06月11日の誕生日 - 科学者・研究者

1910年

ジャック＝イヴ・クストー

(1910 - 1997)

海洋学者

フランスの海洋学者・探検家。Aqua-Lung（自給式水中呼吸装置）を共同発明し、深海探検と海洋保護を推進した。

1910年にフランスで生まれ、海洋学者としての道を歩み始めた。第二次世界大戦後にはAqua-Lungを共同発明し、水中探検を可能にした。 1956年に公開したドキュメンタリー映画『沈黙の世界』は、海洋保護運動を世界に知らしめた。クストー協会(Cousteau Society)を設立し、海洋環境保全に取り組んだ。数多くの潜水船を用いた深海調査を行い、その成果は科学研究と教育に大きく貢献した。 1997年に逝去するまで、映像と研究を通じて海洋の素晴らしさと危機を伝え続けた。

1910年ジャック＝イヴ・クストー海洋学者 1997年

1922年

アーヴィング・ゴッフマン

(1922 - 1982)

社会学者

カナダ出身の社会学者。日常生活の『演技論』で知られる社会学の巨人。

1922年にカナダで生まれ、シカゴ大学で博士号を取得。『日常生活における自己呈示』(1956)で、個人の社会的行動を演劇になぞらえたドラマトゥルギー分析を提唱。『汚名』や『フレーム分析』など、多くの著作でステレオタイプや儀礼的行動を分析。ミクロ社会学の確立に寄与し、社会的相互作用の理解を深めた。 1982年に逝去し、その理論は今なお社会学研究の基礎を支えている。

1922年アーヴィング・ゴッフマン社会学者 1982年

1930年

阿部進

(1930 - 2017)

教育評論家

日本の教育評論家。教育改革や学校現場の課題に対して鋭い意見を発信した。

1930年に生まれ、教育現場の教師経験を経て評論活動を開始。新聞や雑誌、テレビ番組で教育制度や学力格差の問題を提起。著書を通じてカリキュラム改革や学習指導要領の見直しを主張。市民セミナーや講演会を通じて保護者や教員との対話を重視。 2017年に逝去し、その提言は現在も教育議論に影響を与えている。

1930年阿部進教育評論家 2017年

1934年

原ひろ子

(1934 - 2019)

人類学者

1934年生まれの日本の人類学者。文化と社会の関係を研究した。

1934年6月11日生まれ。日本の大学で人類学を学び、社会構造や文化的慣習の研究に従事した。学術論文や講演を通じて研究成果を発表し、学界に貢献した。女性研究者としてフィールドワークにも挑み、多様な視点から人間社会を探究した。 2019年に逝去し、その業績は今も人類学界に受け継がれている。

原ひろ子 2019年

1937年

ロビン・ウォレン

(1937 - 2024)

病理学者

オーストラリアの病理学者。ヘリコバクター・ピロリ菌の発見でノーベル生理学・医学賞を受賞。

1937年6月11日オーストラリア生まれ。胃潰瘍の原因となるヘリコバクター・ピロリ菌を発見し、その功績で2005年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。研究成果は消化器疾患の治療や診断法に革命をもたらし、世界中で臨床応用されている。医療安全性と患者ケアの改善にも尽力し、その影響は医学界に広く及んでいる。 2024年に逝去し、多大な功績を残した偉大な科学者として記憶されている。

1937年ロビン・ウォレン病理学者 2024年