06月05日の命日 - 芸術家・音楽家

1445年

リオネル・パワー

初期ルネサンス音楽の作曲家

イングランドの初期ルネサンス期に活躍した作曲家。モテットやミサ曲で知られる。

生没年は正確ではないが、1370年代頃に生まれ、1445年に没したとされる。イングランド宮廷を拠点に活動し、初期ルネサンス期の教会音楽を発展させた。モテットやミサ曲などの多声音楽を多く手掛け、当時の音楽技法を革新的に取り入れた。代表作は『Old Hall Manuscript』に収録された作品群とされる。その和声進行やリズムの精緻さは後世の作曲家にも大きな影響を与えた。限られた史料ながら、ルネサンス音楽研究において重要視されている。

1445年リオネル・パワー 1370年代

1625年

オーランド・ギボンズ

(1583 - 1625)

作曲家、オルガニスト

作曲家オルガニスト

英国の作曲家・オルガニスト。リュート曲やアンセムで知られる。

1583年に生まれ、1625年に没したイギリスの作曲家・オルガニスト。ロンドン王室礼拝堂のオルガニストとして活躍し、多くの鍵盤曲を作曲。リュート用の組曲や弦楽合奏のファンタジアなど器楽曲でも才能を発揮。聖歌を用いたヴァースアンセムでは繊細な声部書法を特徴とする。代表作に『Drop, Drop, Slow Tears』や『Fantasias for Viols』がある。バロック期の先駆けとして後世の作曲家に影響を与えた。

1625年オーランド・ギボンズ 1583年

1722年

ヨハン・クーナウ

(1660 - 1722)

作曲家、オルガニスト、チェンバロ奏者

作曲家オルガニストチェンバロ奏者

ドイツの作曲家・オルガニスト・チェンバロ奏者。ライプツィヒで活躍。

1660年に生まれ、1722年に没したドイツの作曲家・チェンバロ奏者。ライプツィヒ大学で学び、トーマス教会のオルガニストに就任。鍵盤楽器のための多彩な作品を作曲し、初期プログラム音楽を試みた。音楽的小説（Musicalische Vorstellung einer erfreulichen Überraschung）などを執筆。その技巧的な作風はバッハをはじめ後世の作曲家に影響を与えた。クラヴィーア演奏法の普及にも大きく貢献した。

1722年ヨハン・クーナウ 1660年

1816年

ジョヴァンニ・パイジエッロ

(1740 - 1816)

オペラ作曲家

イタリアのオペラ作曲家。喜歌劇で高い評価を得る。

1740年に生まれ、1816年に没したイタリアのオペラ作曲家。喜歌劇やオペラ・ブッファの名作を数多く手掛けた。『結婚手形（Il barbiere di Siviglia）』などが代表作。ロシア宮廷やナポリ王室の音楽監督を歴任し国際的に活躍。イタリアオペラの発展に大きく貢献し、後進に影響を与えた。そのメロディの美しさは現代でも高く評価されている。

1816年ジョヴァンニ・パイジエッロ 1740年

1826年

カール・マリア・フォン・ヴェーバー

(1786 - 1826)

作曲家

ドイツの作曲家。ロマン派オペラの先駆者。

1786年に生まれ、1826年に没したドイツの作曲家。ロマン派オペラの先駆けとして『魔弾の射手（Der Freischütz）』を作曲。オーケストレーションにおける革新的な手法を導入した。民謡的要素や民間伝承を取り入れた作風が特徴。メンデルスゾーンやワーグナーに影響を与え、ドイツ楽派を形成。早世ながらその作品は今日まで世界中で上演され続ける。

1826年カール・マリア・フォン・ヴェーバー作曲家 1786年

1930年

ジュール・パスキン

(1885 - 1930)

画家

ブルガリア生まれの画家。モンパルナス派の中心人物。

ジュール・パスキンはブルガリア生まれで後にフランスで活動した画家、モンパルナス派の中心人物であった。 1885年にブルガリアで生まれ、パリに移住してエコール・ド・モンパルナスに参加した。繊細な人物画やヌードを多く描き、赤い色調を用いた独特の作風で知られる。第一次世界大戦後はアメリカでも活動し、国際的評価を高めた。 1930年にパリで自ら命を絶ち、35歳の若さで生涯を閉じた。

