06月08日の誕生日 - 作家・文学者

1877年

窪田空穂

(1877 - 1967)

歌人

近代日本の歌人として活躍し、繊細な感性で自然や人間の機微を歌った。

窪田空穂（1877-1967）は、日本の歌人です。明治時代から昭和にかけて多くの短歌を発表し、自然の風景や心情を繊細な筆致で表現しました。独自の抒情性と深い洞察力で歌壇に新風を吹き込みました。文化活動にも積極的に携わり、多くの歌人に影響を与えました。1967年に逝去するまで、その詩情豊かな作品は広く愛され続けました。

1877年窪田空穂 1967年

1885年

土岐善麿

(1885 - 1980)

歌人、国語学者

歌人国語学者

歌人として豊かな情景描写を追求しながら、国語学の研究でも卓越した業績を残した学者・詩人。

土岐善麿（1885-1980）は、日本の歌人かつ国語学者です。豊かな情景描写と生活の機微を織り交ぜた短歌を多く創作しました。国語学の分野では古典文学の研究に従事し、言語文化の理解を深める論考を発表しました。学界と歌壇の橋渡し役として活躍し、後進の指導にも尽力しました。1980年に没するまで、詩学と学術研究の両面で高く評価されました。

1885年土岐善麿 1980年

1888年

千家元麿

(1888 - 1948)

詩人

独創的な詩風で知られ、近代日本詩壇に一石を投じた詩人。

千家元麿（1888-1948）は、日本の詩人です。自由詩や散文詩を通じて個人の内面や都市生活の断片を描き出し、従来の詩壇に新たな視点を持ち込みました。実験的な表現技法を採り入れ、詩の可能性を追求しました。また詩論や批評も執筆し、詩文化の発展に寄与しました。1948年に没するまで、その独自性は多くの詩人に影響を与えました。

1888年千家元麿詩人 1948年

1899年

丸山薫

(1899 - 1974)

詩人

日本の詩人。情感豊かな詩作で知られ、戦後詩壇で存在感を示した。

1899年に生まれ、戦後日本の詩壇で活躍した。若い頃より詩作に親しみ、日常の風景や心象を繊細に描写した。1950年代以降は複数の詩集を発表し、同時代の詩人に影響を与えた。1974年に没し、その作品は現在も研究・再評価されている。

1899年丸山薫詩人 1974年

1903年

知里幸恵

(1903 - 1922)

『アイヌ神謡集』の著者

日本の民俗学者・詩人。アイヌ民族の口承詩を集大成し『アイヌ神謡集』を刊行した。

1903年に東京で生まれる。幼少期よりアイヌ文化に関心を寄せ、北海道のアイヌ集落で調査を行った。1922年、19歳で『アイヌ神謡集』を編纂し、アイヌの神話や伝承を初めて体系的に記録した。その英訳をも企画し、世界にアイヌ文化を紹介する先駆けとなる。同年に急逝したが、その成果は民俗学・文学の両面で高く評価されている。

1903年知里幸恵アイヌ神謡集 1922年

1903年

マルグリット・ユルスナール

(1903 - 1987)

小説家

ベルギー生まれのフランス語圏小説家・エッセイスト。アカデミー・フランセーズ初の女性会員。

1903年にブリュッセルで生まれる。代表作に長編小説『ハドリアヌスの回想』があり、古代ローマを舞台に壮大な歴史叙事を描く。散文詩やエッセイも執筆し、その文体は緻密で美しい言葉遣いが特徴。1950年に『ハドリアヌスの回想』でグランプリ・ゴンクールを受賞。1980年にフランス学士院アカデミー・フランセーズ初の女性正会員として迎えられた。1987年に没し、フランス文学への多大な貢献が称えられている。

マルグリット・ユルスナール小説家 1987年

1910年

ジョン・W・キャンベル

(1910 - 1971)

小説家

アメリカのSF作家・編集者。黄金期SFを牽引した立役者。

1910年にアメリカで生まれる。『アスタウンディング』誌の編集長を務め、アシモフやハインラインらの新人を世に送り出した。自身も『Who Goes There?』などのSF短編を執筆し、実験的なアイデアを提示。明確なビジョンと鋭い編集方針で、1930～40年代のSF黄金時代を築いた。1971年に没し、その功績はSF界に今なお影響を与えている。

1910年ジョン・W・キャンベル小説家 1971年

1929年

なだいなだ

(1929 - 2013)

医師、作家、評論家

医師作家評論家

日本の医師・作家・評論家。多彩な視点で社会を論じた。

精神科医として臨床を行う一方、エッセイや評論を通じて幅広いテーマを発信。映画や文学、宗教、性に関する著作を多数執筆し、独自の洞察で注目を集める。 1970年代以降、テレビや講演活動にも積極的に登場し、一般への理解を深めた。常に既成概念に挑戦し続ける姿勢は、多くのファンや読者を獲得。 2013年に逝去。

1929年なだいなだ医師作家評論家 2013年

1947年

サラ・パレツキー

推理作家

アメリカの推理作家。女性探偵ヴィー・ワーシャウスキーシリーズで知られる。

サラ・パレツキーは1947年生まれの推理作家。シリーズ主人公ヴィー・ワーシャウスキーを描いた作品でミステリー界に新風を巻き起こし、フェミニズム的視点を取り入れたストーリーが特徴です。代表作に『痛すぎる真実』などがあります。

1947年サラ・パレツキー推理作家

1957年

スコット・アダムス

漫画家

アメリカの漫画家。ビジネス風刺漫画『Dilbert』の作者として知られる。

1957年アメリカ生まれ。スタンフォード大学卒業後、企業勤めを経て漫画制作を開始。 1989年に発表された『Dilbert』は企業風刺をテーマに世界中で人気を博す。風刺的なユーモアとシンプルな絵柄で、ビジネスパーソンの日常を描写。新聞やオンラインで広く掲載され、書籍化やアニメ化もされる。著書にビジネス書や自己啓発書があり、多彩な活動を展開。

1957年スコット・アダムス

1973年

富田睦子

歌人

日本の歌人。現代短歌の創作で注目を集めている。

1973年6月8日生まれの日本の歌人。日常の風景や感情を鋭い感性で短歌に詠みあげ、その作品は多くの読者を魅了。歌集を複数出版し、現代詩歌の分野で高い評価を得ている。短歌の朗読会やワークショップにも参加し、詩歌文化の普及に努めている。国内外の文学賞にもノミネートされるなど、国際的な評価も高い。

富田睦子

1981年

山田悠介

小説家

日本の小説家。ホラーやサスペンス作品を手がけ、多くのベストセラーを生み出した。

1981年6月8日生まれ。関西大学卒業後、2003年に「リアル鬼ごっこ」でデビュー。以降、「グロテスク」や「夏の庭」など多くのホラー作品を手がける。若者を中心に支持され、映画化や舞台化もされた。緻密なキャラクター描写とスリリングな展開が特徴。エッセイや小説の執筆でも活動の幅を広げている。国内外の文学賞候補に度々名前を連ねる。

山田悠介小説家