04月06日の命日 - 科学者・研究者

1660年

ジョヴァンニ・バッティスタ・オディエルナ

(1597 - 1660)

天文学者

イタリアの天文学者・博物学者。彗星や星雲の観測で先駆的役割を果たした。

ジョヴァンニ・バッティスタ・オディエルナ（1597–1660）はシチリア出身の天文学者・博物学者。パレルモ大学で学んだ後、望遠鏡を用いて彗星や星雲の観測を行い、多くの天体を記録した。生物学にも関心を持ち、昆虫や貝類の標本収集を行ったとされる。代表作『宇宙構造論』では天体の分類や宇宙観を展開し、同時代の学術界に影響を与えた。1660年に没し、その広範な研究は後世の科学者に引き継がれた。

1660年ジョヴァンニ・バッティスタ・オディエルナ 1597年

1759年

ヨハン・ゴットフリート・ツィン

(1727 - 1759)

解剖学者、植物学者、ゲッティンゲン大学植物園長

解剖学者植物学者ゲッティンゲン大学植物園長

ドイツの解剖学者・植物学者で、ゲッティンゲン大学植物園の初代園長を務めた。

1727年に生まれ、ハレとゲッティンゲン大学で医学と自然科学を学んだ。独自に植物の系統分類を進め、後に命名されたキク科の花「ジニア（Zinnia）」にその名を残す。 1749年にゲッティンゲン大学の植物園長に就任し、園内の整備と標本収集を推進。解剖学者としての研究も行い、人体構造の詳細な記述を行った論文を発表。 31歳の若さで急逝したが、その研究成果は後の植物学・解剖学の発展に寄与した。

1759年ヨハン・ゴットフリート・ツィン英語版ゲッティンゲン大学 1727年

1803年

ウィリアム・ダグラス・ハミルトン

(1730 - 1803)

考古学者、外交官

考古学者外交官

イギリスの考古学者・外交官で、古代遺物の収集と研究に貢献した。

1730年に生まれ、ケンブリッジ大学で学んだ後、外交官としてヨーロッパ各地に駐在。ナポリ総領事時代に古代ギリシャ・ローマの遺物を熱心に収集し、考古学研究を推進。自身のコレクションはロンドンに送られ、後に大英博物館に寄贈された。著述活動でも知られ、考古学や美術史に関する論文を発表。 1803年に亡くなり、古典文明研究の発展に大きな足跡を残した。

1803年ウィリアム・ダグラス・ハミルトン考古学者外交官 1730年

文化5年3月11日

木内石亭

(1725 - 1808)

奇石収集家、本草学者

奇石収集家本草学者

江戸時代の奇石収集家・本草学者で、博物学の先駆者とされる。

1725年に生まれ、各地を旅して奇石を収集・研究した。石の形状や産地に基づく分類を試み、その成果を紀行文にまとめた。本草学者として薬用植物の調査にも従事し、貴重な標本を集めた。著書『石説』では自然物への観察眼を示し、後の博物学研究に影響を与えた。 1808年に没し、多彩な収集活動は江戸時代の学問・芸術に刺激を与えた。

1808年文化 3月11日木内石亭本草学者 1725年

1829年

ニールス・アーベル

(1802 - 1829)

数学者

ノルウェーの数学者で、アーベル多様体や群論に先駆的業績を残した。

1802年にオスロ近郊で生まれ、オスロ大学で数学を学んだ。五次方程式の根の一般的解が存在しないことを証明し、アーベルの定理を確立。楕円関数論や群論の基礎を築き、現在の代数幾何学に大きな影響を与えた。若くして結核で世を去ったが、その業績はアーベル賞の創設などで永遠に称えられる。 1829年に26歳で没し、数学史に残る天才と評される。

1829年ニールス・アーベル数学者 1802年

1838年

ジョゼ・ボニファチオ・デ・アンドラダ

(1763 - 1838)

政治家、博物学者、詩人

政治家博物学者詩人

ブラジル独立運動の中心人物で、政治家、博物学者、詩人として活動した。

1763年、サンパウロ近郊のイタリア移民の家庭に生まれる。法学を学び、ブラジルの自治拡大と独立を強く主張。 1817年に海峡議会の中心として活動し、1822年のブラジル独立に大きく貢献。独立後は初代閣僚評議会議長（事実上の首相）に就任し、近代国家建設の基礎を築く。博物学者としても業績を残し、ブラジル先住民の言語や動植物の研究を推進。詩人として詩集を刊行し、文学にも造詣が深かった。

1838年ジョゼ・ボニファチオ・デ・アンドラダ 1763年

1920年

ユリウス・エルスター

(1854 - 1920)

物理学者

ドイツの物理学者。放射能研究や電気現象の実験で知られる。

1854年、ドイツ・ハノーファーに生まれる。ハンス・ゲイテルと共同で放射能研究を行い、電気現象の実験装置を多数開発した。電離空気の測定やイオントレーシングの手法で知られ、放射性カリウムの発見に貢献した。ハノーファー大学やフランクフルト大学で教授として後進の育成に努めた。著書に電気分極や大気電気を扱う論文を多数発表。 1920年に没し、物理学界に大きな足跡を残した。

1920年ユリウス・エルスター英語版 1854年

1927年

志賀重昂

(1863 - 1927)

地理学者、評論家

地理学者評論家

日本の地理学者・評論家。近代日本の地理教育に貢献。

1863年、東京帝国大学で地理学を学び、日本の地理教育の基礎を築いた。旅行記や評論を通じて国土意識の啓発に尽力した。『日本及日本人』など著作を通じて近代日本の地理学を普及。地理学界の発展に寄与し、多くの門下生を育成。 1927年に没し、日本の地理学に大きな影響を与えた。

1927年志賀重昂地理学者評論家 1863年

1946年

宮入慶之助

(1865 - 1946)

寄生虫学者

日本の寄生虫学者。寄生虫学の発展に貢献。

1865年、日本で生まれる。東京帝国大学で寄生虫学を専攻し、多くの寄生虫の形態・生活環を解明。検査技術や防疫対策の研究に携わり、衛生行政に寄与。学生や研究者の育成に力を注ぎ、学会活動を牽引。多くの論文を発表し、寄生虫学の基礎を築く。 1946年に没し、その功績は現在も評価されている。

1946年宮入慶之助寄生虫学者 1865年

1951年

ロバート・ブルーム

(1866 - 1951)

人類学者

1951年ロバート・ブルーム人類学者 1866年

1961年

ジュール・ボルデ

(1870 - 1961)

細菌学者

ベルギーの細菌学者・免疫学者。ノーベル生理学・医学賞受賞者。

1870年、ベルギー・ブリュッセルに生まれる。粘膜抗体の研究を進め、1919年にノーベル生理学・医学賞を受賞。ボルデ・ジェンゴー培地を開発し、百日咳菌の単離に成功。パスツール研究所で免疫学の教育・研究に貢献。数多くの論文を発表し、現代免疫学の基礎を築く。 1961年に没し、業績は現在も高く評価されている。

1961年ジュール・ボルデ細菌学者 1870年

1963年

オットー・シュトルーベ

(1897 - 1963)

天文学者

ロシア生まれの天文学者。星のスペクトル研究で知られる。

1897年、ロシア帝国ハリコフに生まれる。アメリカに移住後、イリノイ大学やイェール大学で研究を行う。ヤーキス天文台の所長を務め、天体スペクトル解析の権威となる。恒星の自転や二重星系の研究で著名。アメリカ天文学会の会長を歴任し、学術活動を牽引。 1963年に没し、天文学の発展に大きく貢献した。

1963年オットー・シュトルーベ天文学者 1897年