07月09日の命日 - 科学者・研究者

1856年

アメデオ・アヴォガドロ

(1776 - 1856)

化学者

アボガドロの法則で知られるイタリアの化学者・物理学者。

1776年トリノ生まれ。分子論の先駆者として、気体の体積と粒子数の関係を示す法則を提唱。 1811年に発表した『気体の体積比に関する論文』で世界的に注目される。アボガドロ数の概念形成にも貢献し、現代化学の基礎を築いた。晩年は学界から距離を置いたが、その業績は後世に大きな影響を与えた。 1856年に没し、名前はアボガドロ定数として科学界に残る。

1856年アメデオ・アヴォガドロ化学者 1776年

1880年

ピエール・ポール・ブローカ

(1824 - 1880)

医師、解剖学者、人類学者、ブローカ野研究者

医師解剖学者人類学者ブローカ野研究者

フランスの医師・解剖学者で、言語中枢「ブローカ野」を発見し、失語症研究の基礎を築いた人物。

ピエール・ポール・ブローカは1824年フランス生まれの医師・解剖学者である。彼は脳の左側前部にある言語中枢を解剖学的に特定し、「ブローカ野」と名付けた。この発見は、言語機能と脳部位の関係を示す画期的な成果となった。また、人類学の分野でも多くの研究を行い、頭蓋骨の測定などで先史文化の解明に貢献した。彼の業績は神経学や心理学、言語学に大きな影響を与え続けている。

1880年ピエール・ポール・ブローカブローカ野 1824年

1883年

フィリッポ・パチーニ

(1812 - 1883)

解剖学者、コレラ菌発見者

解剖学者コレラ菌発見者

イタリアの解剖学者で、コレラ菌を初めて分離・特定した先駆的研究者。

フィリッポ・パチーニは1812年イタリアで生まれ、解剖学と微生物学の研究に従事した。 1854年、コレラ患者の腸液からコレラ菌を分離し、これがコレラの病原体であることを証明した。彼の研究は感染症の病原体同定という概念を確立し、近代微生物学の発展に大きく寄与した。医学界には当初否定的な見解もあったが、後の研究でその正当性が認められた。パチーニの功績は公衆衛生と感染症制御の基礎を築き、世界中の医学研究者に影響を与えている。

1883年フィリッポ・パチーニ英語版コレラ菌 1812年

1965年

ルイス・ハロルド・グレイ

(1905 - 1965)

物理学者、放射線生物学者

物理学者放射線生物学者

イギリスの物理学者・放射線生物学者。放射線の生物学的影響を研究した。

1905年に生まれ、1965年に没した。放射線の生体への影響を研究し、放射線量の測定単位「グレイ」に名を残した。放射線生物学の発展に大きく貢献した。実験的アプローチで細胞への損傷機構を解明した。研究成果は放射線治療や被曝評価に応用された。医療物理学や放射線防護の基礎理論を築いた。

1965年ルイス・ハロルド・グレイ 1905年

1974年

原仙作

(1908 - 1974)

英語教師、英文学者

英語教師英文学者

日本の英語教師・英文学者。教育と研究に従事した。

1908年に生まれ、1974年に没した。英語教育者として学校現場で教鞭を執り、多くの学生を指導した。英文学の研究者として文学作品の翻訳や批評を行った。英語教育方法論の発展に貢献した。執筆した教科書や論文は教育界で広く使用された。日本の英語教育史において重要な役割を果たした。

原仙作 1908年

1977年

藤木英雄

(1932 - 1977)

法学者

日本の法学者。民法や商法の研究で知られる。

1932年に生まれ、1977年に没した。大学で法学を教授し、民法や商法の研究に従事した。特に契約法や会社法の分野で多くの論文を発表した。実務家向けの解説書も執筆し、法律実務界で高く評価された。教育者としても後進の育成に尽力した。日本の法学界において有力な学者の一人とされる。

1977年藤木英雄法学者 1932年

1996年

大塚久雄

(1907 - 1996)

経済史研究者

日本の経済史研究者で、近代日本の財政や産業構造を解明する研究を行った。

1996年大塚久雄経済史研究者 1907年

1996年

島津忠秀

(1912 - 1996)

水産学者、切手収集家

水産学者切手収集家

水産学に携わり、日本の水産資源管理に貢献した学者。趣味の切手収集でも知られる。

1912年に生まれ、水産学者として沿岸生態や漁業資源の研究に取り組んだ。国内外の学会で研究成果を発表し、水産業の持続可能な発展に寄与した。切手収集家としても幅広いコレクションを築き、関連書籍や展示会で活躍した。学術と趣味の両面で多彩な活動を展開し、多くの研究者や愛好家に影響を与えた。 1996年7月9日に逝去。

島津忠秀水産学者切手 1912年

2002年

岩倉義男

(1914 - 2002)

高分子化学者

1914年生まれの高分子化学者。2002年に逝去。

岩倉義男高分子化学 1914年

2004年

永原慶二

(1922 - 2004)

歴史学者、一橋大学名誉教授、和光大学名誉教授

歴史学者一橋大学名誉教授和光大学名誉教授

日本の歴史学者。一橋大学名誉教授として多くの研究者を育成。和光大学名誉教授も務めた。

1922年生まれ。近現代史を専門とし、特に社会史の研究で知られる。一橋大学で長年教鞭をとり、多くの著書を刊行。和光大学教授としても後進の育成に貢献。国内外の学術交流を推進し、多くの研究プロジェクトを主導。 2004年7月9日に逝去。

2004年永原慶二一橋大学和光大学 1922年

2008年

デイヴィッド・オーズベル

(1918 - 2008)

心理学者

アメリカの心理学者。教育心理学と有意味学習理論の提唱者。

1918年生まれ。コロンビア大学で教育心理学を研究し、博士号を取得。「有意味学習」の概念を提唱し、先行オーガナイザー理論を発展。教室での効果的な学習方法に関する著作を数多く執筆。学習理論の実践的応用により教育現場に大きな影響を与えた。 2008年7月9日に逝去。

2008年デイヴィッド・オーズベル心理学者 1918年

2008年

工藤精一郎

(1922 - 2008)

ロシア文学者

日本のロシア文学研究者。翻訳や教育を通じてロシア文学の普及に尽力。

1922年生まれ。ロシア語文学を専門とし、多くの翻訳書を手掛ける。大学で教鞭をとり、ロシア文学の講義や研究を推進。国際学会での発表や研究交流に積極的に参加。邦訳版の質の高さが評価され、幅広い読者に支持される。 2008年7月9日に逝去。

工藤精一郎ロシア文学者 1922年