1862年

チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン(ルイス・キャロル)がヘンリー・ジョージ・リデルの娘3人と川遊びをする。その時にリデルの次女アリスの求めに応じドジソンの話した話が、後に手書き本『地下の国のアリス』(『不思議の国のアリス』の原型)となる。

ドジソンがリデル家のアリスらに物語を語り、『不思議の国のアリス』誕生のきっかけとなりました。
1862年7月4日、数学者のチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンは当時のオックスフォード大学学長ヘンリー・ジョージ・リデルの3人の娘とテムズ川沿いへボート遊びに出かけました。 その道中、次女アリス・リデルのリクエストに応えて即興で語った空想の物語が、後に手書き本『地下の国のアリス』としてまとめられました。 この物語には不思議な動物や風変わりなキャラクターが登場し、子どもたちに大きな驚きと喜びを与えました。 のちにリチャード・ワッツにより挿絵が加えられ、1865年の刊行版『不思議の国のアリス』へと発展。 文学史に残る傑作の礎が、この日の川遊びで誕生したことから、7月4日はアリスの日としても知られています。
1862年 ルイス・キャロル ヘンリー・ジョージ・リデル アリス 不思議の国のアリス
1865年

ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』が刊行される。

ルイス・キャロルによる児童文学の傑作『不思議の国のアリス』が刊行されました。
イギリスの数学者ルイス・キャロル(本名:チャールズ・ドジソン)が自身の創造した幻想的な物語をまとめ、1865年7月4日にMacmillan社から刊行。 ジョン・テニエルによる精緻な挿絵が加えられ、童話でありながら大人も魅了する独特の世界観が評価されました。 原題は『Alice’s Adventures Under Ground』を拡大したもので、出版後すぐにベストセラーとなり各国で翻訳。 本作は言葉遊びやパロディに満ち、ヴィクトリア朝の社会風刺や数学的言語構造が巧みに織り込まれています。 『不思議の国のアリス』はその後の児童文学やファンタジー作品に多大な影響を与え、今日まで世界中で愛され続けています。
1865年 不思議の国のアリス