06月04日の誕生日 - 科学者・研究者

1694年

フランソワ・ケネー

(1694 - 1774)

経済学者、医師

経済学者医師

フランスの経済学者・医師で、重農主義を提唱した経済学の先駆者。

フランソワ・ケネーは1694年に生まれ、医師としてルイ15世の宮廷に仕えた。 1758年に『経済表（Tableau économique）』を発表し、経済循環の概念を初めて示した。農業を富の源泉とみなし自由貿易を支持する重農主義（フィゾクラシー）を創始した。王侯貴族の間で影響力を持ち、経済政策提言者としても活躍した。 1774年に没し、その理論は後の経済学発展に大きな影響を与えた。

1694年フランソワ・ケネー経済学者医師 1774年

1704年

ベンジャミン・ハンツマン

(1704 - 1776)

発明家

18世紀イギリスの発明家で、鋼鉄製造技術を革新した。

ベンジャミン・ハンツマンは1704年にイングランドで生まれ、製鉄業に従事した。 1740年代に高品質鋼を生産するクリュシブル鋼製造法を開発し、耐久性の高い鋼を大量生産可能にした。彼の技術は工具や刃物の品質を飛躍的に向上させ、産業革命を支える基盤となった。その後、欧州各地に技術が普及し、多くの製鉄所で採用された。 1776年に没し、鋼鉄業界にもたらした革新は現在も評価され続けている。

1704年ベンジャミン・ハンツマン 1776年

1754年

フランツ・フォン・ツァハ

(1754 - 1832)

天文学者

18世紀末から19世紀前半にかけて活躍したドイツの天文学者。

1754年6月4日生まれ。ゲッティンゲン大学で学び、ヨーロッパ各地で観測所を設立。彗星や小惑星の探索を組織し、天文学の普及に貢献。地理測量や経度測定にも携わり、精密な星表を刊行。 1832年に没し、その業績は現代天文学の基礎となりました。

1754年フランツ・フォン・ツァハ 1832年

1794年

ジャチント・プロヴァナ

(1794 - 1856)

政治家、軍人、愛国者、科学者

政治家軍人愛国者科学者

19世紀イタリアの政治家・軍人・愛国者・科学者。多才な人物。

1794年6月4日生まれ。ナポリ王国軍の将校として従軍し、愛国運動に参加。政治家としても活躍し、統一運動を支援。科学者として地質学や地理学の研究を行い、論文を発表。 1856年に没し、多方面での業績が知られています。

1794年ジャチント・プロヴァナ 1856年

1794年

ムツィオ・トマシーニ

(1794 - 1879)

植物学者、政治家

植物学者政治家

19世紀イタリアの植物学者・政治家。博物学と公共サービスに貢献。

1794年6月4日生まれ。植物採集と分類学の分野で多数の標本を報告。大学で教鞭を執り、後進の育成にも力を注ぐ。地方政府で行政職を歴任し、公共事業を推進。 1879年に没し、学術誌に残る記録が評価されています。

ムツィオ・トマシーニ 1879年

1809年

カール・ダーフィット・ブーシェ

(1809 - 1881)

園芸家

19世紀の園芸家。

カール・ダーフィット・ブーシェ 1881年

1834年

パウル・フリードリヒ・アウグスト・アシェルソン

(1834 - 1913)

植物学者、歴史学者、民族誌学者、言語学者

植物学者歴史学者民族誌学者言語学者

ドイツの植物学者・歴史学者・民族誌学者・言語学者。

1834年に生まれ、植物学を中心に歴史学・民族誌学・言語学の研究を行った学者。各地でフィールドワークを重ね、1913年に没した。

1834年パウル・フリードリヒ・アウグスト・アシェルソン 1913年

1841年

カール・ビンディング

(1841 - 1920)

法学者

ドイツの法学者。

1841年に生まれ、法学を研究し、主に民法・刑法の分野で学術的業績を残した。1920年に没した。

1841年カール・ビンディング 1920年

1865年

ローベル・イポリット・ショーダ

(1865 - 1934)

植物学者、藻類学者

植物学者藻類学者

スイスの植物学者・藻類学者で、熱帯植物の分類研究や藻類学の分野で業績を残した。

1865年にスイスで生まれたローベル・イポリット・ショーダは、植物学者兼藻類学者として活躍しました。ジュネーヴ大学で教授を務め、熱帯地域の植物相を体系的に研究しました。特にルビア科の自然分類や藻類の形態学的研究で知られ、複数の学名を記載しました。ジュネーヴ植物園の管理にも携わり、学術施設の発展に寄与しました。1934年に没するまで、植物分類学の基礎確立に大きく貢献しました。

1865年ローベル・イポリット・ショーダ 1934年

1874年

マックス・ドヴォルシャック

(1874 - 1921)

美術史家

チェコ出身の美術史家で、中世・ルネサンス美術の研究を専門とした。

1874年にボヘミアで生まれたマックス・ドヴォルシャックは、ウィーン大学で美術史の教授として中世から近世にかけての美術を研究しました。オーストリア美術館の監督を務め、コレクションの整備や展覧会開催に尽力しました。ゲルマン圏とボヘミア地域の美術を比較する論文を数多く発表し、その精緻な分析で高く評価されました。また、考古学的発掘調査にも参加し、現場からのデータ収集にも精力的でした。代表的著作には『中世美術と近世美術』などがあり、1921年に逝去するまで欧州美術史研究の発展に貢献しました。

1874年マックス・ドヴォルシャック 1921年

1877年

ハインリッヒ・ヴィーラント

(1877 - 1957)

化学者

ドイツの化学者で、胆汁酸の研究によりノーベル化学賞を受賞した。

1877年にミュンヘンで生まれたハインリッヒ・ヴィーラントは、有機化学者として胆汁酸やビリルビンの構造解析を行いました。彼の研究は生化学の基礎を築き、1927年にノーベル化学賞を受賞しました。ミュンヘン大学で教授を務め、多くの後進研究者を育成しました。教科書や論文を多数発表し、有機化学教育にも大きく寄与しました。1957年に没するまで、化学界に深い影響を与え続けました。

1877年ハインリッヒ・ヴィーラント化学者 1957年

1883年

諸橋轍次

(1883 - 1982)

漢字研究家、『大漢和辞典』編者

漢字研究家『大漢和辞典』編者

日本の漢字研究家・大漢和辞典の編纂者。

1883年に京都府で生まれた諸橋轍次は、台湾の台北帝国大学で漢学を学んだ後、漢字研究に専念しました。1920年代から大漢和辞典の編纂を開始し、全54巻＋索引3巻からなる辞典を完成させました。語義や出典の詳細な注釈で知られ、辞典は漢字研究の金字塔とされています。京都大学で教鞭を執りながら、後進の指導にも積極的に取り組みました。1982年に没するまで、生涯を通じて東洋文化の普及と漢字研究に貢献しました。

1883年諸橋轍次大漢和辞典 1982年