1882年
嘉納治五郎が東京下谷稲荷の永昌寺に柔道場(後の講道館)を開く。
嘉納治五郎が講道館を開設し、柔道を体系化しました。武道としての教育と技術普及が始まった歴史的出来事です。
1882年6月5日、嘉納治五郎は東京下谷稲荷の永昌寺境内に講道館柔道場を創設しました。これが後の講道館であり、柔道発祥の地として位置づけられています。嘉納は柔術の技術を体系化し、「精力善用」「自他共栄」を理念に据えた新武道として柔道を確立しました。講道館では身体訓練だけでなく人格形成を重視し、教育機関としての側面も持ち合わせていました。その後、柔道は全国に普及し、1900年代初頭には国際的にも注目を集め、オリンピック競技として採用される足がかりとなりました。
1882年
嘉納治五郎
講道館