1832年

パリで六月暴動が起きる。

パリでルイ・フィリップ政権に抗議する六月暴動が発生した。
1832年6月5日、フランス7月王政下のパリで市民による六月暴動が勃発した。 この蜂起は下層市民や学生らが社会的不平等や貧困に抗議して起こした。 特にロマン派詩人ヴィクトル・ユゴーが『レ・ミゼラブル』で描写したことでも知られる。 蜂起は数日で政府軍に鎮圧され、多くの死傷者・逮捕者を出した。 事件はフランスにおける社会改革や言論の自由をめぐる議論を喚起し、後の1848年革命への伏線ともなった。
1832年
1915年

デンマークで女性参政権を認める憲法改正。

デンマークで女性に参政権が認められる憲法改正が行われました。男女平等の選挙権が実現した歴史的な一歩です。
1915年6月5日、デンマーク王国は憲法改正を実施し、25歳以上の女性に普通選挙権を付与しました。これにより、男性と同様に国会下院(ファルティング)選挙に参加できるようになり、真の男女平等選挙が実現しました。改正案は国民投票で承認され、男女両方の高い賛成を得ました。女性参政権獲得に向けた婦人運動家や社会改革者の長年の努力が実を結ぶ形となりました。法改正後、女性の政治参加は急速に進み、議会や地方自治体における女性議員の登用が増加しました。これはデンマークの民主主義を深化させる重要な転機と評価されています。
1915年 女性参政権
1948年

国立国会図書館が旧赤坂離宮(現:迎賓館)を仮庁舎に開館。

旧赤坂離宮(現・迎賓館)を仮庁舎に国立国会図書館が開館し、国会の調査・研究を支援し始めた。
1948年6月5日、国立国会図書館は日本国憲法施行直後の国会調査研究機能を担うため、旧赤坂離宮を仮庁舎として開館しました。 同館は法令や行政資料、海外文献を収集し、議員や政府機関に提供する役割を果たしました。 迎賓館の宮殿風建築を利用しつつ、閲覧室や資料整理室の整備が急ピッチで進められました。 戦後混乱期における民主主義の知的基盤を支える機関として、重要な一歩となりました。 その後、図書館法制定とともに正式な国立図書館としての発展を遂げました。
1948年 国立国会図書館 迎賓館
1999年

米カリフォルニア州ロサンゼルスにおいて、『日系人部隊記念碑』の除幕式が執り行われる。

1999年6月5日、ロサンゼルスで日系人部隊を称える記念碑の除幕式が行われました。
1999年6月5日、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスにおいて『日系人部隊記念碑』の除幕式が執り行われました。 この記念碑は第二次世界大戦中に勇敢に戦った日系アメリカ人部隊の功績を称えるものです。 式典には元兵士や遺族、地元自治体の関係者、在米日系団体の代表などが出席しました。 戦時中の差別や収容所体験を乗り越えた彼らの歴史を後世に伝える重要な役割を果たしています。 記念碑は現在も市民や観光客に訪れられ、日系人コミュニティの誇りを象徴しています。
カリフォルニア州 ロサンゼルス 日系人部隊記念碑
2004年

ノエル・マメールが市長としてフランス国内で初の同性結婚を承認する。

フランスのノエル・マメール市長が国内で初めて同性カップルの結婚を承認しました。
2004年6月5日、フランス南西部のタルブ市長ノエル・マメールが同性カップルの婚姻申請を承認し、同性愛者の結婚を公式に認めた初の事例となりました。これに対し行政裁判所は法的根拠がないとして結婚証明書を無効としましたが、その後の議論を喚起しました。市長の決断はLGBTQ+の権利擁護を訴える運動の象徴となり、フランス国内外で大きな注目を集めました。最終的にフランスでは2013年に同性結婚が合法化され、マメールの行動はその先駆けとされています。政治と社会運動が交錯した歴史的な出来事です。
2004年 ノエル・マメール 同性結婚