1922年

毎日新聞社が点字による日刊新聞『点字毎日』を発刊。

毎日新聞社が視覚障害者向け点字日刊紙『点字毎日』を創刊しました。
1922年5月11日、毎日新聞社は点字を用いた日本初の日刊新聞『点字毎日』を発行しました。 視覚障害者が自ら情報にアクセスできることを目的とし、社会的なインクルージョンを促進する試みです。 創刊当初は限られた部数でしたが、全国の視覚障害者にとって貴重な情報源となりました。 本文や広告も点字で掲載され、新聞社による点字メディア運営の先駆的事例となりました。 現在でも続刊され、障害者福祉の歴史における重要なマイルストーンとされています。
1922年 毎日新聞社 点字 点字毎日
2001年

熊本地裁が、国によるハンセン病患者の隔離政策の継続は違憲であるとする初の判決。

熊本地裁がハンセン病隔離政策の継続を違憲と初判断。長年続いた強制隔離の見直しを促す画期的判決。
2001年5月11日、熊本地方裁判所は国が行ったハンセン病患者への強制隔離政策について、継続は憲法が保障する人権を侵害するとして初めて違憲判決を下しました。この判決は患者やその家族に対する国家賠償請求訴訟において画期的なもので、国家の隔離政策を法的に問い直す契機となりました。判決後、国は補償法を改正し、元患者への賠償や医療費支援が拡充されました。また、社会的偏見の是正や医療制度の改善に向けた取り組みが加速し、ハンセン病問題の啓発活動が活発化しました。この判決は日本国内外で人権と医療政策の両立を考える重要な前例として評価されています。
2001年 ハンセン病
2011年

欧州評議会がトルコのイスタンブールで家庭内暴力と女性に対する暴力の廃絶と予防のためのイスタンブール条約を採択する。

欧州評議会がイスタンブール条約を採択し、家庭内暴力や女性への暴力の廃絶を目指した出来事です。
2011年5月11日、欧州評議会がトルコのイスタンブールで家庭内暴力と女性に対する暴力の廃絶と予防を目的としたイスタンブール条約を採択しました。正式名称は「欧州評議会枠組条約」で、初めて女性に対する全般的な暴力を国際法上で禁止する条約です。加盟国は法的義務として暴力防止策や被害者支援策の整備、加害者への処罰を強化することが求められます。条約は2014年に発効し、多くの欧州諸国で法律や政策の改正を促しました。女性の権利保護やジェンダー平等推進の象徴的な文書とされ、世界各地での類似条約制定への影響を与えています。
欧州評議会 イスタンブール イスタンブール条約
2023年

天皇、皇后が主催する春の園遊会が令和になって初めて開催される。各界の功績者ら約1千人が出席。

天皇・皇后主催の春の園遊会が令和になって初めて開催され、各界の功績者ら約千人が参列した行事です。
2023年5月11日、天皇・皇后両陛下が主催する春の園遊会が令和時代として初めて開催されました。政治・経済・文化・スポーツなど各界で活躍する約1000人の功績者が皇居・桃華楽堂に招かれ、和やかな雰囲気の中で交流が行われました。園遊会は皇室伝統の行事で、受賞者や社会貢献者との直接対話の場として知られています。来賓たちは両陛下との挨拶や記念撮影を楽しみ、花見の季節にふさわしい演出が施されました。新時代の始まりを祝し、多様な分野で功績を残した人々を讃える場となりました。
2023年 園遊会