1972年

ストックホルムで国連人間環境会議が開幕。6月16日まで。

ストックホルムで国連初の地球規模環境会議が開幕。世界各国が環境保護の重要性を議論しました。
1972年6月5日、スウェーデン・ストックホルムで国連人間環境会議(通称ストックホルム会議)が開催されました。113か国の代表が参加し、「人間環境宣言」を採択、環境問題を国際的な優先課題として認識する契機となりました。会議では大気汚染や水質汚染、野生生物保護など多岐にわたるテーマが議論されました。これを受けて国連環境計画(UNEP)が設立され、各国政府の環境政策が本格的に始まりました。現代の国際環境法やサステナビリティの原点とされる画期的な国際会議です。
1972年 ストックホルム 国連人間環境会議 6月16日
1986年

新潟県佐渡島の佐渡トキ保護センターで飼育されていたメスのトキ「アオ」が死亡。日本産トキが残り2羽となる。

1986年6月5日、新潟県佐渡島で飼育中のメスのトキ「アオ」が死亡し、残りが2羽となりました。
1986年6月5日、新潟県佐渡島の佐渡トキ保護センターで飼育されていたメスのトキ『アオ』が死亡しました。 この死去により、日本産トキの個体数はわずか2羽にまで減少し、生存危機が深刻化しました。 トキはかつて日本全国に生息していましたが、環境破壊や狩猟により絶滅寸前となっていました。 以後、人工繁殖や生息地再生の取り組みが本格化し、世界的な保全活動のモデルケースとなりました。 その成果として現在は野生復帰プロジェクトが進み、東京などでも観察例が増えつつあります。
1986年 新潟県 佐渡島 トキ
2003年

パキスタンを最高気温51℃の熱波が襲う。死者26人。

2003年6月、パキスタンを襲った猛暑波で最高気温51℃を記録し、約26人が死亡しました。
2003年6月5日、パキスタンの一部地域で記録的な猛暑が発生しました。最高気温が51℃に達し、脱水症状や熱射病によって少なくとも26人の死者が確認されました。インド洋から流れ込む熱風と強い日射が重なり、電力供給の不安定化や医療体制への負荷が増大しました。特にカラチ周辺や東部地域で被害が深刻化し、救援活動が急がれました。政府は緊急水分補給所を設置し、注意喚起を行いましたが、インフラの脆弱性が露呈する結果となりました。気候変動の影響が懸念される中、熱波への備えの重要性が浮き彫りになりました。
2003年 パキスタン 熱波