1953年

ジャクリーン・コクランがF 86 セイバーで1049.83 km/hの記録を出し、初めて音の壁を破った女性となる。

1953年5月18日、ジャクリーン・コクランがF-86セイバーで音速を突破し、女性として初めて音の壁を破りました。
アメリカの女性パイロット、ジャクリーン・コクランは1953年5月18日にカリフォルニア州のモハーヴェ砂漠でF-86セイバー戦闘機を操縦しました。彼女は機速1049.83 km/hを記録し、マッハ1を超える飛行に成功しました。この快挙は「音の壁」に挑戦する最初の女性としての歴史的瞬間でした。コクランは以前から速度記録に熱心に取り組み、女性の航空分野進出を象徴する存在となりました。この成果は航空技術の進歩と女性パイロットの地位向上に大きく貢献しました。
1953年 ジャクリーン・コクラン F-86 セイバー km/h 音の壁
1958年

F 104A戦闘機が2,260km/hの速度記録を達成。

1958年5月18日、F-104A戦闘機が時速2260kmで飛行速度世界記録を樹立しました。
アメリカ空軍のF-104Aスターイェットは1958年5月18日、地上高度で約2260 km/hの速度記録を達成しました。この記録飛行はマッハ2以上の性能を証明し、ジェット戦闘機技術の飛躍的進歩を示しました。機体設計には細長い主翼と強力なエンジンが採用され、高速飛行性能を最大化しています。F-104は冷戦下の航空優位性競争において重要な役割を果たし、多くのNATO諸国でも採用されました。この記録は後続の高性能戦闘機開発に大きな影響を与えました。
1958年 F-104A戦闘機
1969年

「アポロ10号」が打ち上げられる。

1969年5月18日、アポロ10号が打ち上げられ、月面着陸ミッションの最終リハーサルが開始されました。
アメリカ航空宇宙局(NASA)のアポロ計画第4号以降のミッションとして、1969年5月18日にアポロ10号がケネディ宇宙センターから打ち上げられました。乗組員はトーマス・スターフォード、ジョン・ヤング、ユージン・サーナンの3名です。司令船と月着陸機は分離し、着陸機は月面軟着陸を想定した高度15 kmまで接近しましたが実際の着陸は行われませんでした。これはアポロ11号の月面着陸に向けた最終的なリハーサルであり、機器と手順の検証が目的でした。ミッションは成功裏に終了し、月面着陸への自信を高めました。
1969年 アポロ10号
1974年

インドが初の地下核実験を行い、世界6番目の核保有国となる。(インドの核実験 (1974年))

1974年5月18日、インドが初の地下核実験を実施し、世界第6の核保有国となりました。
インドは1974年5月18日、ラジャスターン州のパッカル山脈で初の地下核実験「スマイルインド作戦」を実施しました。この実験により、インドは核拡散防止条約(NPT)未加入国としては初の核保有国となりました。実験は平和的目的を掲げましたが、核兵器技術の獲得は国際的な注目と批判を集めました。この成功はインドの軍事的自立と戦略的抑止力強化を象徴し、地域の軍事バランスに影響を与えました。以降、南アジアにおける核開発競争が激化する契機ともなりました。
1974年 インド 核実験 インドの核実験 (1974年)
1991年

福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」で機器据付け完了式典が行われ、試運転を開始。

福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」が試運転を開始した。
1991年5月18日、福井県敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」で主要機器の据付け完了式典が行われ、試運転を開始した。日本の核燃料サイクル政策の中核を担う実験炉として、プルトニウムを増殖する技術を実証する目的があった。炉心設計や安全装置など高度な技術が導入され、世界でも注目された。しかし運用開始後はトラブルや事故に見舞われ、稼働停止と再稼働を繰り返した。
福井県 敦賀市 高速増殖炉 もんじゅ