1501年

マルケルス2世

(1501 - 1555)

ローマ教皇

ローマ教皇
1555年にローマ教皇に選出されたが、在位わずか22日で死去した。教会改革を志した人文主義者としても知られる。
マルケルス2世(Marcello Cervini)は1501年に生まれ、教会法を学び枢機卿として活躍した。1555年4月にローマ教皇に選出されるも、マラリアに罹患し在位わずか22日で死去した。短期間ながら聖職者の規律強化や財務改革に取り組んだ。人文主義的教養を背景に教会運営の近代化を志向した。
1501年 マルケルス2世 ローマ教皇 1555年
1574年

インノケンティウス10世

(1574 - 1655)

ローマ教皇

ローマ教皇
1644年に就任したローマ教皇。カストロ戦争への関与と親族登用で論争を呼んだ教皇。
インノケンティウス10世(本名ジョヴァンニ・バッティスタ・パンフィリ)は1574年に生まれ、1629年に枢機卿に叙階された。1644年に教皇に選出され、教皇ウルバヌス8世派のバルベリーニ家と対立した。カストロ戦争では教皇領の拡大を試み、教会財政の健全化に尽力した。親族を要職に登用したことで批判を浴びたが、教会改革と権威強化を進めた。1655年に死去し、その治世は17世紀中頃の教会政治を象徴するものとなった。
1574年 インノケンティウス10世 1655年