05月24日の出来事 | calendar.web-standard.org

延喜5年4月18日

15日に完成した初の勅撰和歌集『続万葉集』に対し醍醐天皇が編纂し直すよう命じ、改めて『古今和歌集』として編輯を行う。

醍醐天皇が『続万葉集』を編纂し直し、初の勅撰和歌集『古今和歌集』として改編を命じた。

延喜5年4月18日、醍醐天皇は勅撰和歌集『続万葉集』の完成を受けて再編を命じた。新たに編纂された『古今和歌集』は、905年に完成した日本最初の勅撰和歌集である。編者には紀貫之らが名を連ね、宮廷歌壇の権威を結集した。和歌の形式や題材を厳選し、後世の歌人に大きな影響を与えた。平安時代における宮廷文化を象徴する一大文学事件となった。

905年延喜 4月18日 15日醍醐天皇編纂古今和歌集編輯

元亀元年4月20日

織田信長が、越前の朝倉義景討伐のため3万騎を率いて京都を発つ。

織田信長が越前の朝倉義景討伐のため、三万騎を率いて京を発した。

元亀元年4月20日、織田信長は越前の朝倉氏攻略のために京を出発した。配下の三万の兵を率い、北陸方面への進軍を開始した。後の金ヶ崎の戦いなど一連の北陸遠征の序章となった。信長の勢力拡大と中央政権への挑戦を象徴する出来事だった。この遠征は戦国時代の動乱期における戦いの様相を示した。

1570年元亀 4月20日織田信長朝倉義景

文禄元年/万暦20年4月13日

豊臣秀吉による朝鮮出兵第一陣の小西行長らが釜山に上陸し、文禄の役が始まる。

豊臣秀吉が文禄の役の第一陣を釜山に上陸させ、朝鮮出兵を開始した。

文禄元年4月13日（1592年5月24日）、豊臣秀吉の命により小西行長ら第一陣が釜山に上陸し、朝鮮出兵（文禄の役）が幕を開けた。釜山城を迅速に攻略し、漢城（現ソウル）へ向かう足掛かりを築いた。秀吉は明の征服と朝鮮半島支配を狙い、大規模な兵站を組織した。初期の連戦連勝は秀吉軍の補給線確保や機動力によるものだった。後の慶長の役へ続く、日朝間の大規模戦争の始まりとなった。

1592年文禄万暦 4月13日豊臣秀吉小西行長釜山文禄の役

慶長19年4月16日

豊臣秀頼が、焼失した京都・方広寺の鐘を鋳造する。

豊臣秀頼が焼失した方広寺の鐘を新たに鋳造した。

慶長19年4月16日（1614年5月24日）、豊臣秀頼は焼失した京都・方広寺の梵鐘を新たに鋳造した。鐘には「国家安康」の銘が刻まれ、徳川家康の諱を分断する形となり、政治的緊張を生んだ。この鐘銘問題は大坂の役勃発の一因とされる。方広寺再建は豊臣家の威信を示す意図があった。結果的に冬の陣・夏の陣へとつながる重大な前触れとなった。

1614年慶長 4月16日豊臣秀頼方広寺

1621年

プロテスタント同盟が解散。

ドイツ諸侯によるプロテスタント同盟が解散した。

1621年5月24日、神聖ローマ帝国内のプロテスタント諸侯からなるプロテスタント同盟が解散した。 1608年に結成された同盟は、カトリック同盟との対立緩和を図ったが、成果を上げられなかった。解散後、プロテスタント勢力はばらばらとなり、1621年の白山の戦いで大敗北を喫した。同盟の解体は三十年戦争の遠因となり、ヨーロッパの宗教・政治秩序に大きな影響を及ぼした。以後、帝国内の宗教対立はさらに激化した。

1621年プロテスタント同盟

1626年

オランダ西インド会社がマンハッタンをインディアンから購入。

オランダ西インド会社がインディアンからマンハッタン島を購入した。

1626年5月24日、オランダ西インド会社はレナペ族のインディアンからマンハッタン島を購入した。取引は約60ギルダー相当の物品で行われたと伝えられる。購入後、同社はニューアムステルダム植民地を開発し、交易の拠点とした。この出来事は後のニューヨーク市の基礎を築く重要な歴史的契機となった。植民地拡大とともに、先住民との領土問題も深刻化した。

