寛政2年5月25日

会沢正志斎

(1782 - 1863)

水戸藩士、儒学者、経世家

水戸藩士 儒学者 経世家
幕末の儒学者・経世家。水戸学を発展させ、尊王攘夷思想を唱えた。
1782年に江戸で生まれた会沢正志斎は、水戸藩士として藩政や教育に深く関与しました。儒教倫理を基盤とした経世論を展開し、藩校弘道館の整備や後進の育成に尽力。代表作『新論』では政治・経済運営の理論を提示し、尊王攘夷の思想的支柱となりました。1863年に没し、その学説は明治維新期の国家体制形成に大きな影響を与えました。
1782年 寛政 5月25日 会沢正志斎 水戸藩士 儒学者 経世家 1863年
1795年

エルンスト・ハンプ

(1795 - 1880)

ドイツの薬剤師、植物学者

ドイツの薬剤師 植物学者
19世紀ドイツの薬剤師・植物学者。薬用植物の調査と分類で知られる。
1795年にドイツで生まれたハンプは、薬剤師としての専門知識を植物学研究に応用しました。ヨーロッパ各地を巡って薬用植物を調査し、多数の標本を収集して分類学に貢献。薬学と植物学の架け橋として研究を重ね、後進への資料提供を行いました。1880年に没し、その業績は薬用植物学の発展に大きな役割を果たしました。
1795年 エルンスト・ハンプ 薬剤師 1880年
1805年

ロバート・フィッツロイ

(1805 - 1865)

軍人

軍人
イギリス海軍軍人で、ビーグル号艦長としてダーウィンを陪伴。後に気象学の先駆者となった。
1805年にイングランドで生まれたフィッツロイは、1825年に王立海軍に入隊し、チャールズ・ダーウィンを乗せたビーグル号の艦長を務めました。航海中に得た気象観測結果をもとに、後年気象予報の基盤を築きます。1830年代以降は海軍気象報告制度の確立に尽力し、気象学の発展に寄与しました。1865年に逝去しました。
1805年 ロバート・フィッツロイ 軍人 1865年
1820年

ウィリアム・ランキン

(1820 - 1872)

物理学者、工学者

物理学者 工学者
スコットランドの物理学者・工学者。熱力学と蒸気機関研究の先駆者。
1820年にスコットランドで生まれたランキンは、蒸気機関の理論化と熱力学の体系構築に取り組みました。ランキンサイクルと呼ばれる熱機関効率解析や、ランキン温度尺度の考案で知られ、工学教育にも尽力しました。英国王立協会フェローにも選ばれ、多くの技術者を育成。1872年に逝去後も、その理論はエネルギー工学の基礎として継承されています。
1820年 ウィリアム・ランキン 物理学者 1872年
文政7年6月9日

本木昌造

(1824 - 1875)

通詞、日本の活版印刷の創始者

通詞 日本の活版印刷の創始者
幕末期の通詞で、欧米の活版印刷技術を日本に導入した先駆者。
長崎で通詞としてオランダ語や英語を習得し、海外の印刷機械を研究した。1870年代に木製活字を自作し、日本語活字の製造に成功した。最初の日本語活版印刷所を設立し、多くの書籍や洋書の出版を支援した。技術書や官報の印刷に携わり、明治維新後の情報流通の基盤を築いた。印刷技術の普及により日本の近代化に大きく貢献した。
1824年 文政 6月9日 本木昌造 通詞 1875年
1884年

清瀬一郎

(1884 - 1967)

政治家

政治家
日本の政治家・法学者。衆議院議長や文部大臣を歴任した。
1884年に東京で生まれ、東京帝国大学法科大学を卒業後、法学教授として活動した。1935年から1936年に文部大臣として教育改革を推進し、国民教育の充実に尽力した。戦後は民政党に所属し、1953年から1955年に衆議院議長を務めた。保守派の重鎮として政治場面で存在感を示し、議会運営に尽力した。1967年に没し、日本の立法制度の発展に貢献した。
1884年 清瀬一郎 1967年
1891年

ジョン・ノースロップ

(1891 - 1987)

生化学者

生化学者
アメリカの生化学者。酵素の結晶化研究により1946年にノーベル化学賞を受賞しました。
1891年にアメリカで生まれ、ハーバード大学で学びました。 酵素の結晶化と構造解析の研究を進め、ウイルスの結晶化にも成功しました。 1946年にジェームズ・サムナー、ウェンデル・スタンリーとともにノーベル化学賞を受賞。 ハーバード大学で長年教鞭を執り、多くの後進の指導と研究指針を示しました。 1987年に逝去、その功績は現代生化学の基礎を築いたと評価されています。
1891年 ジョン・ノースロップ 生化学者 1987年
1900年

山階芳麿

(1900 - 1989)

鳥類学者

鳥類学者
日本の鳥類学者。山階鳥類研究所の創設者として鳥類研究を牽引しました。
1900年に東京で誕生し、皇族の家系に育ちました。 1926年に皇籍を離れ、鳥類学の道へ進みました。 1932年に山階鳥類研究所を創立し、多くの野外調査と標本収集を主導。 アジア・オセアニア地域の鳥類分類と生態研究で国際的に知られる存在となりました。 1989年に没し、その業績は日本の鳥類学の礎として受け継がれています。
1900年 山階芳麿 1989年
1902年

(1902 - 1971)

三品彰英, 歴史学者

三品彰英, 歴史学者
日本の歴史学者。
1902年 三品彰英 歴史学者 1971年
1904年

エルンスト・マイヤー

(1904 - 2005)

生物学者

生物学者
ドイツ生まれの進化生物学者。生物種概念を提唱し、進化統合説の形成に大きく貢献しました。
1904年にドイツで生まれ、鳥類学の研究を通じて進化のメカニズムを探究。 1931年にアメリカへ移住し、ハーバード大学でキャリアを築きました。 『Systematics and the Origin of Species』(1942年)で生物種概念を明確化し、進化生物学の基礎を築く。 長年にわたり学術書を執筆し、遺伝学、地理的分化、分類学に関する理論的貢献を行いました。 2005年に101歳で没し、その業績は現代生物学に多大な影響を与え続けています。
1904年 エルンスト・マイヤー 生物学者 2005年
1909年

ハンス・ヴェーア

(1909 - 1981)

アラブ研究者

アラブ研究者
ドイツのアラブ研究者。現代アラビア語辞典の編纂で知られています。
1909年にドイツで生まれ、オリエンタル学を専攻。 主要著作『現代アラビア語辞典』(1952年)を編纂し、通称“ヴェーア辞典”として世界中で使用される。 ミュンスター大学や他の欧米大学でアラビア語教育と研究を推進。 辞書の編集理念は実用性と包括性を重視し、学術・実務双方のニーズに応えました。 1981年に没し、その辞書は今なおアラビア語学習者の必携書として高く評価されています。
1909年 ハンス・ヴェーア アラブ 研究者 1981年
1910年

ロバート・キング・マートン

(1910 - 2003)

社会学者

社会学者
アメリカの社会学者。合理的行為理論など、社会構造と個人行動の関係を探究した。
1910年にアメリカで生まれる。 機能主義的視点から社会秩序を分析し、自己成就的予言や役割理論など多くの概念を提唱した。 大学教授として長年にわたり社会学を教え、数々の著作を通じて学界に影響を与えた。 社会学的方法論の発展にも寄与し、30以上の著作を遺した。 2003年に93歳で亡くなった。
1910年 ロバート・キング・マートン 社会学者 2003年