寛平4年5月10日
菅原道真が『類聚国史』を撰進。
平安時代の学者・菅原道真が国家の歴史を編纂した『類聚国史』を撰進しました。
菅原道真は平安時代を代表する学者兼官僚であり、この『類聚国史』は年紀体で編纂された日本最古級の歴史書の一つです。国家の公式記録として、『日本紀』『続日本紀』『日本後紀』などを体系的にまとめることを目的としていました。編纂作業には宮廷の学者や廷臣が関与し、当時の政治や社会状況を後代に伝える貴重な史料となりました。撰進によって道真の学識と公的役割が示され、その後の歴史研究にも大きな影響を与えました。
892年
寛平
5月10日
菅原道真
類聚国史