06月03日の誕生日 - 芸術家・音楽家

1736年

イグナーツ・フレンツル

(1736 - 1811)

ヴァイオリニスト、作曲家

ヴァイオリニスト作曲家

ウィーン宮廷を中心に活動した18世紀のヴァイオリニスト兼作曲家。

1736年にウィーンで生まれ、宮廷楽団のヴァイオリニストとして活躍した。イタリアオペラや室内楽で演奏家として高い評価を得た。自作のヴァイオリン協奏曲や室内楽曲を作曲し、演奏会で頻繁に取り上げられた。弟子の育成にも力を注ぎ、ウィーン音楽院の発展に貢献した。 1811年に没し、クラシック初期のヴァイオリン音楽に影響を残した。

1736年イグナーツ・フレンツル 1811年

1819年

ヨハン・ヨンキント

(1819 - 1891)

画家、版画家

画家版画家

オランダ出身で印象派に先駆けた風景画家・版画家。

1819年にオランダで生まれ、パリで絵画を学ぶ。セーヌ川やパリの街並みを繊細な筆致で描き、印象派に影響を与えた。版画制作にも秀で、光と色彩の表現に取り組んだ。晩年は視力の衰えに苦しみつつも創作を続けた。 1891年に没し、その風景表現はモネや他の印象派画家に受け継がれた。

1819年ヨハン・ヨンキント画家版画家 1891年

1832年

アレクサンドル・シャルル・ルコック

(1832 - 1918)

作曲家

フランスのオペラ・オペレッタ作曲家として知られる音楽家。

1832年にパリで生まれ、パリ音楽院で作曲を学ぶ。オペレッタやオペラコミックを多く手がけ、軽妙な旋律に定評がある。代表作に『ロゼリーヌ』などがあり、19世紀末のフランス音楽界を牽引。フランス音楽アカデミーの会員として後進の育成にも尽力した。 1918年に没し、その作品は今も演奏会で愛奏され続ける。

1832年アレクサンドル・シャルル・ルコック作曲家 1918年

1852年

セオドア・ロビンソン

(1852 - 1896)

画家

アメリカの印象派画家。クロード・モネらと交流し、印象派を米国に紹介した。

1852年にニューヨーク州バッファローで生まれる。フランスに渡りモネやピサロと交流し、印象派の技法を学ぶ。柔らかな光と色彩で日常の風景を描いた作品で知られる。 1890年代にアメリカに帰国し、画家や教育者として活動。 1896年に急逝するまで多彩な作品を残した。

1852年セオドア・ロビンソン 1896年

1877年

ラウル・デュフィ

(1877 - 1953)

画家

フランスのフォーヴィスム画家。明るい色彩と装飾性で知られる。

1877年レ・アンドゥに生まれる。フォーヴィスム運動に参加し、鮮やかな色彩を用いた作品を制作。風景や祭りなどを軽快なタッチで描写。テキスタイルデザインや版画にも取り組み、多分野で活躍。 1953年に没するまで装飾芸術の発展に寄与した。

1877年ラウル・デュフィ 1953年

1881年

ミハイル・ラリオーノフ

(1881 - 1964)

画家

ロシアの前衛画家。ラヨニスムを共同創始。

1881年タガンログ近郊に生まれる。初期にはプリミティヴィスムに傾倒し伝統的技法を研究。パヴェル・ゴンチャロワと共にラヨニスムを創始し、抽象絵画に貢献。舞台美術やテキスタイルデザインにも取り組む。 1964年にパリで没し、ロシア現代美術に大きな足跡を残した。

1881年ミハイル・ラリオーノフ 1964年

1897年

島津保次郎

(1897 - 1945)

映画監督

日本の映画監督。サイレント映画時代から活動し、数多くの作品を手掛けたパイオニア的存在です。

1897年生まれの島津保次郎は、日本のサイレント映画黎明期から監督として活動を開始しました。叙情的かつ写実的な映像美を追求し、『真昼の暗黒』や『檻の中の女』などの作品で知られます。戦下期には娯楽作品から社会派ドラマまで幅広いジャンルに取り組みました。技術革新にも積極的で、撮影技法や編集手法の発展に寄与しました。1945年に他界するまで、日本映画の基礎を築いた重要人物の一人として評価されています。

1897年島津保次郎映画監督 1945年

1897年

メンフィス・ミニー

(1897 - 1973)

歌手・ギタリスト

アメリカのブルースシンガー兼ギタリスト。力強い歌声と巧みなギタープレイで知られ、女性ブルースの先駆者です。

1897年にミシシッピ州で生まれたメンフィス・ミニーは、1920年代から演奏活動を開始し、シカゴやメンフィスで人気を博しました。男装してギター演奏を行うスタイルや、スライドギター技術が特徴的で、多くの録音を残しています。女性ブルース奏者として初期から活躍し、ロックンロールやR&Bの発展にも影響を与えました。生涯に200曲以上を録音し、その作品は後世のミュージシャンにも愛されています。1973年に亡くなりましたが、その功績はブルース史に刻まれています。

メンフィス・ミニー 1973年

1899年

渡辺邦男

(1899 - 1981)

映画監督

日本の映画監督。戦前から戦後にかけて娯楽映画を中心に活躍しました。

1899年に生まれた渡辺邦男は、映像表現の基礎を習得し、製作会社に所属して多彩なジャンルの作品を監督しました。娯楽性とドラマ性を両立させた演出が持ち味で、観客の支持を集めました。戦後は映画産業の復興にも関わり、若手スタッフの育成にも努めました。作品は現在でも研究者や映画ファンに注目されています。1981年に亡くなるまで、日本映画の発展に貢献した一人として知られています。

渡辺邦男 1981年

1904年

ジャン・ピアース

(1904 - 1984)

テノール歌手

1904年ジャン・ピアース 1984年

1906年

ジョセフィン・ベーカー

(1906 - 1975)

ジャズシンガー

アメリカ出身でフランスを拠点に活躍したジャズシンガー。抜群のステージパフォーマンスと人種差別撤廃運動への貢献で知られる。

1906年6月3日、アメリカのミズーリ州セントルイスで生まれた。1925年にフランスに渡り、パリの舞台で歌手・ダンサーとして一斉を風靡した。バナナスカートの衣装や革新的な演出で国際的な人気を得た。第二次世界大戦中にはフランス・レジスタンス運動を支援し、その功績で複数の勲章を受章した。戦後は公民権運動にも参加し、人種平等実現を訴え続けた。1975年に没し、その生涯はエンターテインメントと社会的活動を融合させた先駆けとして称えられている。

1906年ジョセフィン・ベーカー 1975年

1922年

アラン・レネ

(1922 - 2014)

映画監督

フランスの映画監督。詩的な映像表現と実験的手法で知られる。

アラン・レネは1922年6月3日、フランスのブルターニュ地方に生まれた。戦争の記憶をテーマにした『夜と霧』（1956年）で注目を集める。代表作に『ヒロシマ・モナムール』（1959年）や『去年マリエンバートで』（1961年）がある。詩的な映像と革新的な編集技法で映画の語りを再構築した。第二次世界大戦のトラウマや愛と時間を重層的に描く作風が特徴。高く評価され、数々の国際映画祭で受賞を重ねた。 2014年に92歳で逝去。

1922年アラン・レネ 2014年