06月29日の誕生日 - 作家・文学者

1798年

ジャコモ・レオパルディ

(1798 - 1837)

詩人、哲学者、文献学者

詩人哲学者文献学者

イタリアの詩人・哲学者・文献学者。幻想的な詩作で知られる。

ジャコモ・レオパルディ（1798-1837）は、イタリア・レッチェ生まれの詩人・哲学者。幼少期より多言語を修得し、古典文学への造詣が深かった。代表作『悲歌集』（Canti）は、個人の孤独や自然への瞑想を詩的に綴った作品群。哲学的思索を詩と散文で表現し、ニーチェをはじめ多くの思想家に影響を与えた。生涯を通じて体調を崩し続けたが、その苦悩を創作の糧とした。没後、その文献学的研究と詩作はイタリア文学史における至宝とされている。

1798年ジャコモ・レオパルディ詩人哲学者文献学者 1837年

1849年

オレーナ・プチールカ

(1849 - 1930)

作家、民族誌学者

作家民族誌学者

ウクライナの作家・民族誌学者。ウクライナ文化の紹介に貢献。

オレーナ・プチールカ（1849-1930）は、ウクライナの作家・民族誌学者。ウクライナ民間伝承や習俗の調査を行い、その成果を執筆・編集した。詩や小説だけでなく、民族学的研究書も多く手がけ、文化保存に尽力。娘の詩人レシア・ウクライーンカ（Lesya Ukrainka）の教育にも深く関与した。ウクライナ語の普及活動に参加し、女性作家としても先駆的存在とされた。晩年まで文芸・学術の両面で多彩な業績を残した。

1849年オレーナ・プチールカ民族誌学者 1930年

1900年

アントワーヌ・ド・サン＝テグジュペリ

(1900 - 1944)

作家、パイロット

作家パイロット

フランスの作家・パイロット。『星の王子さま』の作者であり、航空郵便の先駆者。

1900年にリヨン近郊で生まれ、若くして航空業界に身を投じる。エール・ポスト（航空郵便）パイロットとして世界各地を飛び回り、『夜間飛行』などの作品を著す。 1939年に第二次世界大戦に従軍し、戦時中も飛行任務に従事。 1943年に発表した『星の王子さま』は世界的ベストセラーとなる。 1944年、地中海上空で飛行中に行方不明となり、詩情あふれる人生を閉じた。

1900年アントワーヌ・ド・サン＝テグジュペリ作家パイロット 1944年

1905年

入江相政

(1905 - 1985)

侍従長、エッセイスト

侍従長エッセイスト

昭和天皇の侍従長を務めた官吏・エッセイスト。宮中に関する著作で知られる。

1905年に生まれ、東京大学法学部を卒業後、宮内省に入省。侍従次長、侍従長として昭和天皇の側近を務め、戦前・戦後の皇室行事に携わる。在任中に宮中秘話を綴ったエッセイや回想録を執筆。宮内庁改革にも関与し、皇室と国民の橋渡し役を果たす。 1985年に没し、宮内庁史研究の貴重な資料を残した。

1905年入江相政侍従長エッセイスト 1985年

1916年

小山正孝

(1916 - 2002)

詩人

日本の詩人。独特の感性とリズム感に富んだ詩作で知られる。

1916年東京で生まれる。詩人としてデビューし、情景を鮮やかに捉える作風で注目を浴びた。複数の詩集を刊行し、リズム感と深い洞察力を併せ持つ作品を展開。詩だけでなくエッセイも執筆し、文壇で幅広い活動を続けた。 2002年に逝去し、その詩は現在も多くの読者に影響を与えている。

1916年小山正孝詩人 2002年

1922年

清岡卓行

(1922 - 2006)

詩人、小説家

詩人小説家

日本の詩人・小説家。人間の内面を鋭く描く文才を持つ。

1922年に山口県で生まれる。詩人としてデビュー後、小説や評論も手がける文才を発揮。人間の孤独や郷愁をテーマにした詩作品で知られる。小説では日常の深層心理を描き、文壇で高い評価を得た。 2006年に逝去し、その多彩な創作は現在も読み継がれている。

1922年清岡卓行詩人小説家 2006年

1940年

朝間義隆

脚本家、映画監督

脚本家映画監督

脚本家としてドラマや映画の脚本を手掛け、映像作品の演出も行う映画監督。

朝間義隆（1940年生）は、日本の脚本家・映画監督。独自の視点で人間ドラマを描く脚本を多数執筆し、テレビドラマや映画で高い評価を得た。監督としても活動し、映像表現にこだわった作品を発表。物語と映像の融合を追求し、作品に深みを与える演出力を発揮した。近年は若手クリエイターの育成や、ワークショップの講師としても活躍している。

1940年朝間義隆脚本家映画監督