。
1914年 吉野二郎 映画
1952年

ラジオ東京で『リンゴ園の少女』が放送開始。美空ひばりの挿入歌「リンゴ追分」が大ヒット。

ラジオ東京で放送が開始されたラジオドラマ『リンゴ園の少女』の中で、美空ひばりの挿入歌『リンゴ追分』が大ヒットしました。
ラジオ東京(現・TBSラジオ)で放送が開始された『リンゴ園の少女』は、1952年当時のリスナーを魅了した人気ラジオドラマです。ドラマ内で美空ひばりが歌った挿入歌『リンゴ追分』は切ないメロディーと歌詞が特長で、多くの人々の心をつかみ大ヒットしました。リスナーからの反響は大きく、レコード発売後もロングセラーとなりました。この曲はひばりの代表曲の一つとして現在も語り継がれています。
1952年 ラジオ東京 美空ひばり リンゴ追分
1961年

NHKで『みんなのうた』が放送開始。

NHKの音楽番組『みんなのうた』が放送を開始し、子どもから大人まで幅広い世代に歌と映像の魅力を届けました。
1961年4月3日、NHKで『みんなのうた』がスタートしました。歌手や作曲家、イラストレーターが協力し、オリジナルの楽曲とアニメーション映像を毎月紹介する番組です。楽曲は世代を超えて親しまれ、後にスタンダードナンバーとなる作品も多数生まれました。子ども向けの教育的要素を含みながら、斬新なアート表現を取り入れた点が評価されました。現在も継続中の長寿番組として日本の音楽文化に大きな影響を与えています。
1961年 NHK みんなのうた
1961年

NHKで第1作目となる連続テレビ小説『娘と私』が放送開始。

NHK初の連続テレビ小説『娘と私』が放送開始し、朝のドラマ枠の礎を築きました。
1961年4月3日、NHKで初めての連続テレビ小説として『娘と私』が放送を開始しました。物語は母と娘の絆を描き、当時の視聴者に新たな朝の娯楽を提供しました。連続テレビ小説は日々の生活に寄り添う作品として高い人気を博し、その後の多くのシリーズにつながる企画となりました。この枠組みは“朝ドラ”の愛称で親しまれ、今日まで続くNHKの看板番組となりました。制作面では限られた制作期間と予算の中で高いクオリティを維持し、テレビドラマの制作手法にも影響を与えました。
連続テレビ小説 娘と私
1971年

NETテレビ(現在のテレビ朝日)で『仮面ライダーシリーズ』第1作である『仮面ライダー』の放送開始。

NETテレビで『仮面ライダー』の放送が始まり、特撮ヒーロードラマの金字塔が生まれました。
1971年4月3日、NETテレビ(現・テレビ朝日)で石ノ森章太郎原作の『仮面ライダー』が放送開始となりました。ショッカーと戦う改造人間ヒーローという斬新な設定が子どもから大人まで幅広い層に支持され、大ヒットシリーズの第一歩を飾りました。変身ベルトとバイクアクションを取り入れた演出は後の特撮番組に大きな影響を与えました。以降、シリーズ化されることで日本のポップカルチャーを代表する存在となり、現在も高い人気を保っています。
1971年 テレビ朝日 仮面ライダーシリーズ 仮面ライダー
1980年

冷泉家秘蔵の古文書等が初めて公開。(冷泉家時雨亭文庫)

冷泉家秘蔵の古文書や書籍が冷泉家時雨亭文庫で初めて一般公開されました。
1980年4月3日、京都の旧公家・冷泉家が長年にわたり秘蔵してきた古文書や和歌集、和歌懐紙などが冷泉家時雨亭文庫で初公開されました。これらの資料は日本の中世から近世にかけての貴族文化や和歌史を知る上で貴重な一次資料とされています。公開展示には一般の研究者や文化愛好者が多く訪れ、日本古典文学への関心が高まりました。また、この公開を契機に公家文化の保存と研究がさらに進められるようになりました。
1980年 冷泉家 冷泉家時雨亭文庫
2021年

奈良県斑鳩町の法隆寺で、聖徳太子の1400回忌法要が始まる。3日~5日まで。

2021年4月3日、奈良県斑鳩町の法隆寺で聖徳太子1400回忌法要が始まりました(4月5日まで)。
聖徳太子は飛鳥時代の政治家・仏教伝道者として知られ、日本史に大きな影響を残しました。 法隆寺は太子ゆかりの古刹で、世界最古の木造建築群としても有名です。 2021年4月3日から5日にかけて、1400回忌の法要が厳かに執り行われました。 初日は読経や献花、歴代法相による追善法要などが行われ、多くの僧侶が参列しました。 一般参拝者も特別拝観が可能となり、平安時代から続く儀式の様子を間近に見る機会となりました。 感染対策として人数制限やオンライン配信も実施され、遠方からも式次第を視聴できるよう配慮がなされました。 この法要は日本の仏教伝統と文化遺産の継承を象徴する重要な行事となりました。
2021年 奈良県 斑鳩町 法隆寺 聖徳太子