06月08日の命日 - 政治家・指導者

1042年

ハーデクヌーズ

(1018 - 1042)

デンマーク・イングランド王

デンマークとイングランドの王として両国を統治し、厳格な財政運営で知られた中世ヨーロッパの君主です。

ハーデクヌーズ（1018年生）は1035年にデンマーク王に即位し、1040年にはイングランド王にも挑戦しました。兄ハルドが没するとイングランド王として正式に統治を開始し、両国の均衡を図りました。彼は課税を重視し、王権強化のために厳格な財政政策を実施したことで知られます。 1042年6月8日に急逝し、イングランドではエドワード懺悔王が復位しました。その統治は北欧とイギリスの関係史に重要な足跡を残しました。

1042年ハーデクヌーズデンマークイングランド王 1018年

1376年

エドワード黒太子

(1330 - 1376)

イングランド王エドワード3世の王太子

エドワード3世の嫡男で、百年戦争で輝かしい戦果を挙げた『黒太子』の異名を持つ王太子です。

エドワード黒太子（1330年生）は百年戦争における英国軍の指導者として知られます。 1346年のクレシーの戦い、1356年のポワティエの戦いで大勝を収め、敵国フランスに打撃を与えました。彼の勇猛な戦いぶりと黒い鎧から『黒太子』の渾名が生まれました。内政面でも税制改革などに関与し、王位継承の準備を進めました。しかし1376年6月8日に病没し、息子リチャード2世が若くして王位を継ぎました。

1376年エドワード黒太子エドワード3世王太子 1330年

慶安4年4月20日

阿部重次

(1598 - 1651)

江戸幕府老中

江戸幕府の老中として幕政を支えた武将。

阿部重次（1598-1651）は江戸幕府の老中の一人として政務に携わった。徳川家光や徳川家綱の治世で要職を務め、藩政安定や財政管理に従事した。幕府の統治体制確立に貢献し、法令整備や幕政の基盤強化を推進した。領地管理や大名統制の施策にも関わり、幕府中枢の一翼を担った。没年は慶安4年（1651年）で、その跡を後継者に託した。

1651年慶安 4月20日阿部重次江戸幕府老中 1598年

慶安4年4月20日

徳川家光

(1604 - 1651)

江戸幕府第3代将軍

江戸幕府第3代将軍として幕政の基礎を固めた。

徳川家光（1604-1651）は徳川秀忠の三男として生まれ、1623年に江戸幕府第3代将軍を継承した。大名統制を強化する参勤交代制度を確立し、幕府の支配体制を安定させた。キリシタン弾圧を徹底し、国内の宗教統制を図った。元和偃武を提唱し、国内平和の維持と武士階級の統率に努めた。学問や儒教思想を奨励し、教育制度の整備にも関与した。没後も家光の政治体制は長く江戸幕府の安定を支える土台となった。

徳川家光将軍 1604年

慶安4年4月20日

堀田正盛

(1609 - 1651)

江戸幕府老中

江戸幕府の老中の一人として幕政に関与した武将。

堀田正盛（1609-1651）は江戸幕府の老中を務めた武将である。徳川家光期に登用され、幕府の政務一般や大名統制に携わった。財政改革や領地経営の監督にも従事し、幕政の安定化を支えた。その期間中、幕府内部の権力構造にも影響を与えたとされる。慶安4年（1651年）に没し、その業績は後の老中制度に引き継がれた。

堀田正盛 1609年

1701年

フィリップ1世

(1640 - 1701)

初代第3ブルボン・オルレアン家当主

ルイ13世の弟としてオルレアン公家を創建した王族。

フィリップ1世（1640-1701）はルイ13世の弟として生まれ、フランス王室の一員であった。1648年にオルレアン公に叙され、第3ブルボン・オルレアン家を創設した。宮廷で芸術や音楽の庇護者として知られ、文化活動を積極的に支援した。二度の結婚を通じてヨーロッパ各国の貴族と婚姻関係を結び、外交面でも影響を与えた。兄ルイ14世との関係は友好的で、王権下での地位を確立した。没後もオルレアン家はフランス史において重要な役割を果たした。

1701年フィリップ1世ブルボン・オルレアン家 1640年

1716年

ヨハン・ヴィルヘルム

(1658 - 1716)

