05月10日の命日 - 科学者・研究者

1482年

パオロ・ダル・ポッツォ・トスカネッリ

(1397 - 1482)

天文学者

イタリアの天文学者・数学者。コロンブスに大西洋横断航路のアイデアを提供。

パオロ・ダル・ポッツォ・トスカネッリ（1397年 - 1482年）は、ルネサンス期のイタリアの天文学者・数学者・地理学者。1474年頃に描いた地図や西回り航路の理論をクリストファー・コロンブスに伝え、新大陸発見に影響を与えた。天文観測や緯度経度の研究に取り組み、地図製作にも精通していた。彼の業績は後の航海術発展に寄与し、地理知識の限界を押し広げた。1482年に没したが、その理論は長く海洋探検に影響を及ぼした。

1482年パオロ・ダル・ポッツォ・トスカネッリ天文学者 1397年

1566年

レオンハルト・フックス

(1501 - 1566)

医師、植物学者

医師植物学者

ドイツの医師・植物学者。『薬用植物誌』で植物分類学の基礎を築いた。

レオンハルト・フックス（1501年 - 1566年5月10日）は、ドイツの医師・植物学者。代表作『医薬植物誌（De Historia Stirpium Commentarii Insignes）』（1542年）は、詳細な植物図譜と薬用植物の記述で知られる。精緻な図版は当時の植物学研究に大きな影響を与え、フクシア属の名の由来にもなった。ライプツィヒ大学やチュービンゲン大学で教鞭を執り、後進の育成にも尽力した。近代植物学の基礎を築いた一人と評価されている。

1566年レオンハルト・フックス 1501年

1753年

ニコラ・ファシオ・ド・デュイリエ

(1664 - 1753)

数学者

スイス出身の数学者・天文学者。アイザック・ニュートンの重力理論を支持し、関連研究を行った。

ニコラ・ファシオ・ド・デュイリエは1664年にスイスのバーゼルで生まれました。 17世紀後半から18世紀中頃にかけて数学と天文学の研究を行い、特にニュートンの万有引力理論を熱心に支持しました。ロンドンに移り住み、王立協会の会員として観測や望遠鏡の改良に携わりました。重力に関する弾性説を提唱し、ニュートンとの書簡で理論を深めました。後年はヨーロッパ大陸に戻り、宗教的・哲学的関心も高めながら生涯を閉じました。

1753年ニコラ・ファシオ・ド・デュイリエ 1664年

1787年

ウィリアム・ワトソン

(1715 - 1787)

医師、植物学者、物理学者

医師植物学者物理学者

イギリスの医師・植物学者・物理学者。電気現象や植物生理学の研究で知られる。

ウィリアム・ワトソンは1715年にイギリスで生まれ、医師としての訓練を受けました。ロイヤルソサエティの会員として、電気実験に取り組み、ベンジャミン・フランクリンと交流を持ちました。静電気や電気伝導の研究を通じて、電池の原理に迫る発見をし、電気学の発展に貢献しました。また、植物の蒸散や生理現象にも関心を示し、植物学の初期研究を行いました。通訳者としても活躍し、科学論文の英訳・出版を支援しました。

1787年ウィリアム・ワトソン 1715年

1822年

パオロ・ルフィニ

(1765 - 1822)

数学者

イタリアの数学者。代数方程式の解法可能性に関する業績で知られる。

パオロ・ルフィニは1765年にイタリアで生まれ、数学を学びました。代数方程式の根に関する研究を行い、のちに「ルフィニの定理」と呼ばれる概念を提唱。方程式の可解性や組合せ論にも貢献し、解析学の発展に寄与しました。教育者としても活躍し、多くの学生を指導、大学で教鞭をとりました。 1822年に没し、その業績は後のガロア理論などへ道を開きました。

1822年パオロ・ルフィニ数学者 1765年

1829年

トマス・ヤング

(1773 - 1829)

科学者、考古学者

科学者考古学者

イギリスの自然科学者・考古学者。光の波動説とヤング率の提唱で知られる。

トマス・ヤングは1773年にイングランドで生まれ、医師としての訓練を受けました。 1801年に発表した二重スリット実験で光の干渉を示し、光の波動説を復権させました。弾性に関する法則（ヤング率）を導入し、材料力学の基礎を築きました。さらに言語学やエジプト象形文字解読にも取り組み、多分野にわたる業績を残しました。 1829年に没し、幅広い研究分野で「万能の学者」と評されました。

