04月06日の誕生日 - 科学者・研究者

1773年

ジェームズ・ミル

(1773 - 1836)

経済学者、歴史学者、哲学者

経済学者歴史学者哲学者

イギリスの哲学者・歴史家・経済学者。ベンサムの弟子で功利主義を推進。

ジェームズ・ミル（1773-1836）は、スコットランド出身の哲学者、歴史家、経済学者で、ジェレミー・ベンサムの功利主義を支持・普及したことで知られます。代表作『イギリス史』は簡潔な文体で歴史を叙述し、公共政策への影響も大きかった。さらに『政治経済学原理』などを著し、教育改革にも携わりました。息子のジョン・スチュアート・ミルも著名な哲学者となり、ミル家は功利主義思想の中心として後世に大きな影響を与えました。

1773年ジェームズ・ミル経済学者歴史学者哲学者 1836年

1801年

ウィリアム・ハロウズ・ミラー

(1801 - 1880)

鉱物学者、結晶学者

鉱物学者結晶学者

イギリスの鉱物学者・結晶学者。『ミラー指数』を提唱。

ウィリアム・ハロウズ・ミラー（1801-1880）は、イギリスの鉱物学者・結晶学者で、結晶面の方位を示す『ミラー指数』を考案したことで有名です。ケンブリッジ大学で学び、後にトリニティ・カレッジのフェローとして研究を続けました。著書『結晶学入門』は当時の標準教科書となり、鉱物結晶学の基礎を確立しました。彼の業績は鉱物学のみならず、化学や物理学における結晶構造解析にも大きな影響を与えました。

1801年ウィリアム・ハロウズ・ミラー鉱物学者結晶学者 1880年

1810年

フィリップ・ヘンリー・ゴス

(1810 - 1888)

自然科学者

イギリスの博物学者。海洋生物研究と宗教の調和を試みた著作家。

フィリップ・ヘンリー・ゴス（1810-1888）は、イギリスの博物学者・海洋生物学者で、多くの海洋動物を観察・記録しました。著書『シーライフ（Sea Life）』シリーズでは美しい挿絵と詳細な生態記述を通じて一般に博物学を普及させました。また宗教的信条と進化論的解釈を調和させようとした著書『オムファロス』を発表し、大きな議論を呼びました。後年は動物園の創設や自然史博物館の設立にも関わり、博物学の発展に貢献しました。

1810年フィリップ・ヘンリー・ゴス自然科学者 1888年

1875年

斉藤隆三

(1875 - 1961)

史学者、文学博士

史学者文学博士

日本の史学者・文学博士で、中世日本史の研究に貢献した学者。

1875年に生まれた斉藤隆三は、東京帝国大学で学んだ後、史学者として活動しました。日本中世史を専門とし、複数の論文や著書を発表して学界に影響を与えました。教育者としても後進の育成に尽力し、多くの研究者を輩出しました。学士院会員に選出されるなど、その功績は高く評価されました。 1961年に没し、日本の歴史学の発展に大きく寄与しました。

1875年斉藤隆三 1961年

1878年

長與又郎

(1878 - 1941)

医学者

日本の医学者で、感染症研究や公衆衛生の発展に貢献した。

1878年に生まれた長與又郎は、東京大学医科大学で医学を学びました。細菌学や感染症研究に注力し、当時の日本における衛生環境の改善に寄与しました。また、政府の衛生行政に携わり、予防接種や検疫制度の整備に貢献しました。後進の教育にも力を入れ、多数の医師や研究者を育てました。 1941年に没するまで、公衆衛生と医学研究の両面で業績を残しました。

1878年長與又郎医学者 1941年

1888年

市川厚一

(1888 - 1948)

病理学者

日本の病理学者。

市川厚一病理学者 1948年

1911年

フェオドル・リュネン

(1911 - 1979)

化学者

ドイツの生化学者。コエンザイムAの代謝に関する研究で知られ、1964年にノーベル生理学・医学賞を受賞。

1911年にバイエルン州ミュンヘンで生まれる。ミュンヘン大学で化学を学び、博士号を取得。第二次世界大戦後、同大学で研究を続行し、脂質代謝の研究に従事。特にコエンザイムAの作用機序を解明し、1964年にコンラート・ブローチとともにノーベル生理学・医学賞を受賞。その後も生化学研究の第一線で活躍し、多数の論文を発表。 1979年にミュンヘンで死去。

1911年フェオドル・リュネン化学者 1979年

1920年

エドモンド・フィッシャー

(1920 - 2021)

生化学者

スイス生まれのアメリカの生化学者。タンパク質の可逆的リン酸化の研究で知られ、1992年にノーベル生理学・医学賞を受賞。

1920年上海でスイス人宣教師の家庭に生まれる。少年期にスイスへ帰国し、ローザンヌ大学で医学を学ぶ。 1950年代よりカリフォルニア大学サンディエゴ校で研究を開始。エドウィン・クレブスと共同でタンパク質のリン酸化が細胞内シグナル伝達に重要であることを発見。 1992年にこの研究によりクレブスとともにノーベル生理学・医学賞を受賞。アメリカで長年研究を続け、2021年に101歳で死去した。

エドモンド・フィッシャー生化学者 2021年

1928年

ジェームズ・ワトソン

遺伝学者

DNA二重らせん構造を発見した科学者、ジェームズ・ワトソン。ノーベル賞受賞者。

1928年生まれのジェームズ・ワトソンは、フランシス・クリックと共にDNAの二重らせん構造を提唱しました。この発見は分子生物学の基礎を築き、1962年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。後にハーバード大学やコールドスプリングハーバー研究所で研究を続け、遺伝学の発展に寄与しました。著書『二重らせん』で科学のドラマを一般に伝え、大衆への科学啓蒙にも努めました。その業績は現代生物学の礎となり、多くの研究者に影響を与えています。現在も活動を続けています。

ジェームズ・ワトソン遺伝学者

1928年

ピーター・タウンゼント

(1928 - 2009)

社会学者

社会的排除の概念を提唱した社会学者、ピーター・タウンゼント。英国の福祉政策に影響。

1928年生まれのピーター・タウンゼントは、貧困研究や社会的排除の理論で知られる社会学者です。著書『貧困の概念』で社会政策の基礎理論を提供し、福祉国家論に大きく貢献しました。イギリス政府や国際機関の研究委員を務め、政策立案にも関与しました。質的調査と量的分析を融合させた研究手法を確立し、多くの研究者に影響を与えました。社会的正義と平等を訴え続け、その思想は今日の福祉政策に生きています。 2009年に逝去しました。

ピーター・タウンゼント社会学者 2009年

1931年

大南正瑛

(1931 - 2023)

工学者、立命館大学・京都橘女子大学名誉教授

工学者立命館大学・京都橘女子大学名誉教授

日本の工学者。複数大学で教鞭を執った。

大南正瑛立命館大学京都橘女子大学 2023

1949年

ホルスト・ルートヴィヒ・シュテルマー

物理学者

ドイツ生まれのアメリカの物理学者。1998年にノーベル物理学賞を受賞。

1949年4月6日生まれ。フランクフルト出身で後にアメリカへ移住しカリフォルニア工科大学で研究。1998年にロバート・B・ラフリン、ダン・ツイと共に分数量子ホール効果の発見でノーベル物理学賞を受賞し、固体物理学に革新的な貢献を果たした。

1949年ホルスト・ルートヴィヒ・シュテルマー物理学者