07月12日の誕生日 - 科学者・研究者

1794年

クリスティアン・パンダー

(1794 - 1865)

動物学者

ドイツの動物学者・発生学者。発生初期の胚葉理論を発見した先駆者。

1794年にプロイセン王国で生まれる。胚の発生過程を研究し、外胚葉・中胚葉・内胚葉の3胚葉説を提唱した。パンダー節として知られる耳下腺唾石器官の発見も行った。実験解剖学と組織学の手法を駆使し、発生生物学の基礎を築いた。 1865年に没するまで、多くの学生を育成し研究を指導した。

1794年クリスティアン・パンダー動物学者 1865年

1849年

ウイリアム・オスラー

(1849 - 1919)

医学者

カナダ出身の医学者。近代医学教育の父と称される。

1849年にカナダで生まれる。ジョンズ・ホプキンズ病院の設立に参加し、臨床教育の刷新を図った。『医学原理と臨床』を著し、実践的カリキュラムを世界に広めた。患者のベッドサイドでの診察重視やローテーション制度を導入した。医学教育の標準化と専門医制度の基礎を築いた。 1919年に没し、その業績は今日の医学教育に大きな影響を与えている。

1849年ウイリアム・オスラー医学者 1919年

1863年

パウル・ドルーデ

(1863 - 1906)

物理学者

ドイツの物理学者。電子論や光学分野における理論を確立。

1863年、ドイツに生まれる。フリードリッヒ・ドリューデモデルとして知られる自由電子モデルを提唱した。物質の電気伝導性や熱伝導性を理論的に説明したパイオニアである。光学的性質の研究でも重要な業績を残し、ドリューデ・ローレンツ理論を発展させた。ベルリン大学で教鞭を執り、多くの研究者を育成した。 1906年に逝去し、若くして世を去ったが、後世に大きな影響を与えた。

1863年パウル・ドルーデ物理学者 1906年

1879年

古武弥四郎

(1879 - 1968)

生化学者

日本の生化学者。

1879年古武弥四郎生化学 1968年

1895年

バックミンスター・フラー

(1895 - 1983)

建築家

アメリカの建築家・思想家・発明家。

バックミンスター・フラーはジオデシックドームの設計で知られるアメリカの建築家・思想家・発明家である。彼は建築とデザインを通じて持続可能な社会を目指す「デザインサイエンス」の概念を提唱した。代表作のジオデシックドームはその軽量構造と強度で注目を集め、世界中で採用された。また、ダイマクションカーや軽量住居のプロトタイプ開発にも取り組むなど、多岐にわたる発明を行った。その革新的なビジョンは現代の建築や環境デザインに大きな影響を与え続けている。

1895年バックミンスター・フラー建築家 1983年

1913年

ウィリス・ラム

(1913 - 2008)

物理学者

アメリカの物理学者、ノーベル物理学賞受賞者。

ウィリス・ラムは原子物理学の研究で知られるアメリカの物理学者である。 1947年にラムシフトを発見し、1955年にその功績によりノーベル物理学賞を受賞した。彼の研究は量子電磁力学の発展に大きく貢献し、現代物理学の基礎を築いた。カリフォルニア大学バークレー校で長年研究・教育に従事した。 2008年に惜しまれつつ世界を去ったが、その業績は高く評価され続けている。

1913年ウィリス・ラム 2008年

1922年

永原慶二

(1922 - 2004)

歴史学者

日本の歴史学者。京都大学で教鞭をとり、日本中世史の研究に努めた。

1922年、兵庫県に生まれる。京都大学文学部卒業後、同大学で教員となる。専門は日本中世史で、戦国時代や江戸初期の社会・文化を研究。著書に『戦国期の地域社会』や『江戸初期の国家形成』などがある。国内外の学会で研究発表を行い、日本史研究の発展に寄与。 2004年に逝去、享年82。

1922年永原慶二歴史学者 2004年

1928年

イライアス・コーリー

化学者

アメリカの有機化学者。1985年にノーベル化学賞を受賞した。

1928年、マサチューセッツ州に生まれる。ハーバード大学で博士号を取得後、同大学教授に就任。レトロシンセシス理論（逆合成）を確立し、有機合成化学に革命をもたらす。多数の天然物合成を成功させ、豊富な論文を発表。 1985年にノーベル化学賞を受賞。

1928年イライアス・コーリー化学者

1932年

西塚泰美

(1932 - 2004)

医学者、生化学者

医学者生化学者

日本の医学者・生化学者。タンパク質研究で国際的に評価された。

1932年に大阪府で生まれる。東京大学医学部を卒業後、生化学研究に従事。特にタンパク質の構造解析や酵素反応機構の解明で知られる。国内外の学会で多数の研究成果を発表し、高く評価された。後進の指導にも熱心で、多くの研究者を育成した。 2004年に逝去し、医学分野への貢献が記憶されている。

西塚泰美医学者生化学者 2004年

1935年

大村智

化学者

日本の化学者。寄生虫病治療薬の開発で2015年にノーベル医学生理学賞を受賞。

1935年に熊本県で生まれる。東京大学化学科を卒業後、微生物の研究に従事。土壌中の放線菌からイベルメクチンを発見し、寄生虫病の治療に革新をもたらした。 2015年に大村・ウッズらとともにノーベル医学生理学賞を受賞。アジアやアフリカでの感染症対策にも貢献し、世界保健に多大な影響を与えた。現在も研究者として後進の指導にあたっている。

1935年大村智化学者

1948年

上野千鶴子

社会学者

1948年7月12日生まれ。フェミニズム社会学の第一人者。

上野千鶴子は1948年7月12日生まれの社会学者です。東京大学大学院修士課程修了後、女性学やジェンダー研究に取り組み、日本のフェミニズム運動を牽引しました。代表的著書に『<ジェンダー鎖国>』などがあり、社会的マイノリティの問題提起でも知られます。大学教授として教育にも携わり、多くの後進を育成しています。

1948年上野千鶴子

1957年

森永卓郎

(1957 - 2025)

経済アナリスト、UFJ総合研究所研究員

経済アナリスト UFJ総合研究所研究員

日本の経済アナリスト。テレビや著書を通じてわかりやすく経済解説を行う。

1957年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、経済アナリストとして活動を開始。テレビ番組でコメンテーターを務め、一般向けに経済の現状を解説。 UFJ総合研究所（現・三菱UFJリサーチ&コンサルティング）の研究員としても活躍。著書に『経済のしくみ』など多数。政府の経済政策にも意見を発信。

森永卓郎経済アナリスト 2025年