06月29日の命日 - 科学者・研究者

享保10年5月19日

新井白石

(1657 - 1725)

江戸幕府老中、儒学者

江戸幕府老中儒学者

江戸幕府の老中であり儒学者。政治改革や蘭学受容などを推進した知識人。

新井白石（1657年-1725年）は、江戸幕府の老中として幕政に深く関与した政治家である。享保の改革期にあって財政再建や人材登用制度の整備に尽力し、幕府の権威を高めた。儒学者としての側面も持ち、朱子学を基礎に歴史書『読史管見』や西洋事情を紹介した『西洋紀聞』を著した。これらの著作でオランダ経由の西洋知識を紹介し、蘭学の先駆けとなった。死後も学問と政治を融合させた知見が評価され続けている。

1725年 5月19日新井白石老中儒学者 1657年

1895年

トマス・ヘンリー・ハクスリー

(1825 - 1895)

生物学者

『種の起源』を擁護したイギリスの生物学者。進化論の普及に大きく貢献した。

1825年にイングランドで生まれる。 1850年代から博物学の研究を行い、海洋生物の解剖学で業績を積む。 1860年のダブリン講演で生物の進化を力強く支持し、『ダーウィンのブルドッグ』と称された。科学教育の普及や博物館設立にも尽力し、ヴィクトリア朝時代の科学界を牽引。 1895年にロンドンで没し、進化生物学の礎を築いた。

1895年トマス・ヘンリー・ハクスリー生物学者 1825年

1953年

幣原坦

(1870 - 1953)

歴史学者、教育者、官僚

歴史学者教育者官僚

歴史学者として活躍し、教育者・官僚として日本の学術と行政に貢献した人物。

1870年に生まれ、日本の歴史学者として研究活動を開始。専門分野の知見を教育の場で広め、多くの学生を育成。官僚としても活躍し、教育行政や文化政策の立案に携わった。学問と行政の両面で日本の文化・教育の発展に貢献。 1953年に逝去し、後世の研究者や教育者に影響を与え続けている。

1953年幣原坦歴史学者教育者官僚 1870年

2002年

オルヨハン・ダール

(1931 - 2002)

計算機科学者

ノルウェーの計算機科学者。オブジェクト指向プログラミングの先駆者として知られます。

1931年ノルウェーに生まれる。オスロ大学で研究を行い、Kristen NygaardとともにSimulaを開発。 Simulaは世界初のオブジェクト指向プログラミング言語とされ、後のC++やJavaに大きな影響を与えました。その業績により、数々の国際的賞を受賞し、計算機科学教育にも尽力。 2002年6月29日、逝去しました。

2002年オルヨハン・ダール 1931年

2016年

古川麒一郎

(1929 - 2016)

天文学者

日本の天文学者。天体観測や宇宙物理学の研究に従事した。

古川麒一郎は1929年に生まれ、日本の天文学者として活動しました。大学や研究機関に所属し、天体観測や宇宙物理学の理論研究を行いました。研究の傍ら後進の指導にも尽力し、多くの学生や若手研究者に影響を与えました。星間物質や銀河の形成過程など、幅広い分野で成果を残し、学会でも高く評価されました。 2016年6月29日に逝去し、その功績は天文学界において今も語り継がれています。

2016年古川麒一郎天文学者 1929年

2023年

クラレンス・バーロウ

(1945 - 2023)

作曲家

前衛的な作曲とコンピュータ音楽の研究で知られる作曲家・音楽理論家。

1945年にインドで生まれ、後にヨーロッパを拠点に活動を展開。構造主義的手法と電子音楽を融合させた独自の作風を確立。代表作に『Mantrajana』『Chiasm』などがあり、世界各地で演奏された。音楽理論研究にも力を注ぎ、大学教授として後進の育成にも貢献した。コンピュータ音楽の発展に大きく寄与した先駆者の一人である。

クラレンス・バーロウ 1945年