プファルツ選帝侯

プファルツ選帝侯として領国文化を発展させた君主。

ヨハン・ヴィルヘルム（1658-1716）は1690年からプファルツ選帝侯として在位した。デュッセルドルフに宮廷を置き、バロック建築や美術を奨励した。多くの芸術家や学者を招致し、宮廷文化をヨーロッパ屈指のものとした。行政改革や都市整備を行い、領国の経済発展にも寄与した。プファルツ選帝侯家の権威を高め、後の統一運動の基礎を築いた。1716年に没し、その文化的遺産は長く称賛され続けた。

1716年ヨハン・ヴィルヘルムプファルツ選帝侯 1658年

享保13年5月1日

松平忠周

(1661 - 1728)

信濃国上田藩藩主

江戸時代中期の大名。信濃国上田藩主として藩政を担った。

松平忠周(まつだいらただちか)は1661年に生まれた。松平氏の分家筋として育ち、上田藩主を務めた。藩政を担い、領内の統治に尽力した。江戸幕府の大名として藩の安定に寄与した。享保13年(1728年)5月1日に没した。

1728年享保 5月1日松平忠周信濃国上田藩藩主 1661年

1795年

ルイ17世

(1785 - 1795)

フランス王太子

フランス王太子（ルイ17世）。フランス革命期に幼くして死去。

ルイ17世(ルイ・シャルル, 1785-1795)はフランス国王ルイ16世と王妃マリー・アントワネットの次男。父の処刑後、王位を継承するとされたが、実権は革命政府に掌握された。パリの牢獄で過酷な収容生活を送り、健康を害した。わずか10歳で投獄中に没し、謎に包まれた最期は多くの伝説を生んだ。 1795年6月8日に世を去った。

1795年ルイ17世王太子 1785年

1845年

アンドリュー・ジャクソン

(1767 - 1845)

第7代アメリカ合衆国大統領

アメリカ合衆国の第7代大統領を務めた政治家。ポピュリズムの先駆者として知られ、銀行戦争や先住民強制移住政策を推進した。

1767年にテネシー州で生まれ、貧しい開拓者の家系から成長した。法曹に進み、チャタヌーガの戦いなどで戦功を挙げた軍人として名を馳せた。 1829年から1837年まで第7代アメリカ合衆国大統領を2期務めた。在任中は中央銀行と対立する銀行戦争を展開し、インディアン強制移住法を成立させるなど強権的な政策を推進した。庶民の声を重視する「ジャクソニアン・デモクラシー」を打ち立て、現代の大統領権限の基盤を築いた。一方で先住民政策は多くの批判を受け、評価は賛否両論である。 1845年6月8日に没し、アメリカの政治史に大きな足跡を残した。

1845年アンドリュー・ジャクソンアメリカ合衆国大統領 1767年

1880年

マリア・アレクサンドロヴナ

(1824 - 1880)

ロシア皇帝アレクサンドル2世の皇后

ロシア皇帝アレクサンドル2世の皇后。本名マリー・ド・ヘッセン＝ダルムシュタット。

1824年にドイツの公女として生まれ、1841年にアレクサンドル2世と結婚し皇后となった。慈善活動や文化振興に力を注ぎ、病院や孤児院の設立を支援した。宮廷では芸術家や知識人を保護し、ロシア文化の発展に寄与した。政治面でも夫を支え、改革派としての側面を後押ししたとされる。 1880年6月8日に没し、プーシキン村のアルハンゲルスコエに眠る。

1880年マリア・アレクサンドロヴナロシア皇帝アレクサンドル2世 1824年

1917年

松平忠和

(1851 - 1917)

肥前国島原藩第13代藩主

江戸時代末期から明治時代初期の島原藩第13代藩主。藩政改革に尽力した。

1851年に肥前国島原藩で生まれ、第13代藩主を継承した。幕末の動乱期に藩政の安定と財政再建を目指し、藩校や農地改革などを推進した。1871年の版籍奉還後は華族に列せられ、旧領主として新政府との架け橋役を担った。旧藩士の救済や地域復興に努め、近代地方行政の礎を築いたとされる。歴史資料は限られるが地方史に名を残す存在である。1917年6月8日に逝去した。

1917年松平忠和肥前国島原藩藩主 1851年