1930年ジュール・パスキン画家 1885年

1930年

ニコラス・タルコフ

(1871 - 1930)

画家

情報の限られた画家。詳細な活動記録がほとんど残っていない。

ニコラス・タルコフに関する記録は少なく、その生涯や作品の詳細はほとんど伝わっていません。 1871年に生まれた画家であることのみが知られており、活動地域や作品についての具体的情報は現存しない状態です。そのため、美術史における位置づけや影響については不明点が多い人物となっています。今後、資料発見により新たな評価がなされる可能性があります。

ニコラス・タルコフ 1871年

1977年

スリーピー・ジョン・エスティス

(1899 - 1977)

ブルース・シンガー

アメリカのブルース歌手・ギタリスト。独特の語り口で知られる。

1899年テネシー州に生まれ、デルタ・ブルースのスタイルを受け継いだ。1920年代から録音活動を開始し、『ドロップ・ダウン・ママ』などの名曲を残した。1960年代のブルース再評価期にも演奏活動を続け、1977年6月5日に逝去した。

1977年スリーピー・ジョン・エスティス 1899年

1999年

メル・トーメ

(1925 - 1999)

歌手、作曲家、俳優

歌手作曲家俳優

アメリカのジャズシンガー、作曲家、俳優。愛称は「ヴェルヴェット・フォッグ」。代表曲に「クリスマス・ソング」がある。

1925年にシカゴで生まれ、幼少期から音楽活動を始めた。甘美で滑らかな歌声から「ヴェルヴェット・フォッグ」の愛称で親しまれた。自身で詞曲を手がけた楽曲「クリスマス・ソング」は世界的なスタンダードナンバーとなった。映画やテレビドラマにも出演し俳優としても活躍した。晩年はトーク番組への出演で博識ぶりが話題となった。1999年6月5日にニューヨークで逝去した。

1999年メル・トーメ 1925年

2002年

ディー・ディー・ラモーン

(1952 - 2002)

ベーシスト、ラッパー

ベーシストラッパー

アメリカのパンクロックバンド「ラモーンズ」のベーシスト。ラップにも挑戦し「ディー・ディー・キング」名義で活動した。

本名はダグラス・グレン・コルヴィン。1952年にアメリカで生まれ、1974年にラモーンズを結成し初代ベーシストとして活躍した。シンプルなリフと高速な演奏スタイルでパンクロックを代表するサウンドを築いた。1989年にはソロプロジェクト「ディー・ディー・キング」としてラップアルバムをリリースした。しかし私生活では薬物と精神的な問題に悩まされ、2002年6月5日に逝去した。

2002年ディー・ディー・ラモーンラモーンズ 1952年

2003年

マニュエル・ロザンタル

(1904 - 2003)

指揮者・作曲家・音楽評論家

フランスの指揮者・作曲家・音楽評論家。ラヴェル門下の音楽家として活躍した。

1904年にフランスで生まれ、パリ音楽院で学んだ後、ラヴェルに師事して作曲技法を深めた。指揮者として世界各地のオーケストラを指揮し、特にラヴェル作曲『ボレロ』の初演指揮者として知られる。作曲家としても室内楽や管弦楽作品を発表した。音楽評論家として著書や記事を執筆し後進の指導にあたった。2003年6月5日にパリで逝去した。

マニュエル・ロザンタル 1904年

2004年

アイオナ・ブラウン

(1941 - 2004)

指揮者、ヴァイオリン奏者

指揮者ヴァイオリン奏者

イギリスのヴァイオリニスト・指揮者。室内オーケストラ『アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ』の首席奏者を務めた。

1941年にロンドンで生まれ、幼少期からヴァイオリンを学んだ。1970年代からアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズのコンサートマスターを務め、その後指揮活動にも進出した。国内外のオーケストラと共演し、バロック演奏を中心に高い評価を得た。指揮者としてはチャタヌーガ音楽祭音楽監督を歴任し、多くの録音を残した。2004年6月5日に急逝した。

アイオナ・ブラウン 1941年