06月08日の誕生日 - 科学者・研究者

1625年

ジョバンニ・カッシーニ

(1625 - 1712)

天文学者

イタリア出身の天文学者。太陽系の観測で多くの成果を挙げ、特に土星の環の分裂部を発見した。

1625年に現在のイタリア・ペリナルドで生まれた。ガリレオ・ガリレイの弟子として活躍し、1671年にパリ天文台の設立に貢献した。土星の環にある「カッシーニの空隙」を発見し、その名を後世に残した。イアペトゥス、レア、テティス、ディオネなど複数の衛星を発見した。精密な星図の作成や子午線観測を行い、17世紀の天文学に大きく寄与した。 1712年に没し、その業績は現在でも天文学史に刻まれている。

1625年ジョバンニ・カッシーニ天文学者 1712年

1724年

ジョン・スミートン

(1724 - 1792)

土木工学者

イギリスの土木工学者で、近代土木工学の父と称される。

1724年にイングランドで生まれ、土木工学分野で先駆的な業績を挙げた。エディストーン・ライトハウスの設計・建設を成功させ、安全性を飛躍的に向上させた。水硬性セメントの研究により、海上構造物建設技術を革新した。運河や水車の建設にも関与し、産業革命を支えるインフラ整備に貢献した。 1792年に没し、その実践的研究は後の土木工学に大きな影響を与えた。

1724年ジョン・スミートン土木工学者 1792年

慶応元年5月15日

宮入慶之助

(1865 - 1946)

寄生虫学者

日本の寄生虫学者で、寄生虫学の研究と教育に貢献した。

宮入慶之助は1865年に生まれ、東京帝国大学医学部にて寄生虫学の講座を開設した。フィラリア症やマラリアなど熱帯病の研究に従事し、多くの論文を発表して衛生学の発展に寄与した。博士号取得後は後進の指導にも力を入れ、寄生虫学の教育体制確立に貢献した。1946年に没し、その業績は戦後の公衆衛生向上にも影響を与えた。

1865年慶応 5月15日宮入慶之助寄生虫学者 1946年

1876年

河合亀太郎

(1876 - 1959)

実業家・薬学博士

薬学博士として学問に携わりながら、実業家として医薬品業界の発展に貢献した人物。

河合亀太郎（1876-1959）は、日本の実業家・薬学博士です。薬学を学び博士号を取得後、製薬会社を創業して事業を拡大しました。学術的知見を活かした新薬開発や品質管理に注力し、日本の医薬品産業の基盤を築きました。さらに業界団体の要職を歴任し、後進の育成にも尽力しました。1959年に逝去するまで、薬学と経営の両面で高い評価を得続けました。

1876年河合亀太郎 1959年

1885年

土岐善麿

(1885 - 1980)

歌人、国語学者

歌人国語学者

歌人として豊かな情景描写を追求しながら、国語学の研究でも卓越した業績を残した学者・詩人。

土岐善麿（1885-1980）は、日本の歌人かつ国語学者です。豊かな情景描写と生活の機微を織り交ぜた短歌を多く創作しました。国語学の分野では古典文学の研究に従事し、言語文化の理解を深める論考を発表しました。学界と歌壇の橋渡し役として活躍し、後進の指導にも尽力しました。1980年に没するまで、詩学と学術研究の両面で高く評価されました。

1885年土岐善麿 1980年

1886年

今井登志喜

(1886 - 1950)

歴史学者

日本史の研究者として学術界に貢献し、歴史教育の発展に尽力した歴史学者。

今井登志喜（1886-1950）は、日本の歴史学者です。専門は日本古代史で、史料批判を重視した研究方法を導入しました。大学で教鞭をとり、多くの歴史学徒を育成しました。また、歴史教育の普及にも熱心に取り組み、一般向けの著作も手がけました。日本史研究の基盤強化に貢献し、1950年に逝去するまで学界で重きを成しました。

1886年今井登志喜歴史学者 1950年

1894年

近藤安次郎

(1894 - 1990)

法学者、学校法人徳島城南学園創始者

法学者学校法人徳島城南学園創始者

法学者として教育界に貢献し、学校法人徳島城南学園を創設した教育者・実業家。

近藤安次郎（1894-1990）は、日本の法学者であり、学校法人徳島城南学園の創始者です。大学で法学を教え、特に憲法や民法の研究で知られました。教育の普及と質の向上を目指して、徳島城南学園を設立し、学校運営に尽力しました。法教育の発展に寄与し、多くの法曹人材を輩出しました。1990年に逝去するまで、学界と教育界で高い評価を受けました。

近藤安次郎法学者学校法人徳島城南学園 1990年

1916年

フランシス・クリック

(1916 - 2004)

分子生物学者

イギリスの分子生物学者。DNAの二重らせん構造を提唱し、ノーベル賞を受賞した。

1916年にイギリスで生まれる。ジェームズ・ワトソンとともにDNAの二重らせん構造モデルを1962年に発表した。生物学の基礎を変革し、遺伝情報の複製機構解明に大きく貢献。後に神経科学や意識の研究にも関心を広げた。2004年に没し、その業績は生命科学の進歩に不可欠とされる。

フランシス・クリック分子生物学者 2004年

1918年

ジョン・D・ロバーツ

(1918 - 2016)

科学者

アメリカの化学者。NMR分光法の先駆者として知られる。

1928年に化学への興味を抱き、カリフォルニア大学バークレー校で学位を取得。有機化学におけるNMR分光法の研究で多くの革新的成果を残し、実験技法を発展させた。教育者としても後進の育成に力を注ぎ、数多くの教科書や論文を執筆。アメリカ化学会会長など学会活動でもリーダーシップを発揮。 2016年に98歳で逝去し、その業績は今日も化学研究の基盤となっている。

1918年ジョン・D・ロバーツ 2016年

1921年

清水好子

(1921 - 2004)

国文学者

日本の国文学者。古典文学の研究に専念した学界の重鎮。

日本古典文学を専門とし、特に平安時代の和歌や物語文学の研究で知られる。大学で教鞭を取り、多くの論文や著作を通じて後進の育成に貢献。学会活動にも積極的に参加し、国語学・文学研究の発展に尽力。その深い洞察と緻密な文献解析は現在も研究者に高く評価されている。 2004年に逝去。

清水好子国文学者 2004年

1929年

なだいなだ

(1929 - 2013)

医師、作家、評論家

医師作家評論家

日本の医師・作家・評論家。多彩な視点で社会を論じた。

精神科医として臨床を行う一方、エッセイや評論を通じて幅広いテーマを発信。映画や文学、宗教、性に関する著作を多数執筆し、独自の洞察で注目を集める。 1970年代以降、テレビや講演活動にも積極的に登場し、一般への理解を深めた。常に既成概念に挑戦し続ける姿勢は、多くのファンや読者を獲得。 2013年に逝去。

1929年なだいなだ医師作家評論家 2013年

1930年

ロバート・オーマン

数学者、経済学者

数学者経済学者

1930年ロバート・オーマン数学者経済学者