1829年トマス・ヤング科学者考古学者 1773年

1910年

スタニズラオ・カニッツァーロ

(1826 - 1910)

有機化学者、政治家

有機化学者政治家

イタリアの有機化学者・政治家。アボガドロの法則の普及に貢献した。科学と政治の両面で活躍した。

スタニズラオ・カニッツァーロは1826年にパレルモで生まれた。 1858年のパビア会議で化学量論の整理を提唱し、分子量決定法を確立した。アボガドロの法則を理論的に支持し、元素周期表の発展に寄与した。後にイタリア統一運動に参加し、政治家としても名を馳せた。国会議員や上院議員を務め、科学教育の普及に努めた。 1910年に逝去し、化学史に大きな足跡を残した。

1910年スタニズラオ・カニッツァーロ 1826年

1910年

ベルナール・ブリュンヌ

(1867 - 1910)

地球物理学者

フランスの地球物理学者。地磁気や地震学の研究を行った。 19世紀末から20世紀初頭に活躍。

ベルナール・ブリュンヌは1867年にフランスで生まれた。パリ大学で物理学を学び、地球物理学の研究に従事した。地磁気の観測システムを改良し、地球内部構造の解明に寄与した。地震波の解析にも取り組み、震源研究の基礎を築いた。学術的論文を多数発表し、国際会議でも成果を報告した。 1910年に逝去し、その業績は後の研究者に受け継がれた。

ベルナール・ブリュンヌ 1867年

1915年

カール・ゴットハルト・ランプレヒト

(1856 - 1915)

歴史家

ドイツ出身の歴史家。19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した人物。

カール・ゴットハルト・ランプレヒト（1856-1915）は、ドイツの歴史家。 19世紀末から20世紀初頭にかけて、歴史学の発展に寄与した。政治史だけでなく、社会文化史にも関心を示し、学術界で一定の評価を得た。彼の研究は当時の伝統的な歴史研究に新たな視点をもたらした。国際的な歴史学界との交流も行い、後世の研究者に影響を与えた。

1915年カール・ゴットハルト・ランプレヒトドイツ語版歴史家 1856年

1966年

栗栖赳夫

(1895 - 1966)

政治家、銀行家、法学者、元日本興業銀行総裁、第52代大蔵大臣

政治家銀行家法学者元日本興業銀行総裁第52代大蔵大臣

日本の政治家・銀行家・法学者。戦後経済の担い手の一人。

栗栖赳夫（1895-1966）は、日本の政治家、銀行家、法学者。日本興業銀行総裁として企業支援や金融政策に携わり、戦後の経済再建を支えた。その後、第52代大蔵大臣として財政政策を指導し、国家財政の安定化に努めた。法学者としての知見を生かし、金融制度や法制整備にも貢献した。政界と金融界の両面で活躍し、戦後日本の経済基盤づくりに大きな役割を果たした。

1966年栗栖赳夫日本興業銀行大蔵大臣 1895年

1969年

塩野直道

(1898 - 1969)

算術教育者。4つ珠そろばん普及者

算術教育者。4つ珠そろばんの普及に尽力した。

塩野直道（1898-1969）は、算術教育者として活動。特に4つ珠そろばんの指導法を開発・普及させ、多くの学習者に利用された。教室や講習会を全国各地で開催し、子供から大人まで幅広い層に算術教育を提供した。著書や教材を通じてそろばん学習の体系化に貢献し、教育現場でも評価を得た。一生を算術教育に捧げ、日本の計算技術向上に寄与した。

1969年塩野直道 1898年

1971年

箕作秋吉

(1895 - 1971)

作曲家、化学者

作曲家化学者

日本の作曲家・化学者。化学研究と音楽創作を両立した異色の経歴を持つ。

箕作秋吉（1895年-1971年）は、日本の作曲家・化学者。\n化学者として学術論文を発表し、大学などで研究・教育に従事した。\n作曲家としてはピアノ曲や声楽曲を中心に手がけ、演奏会で作品を発表。\n研究と創作を融合させるユニークな視点から、多彩な業績を残した。\nその多岐にわたる活動は後進への影響も大きく、学際的な人材として知られる。

1971年箕作秋吉作曲家化学者 1895年