1626年オランダ西インド会社マンハッタン

文政4年4月23日

相馬大作事件が起こる。

江戸時代の1821年、相馬大作が幕府役人への不満から騒動を起こした相馬大作事件が発生した。

1821年5月24日（文政4年4月23日）、江戸で相馬大作事件が発生した。相馬大作は幕府役人への不満を爆発させ、街中で騒動を引き起こした。事件は江戸の治安維持体制に大きな衝撃を与えた。幕府は厳罰をもって対応し、事件後は取締りが強化された。庶民と幕府権力の緊張を象徴する事例として記録される。

1821年文政 4月23日相馬大作事件

1830年

サラ・ジョセファ・ヘイルの詩『メリーさんのひつじ』が発刊される。

サラ・ジョセファ・ヘイルの詩『メリーさんのひつじ』が発刊された。

1830年5月24日、サラ・ジョセファ・ヘイルの童謡詩『メリーさんのひつじ』が発刊された。この詩は後に簡潔なメロディと組み合わさり、英語圏で最も有名なナーサリーライムの一つとなった。作者ヘイルは女性教育の普及運動家としても知られる。『メリーさんのひつじ』は子供向けの教育的・娯楽的作品として広く愛された。今日も世界中で親しまれ、映画やテレビでも引用が絶えない。

1830年サラ・ジョセファ・ヘイルメリーさんのひつじ

1830年

ボルチモア・アンド・オハイオ鉄道の最初の開業区間であるメリーランド州ボルチモアエリコットが開通。

ボルチモア・アンド・オハイオ鉄道の最初の区間、ボルチモア〜エリコットが開通した。

1830年5月24日、ボルチモア・アンド・オハイオ鉄道の最初の開業区間、ボルチモア〜エリコットが開通した。 1827年に米国初の常用鉄道として設立され、短区間ながら蒸気機関車の実用運行を開始した。鉄道の成功は米国内陸輸送網の発展を促し、産業革命を後押しした。ボルチモアとオハイオ州を結ぶ構想は後に東西横断鉄道整備の先駆けとなった。公共輸送手段として鉄道の可能性を示した歴史的出来事である。

ボルチモア・アンド・オハイオ鉄道メリーランド州ボルチモア

1844年

サミュエル・モールスが発明した電信装置と符号（モールス符号の原形）による初の長距離通信実験がワシントンD.C. メリーランド州ボルチモア間で行われる。

サミュエル・モールスがモールス符号を用いた初の長距離電信実験を成功させた。

1844年5月24日、サミュエル・モールスはワシントンD.C.〜ボルチモア間で初の長距離電信実験を成功させた。彼の開発した電信機とモールス符号により、遠隔地間で即時通信が可能となった。実験では「What hath God wrought（神がなされしこととは何か）」の電文が送受信された。この成果は通信技術の革命となり、世界各地に電信網が広がる契機となった。現代のインターネット時代につながる情報化社会の夜明けを告げた。

1844年サミュエル・モールス電信モールス符号ワシントンD.C. メリーランド州ボルチモア

1847年

ディー橋事故が起こる。

1847年5月24日、イギリスの鉄道橋が崩落し、乗客5名が犠牲になった事故です。

1847年5月24日、チュースター近郊で蒸気機関車がディー橋を通過中に橋桁が崩壊しました。この事故で乗客3名と鉄道職員2名の計5名が死亡し、数名が重傷を負いました。崩壊した橋はロバート・スチーブンソン設計の鋳鉄製トラス橋で、桁の強度不足が原因とされます。この惨事を受けて、鉄橋の設計基準や検査制度が大幅に見直されるきっかけとなりました。以降、鉄道橋梁にはより堅牢な素材と構造技術が導入され、近代鉄道の安全性向上が進みました。

1847年ディー橋事故

1856年

奴隷制度廃止運動家のジョン・ブラウンらが奴隷制度擁護派の5人を殺害。

1856年5月24日、カンザスで奴隷制度廃止運動家ジョン・ブラウンが擁護派の5人を襲撃した事件です。

1856年5月24日、カンザス準州ポタワトミー郡近郊でジョン・ブラウンと支持者が奴隷制擁護派の住民5名を殺害しました。この襲撃はローレンス襲撃への報復行動とされ、流血のカンザス時代を象徴する事件となりました。奴隷制を巡る北部と南部の対立を一層深刻化させ、南北戦争へとつながる緊張を高めました。ブラウンは後にハーパーズフェリー襲撃を起こし、奴隷制度廃止運動の象徴的存在となります。この事件はアメリカの歴史における暴力的対立の深刻さを浮き彫りにしました。

1856年奴隷制度ジョン・ブラウン